67歳の父がトイレに入っている間に、父のスマホが鳴った。画面には町の医療センターの番号と「確認済み」の表示。病院からの大事な電話かもしれないと、投稿者は父の代わりに出た。ところが電話の向こうにいたのは、AIで作った偽の声で選挙の応援を呼びかける自動音声だった。そしてその日から、父のスマホは電話とメッセージで鳴りやまなくなる。
※注:電話の発信元として表示される番号は、かけてくる側が別の番号に見せかけることができる(なりすまし表示)。迷惑電話や詐欺電話でよく使われる手口で、実在する会社や病院の番号が表示されることもある。
何をやらかした?
📌 火曜日、トイレに入っている父(67歳)のスマホが鳴り、投稿者が代わりに出た。表示されていたのは町の医療センターの番号で、「確認済み」の印まで付いていた。ところが相手は、AIで作った偽の声による選挙の勧誘電話。その数時間後から父のスマホには同じような電話とメッセージが次々に届き、木曜日には着信がほとんど途切れなくなった。留守番電話は1日で満杯、ついにはリンゴ・スターの偽の声まで登場し、父は電話番号を変えるしかなさそうだという。
事の発端
トイレ中の父のスマホが鳴った
火曜日のこと。投稿者の父(67歳)がトイレに入っていると、父のスマホが鳴り出した。投稿者は、ちらりと画面に目をやった。
父のスマホは、確認の取れない番号や知らない番号からの電話は着信させない設定にしてある。それでも、迷惑電話がたまにすり抜けてくることはある。ただ、このときの表示はいつもと違った。発信元には「確認済み」の印が付いていて、番号は町の医療センターのものだったのだ。
「これは出て、父に渡さないと」
投稿者はとっさにこう思った。「やばい、これは出て父に渡さないと」。病院からの電話なら、大事な用件かもしれない。「今、本人に代わりますので」とひと言伝えるつもりで、投稿者は父の代わりに電話に出た。
やらかしの一部始終
電話の向こうにいたのは、人間ですらなかった
ところが、電話の向こうから聞こえてきたのは、ある候補者の選挙運動を宣伝する声だった。明らかにAIで作った偽の声(ディープフェイク)だ。
相手が生身の人間なら、まだ仕返しのしようもある。スマホに金属のボウルをかぶせて、そのボウルをスプーンでガンガン叩いてやるとか。でも向こうは人ですらないので、そんなお楽しみもない。
数時間後から始まった電話の嵐
しかも、どうやら出たのはその1回だけで十分だったらしい。投稿者は、父の番号が「この番号には本物の人間が出る。どんどんかけろ」というリストに載ってしまったのだろう、と見ている。
というのも、数時間もしないうちに、同じ番号からまた電話がかかってきたのだ。用件はやはり選挙の勧誘。父が切ると、すぐに次の電話。また次。さらに次。
電話だけではない。メッセージも山のように届き始めた。テーブルに置いたスマホは震えっぱなしで、まるで振動で動くおもちゃのように、テーブルの上を跳ね回るほどだった。
木曜日には「ほぼ鳴りっぱなし」
木曜日になると、父のスマホは鳴りやまなくなった。投稿者いわく「ほとんど文字どおり、一瞬も止まらない」。
一時は電話とメッセージがあまりに多く、着信を鳴らさない「おやすみモード」の設定まで突き破って鳴り出した。それも1度や2度ではない。留守番電話は、たった1日で満杯になった。
着信履歴を見ると、並んでいるのはほとんどが地元の診療所、法律事務所、工事業者、果てはレストランの番号だった。
リンゴ・スターまで選挙の応援に
どの電話も、近づく選挙についての留守電を残していく。声はどれも、明らかにAIで作った偽物だ。どこにでもいそうな普通の人の声もあれば、有名人の声もある。それも、本人なら絶対に応援しそうにない候補者を推しているらしい。
父のもとには、なんとリンゴ・スター(ビートルズのドラマー)の偽の声で、選挙の電話までかかってきたという。
その後
投稿者がこの話を書いている間にも、父のスマホには4本の電話がかかってきた。終わりはまったく見えない。
容赦なく押し寄せる迷惑電話に、父は電話番号を変えるしかなさそうだという。
投稿者による要約はこうだ。「病院から父への電話だと思って出たら、父の番号がリストに載ってしまい、今では選挙の自動音声電話が押し寄せている」。
コメント欄では「知らない番号には出ない」「人の電話には出ずに、かかってきたと伝えるだけでいい」というお説教から、AIの勧誘電話に一矢報いる方法まで、迷惑電話をめぐる体験談が次々に集まった。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
YouTubeに、AIの勧誘電話や詐欺電話に余計な指示をどんどん吹き込んで、相手に利用料を無駄に払わせながら堂々巡りにはめる人がいるんだよ。毒をもって毒を制す、ってやつ。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
キットボガでしょ。おばあちゃんのふりをして、詐欺電話の相手を何時間も電話口に引き留める動画で有名な人。あの人は伝説だよ。
3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
相手のAIに「句読点も声に出して読んで」「この文字が出たらアメリカの地名を言って」みたいな指示を混ぜるやつね。「ご要望は理解しました、コンマ、コンマ」と言い出して、だんだん壊れていくところで腹がよじれた。
4. やらかし名無しさん
本当に病院からの大事な電話なら、留守電に何か残してくれるはず。自分は知らない番号には出ないことにしてる。あと、人の電話には出ないこと。「さっき電話あったよ」って伝えるだけでいい。
5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
診療所によっては、あえて留守電を残さないところもあるよ。家族に知られたくない事情を抱えた患者さんもいるからね。うちのかかりつけでは年に1回の書類で、「留守電に病気のことを残していいか」「本人以外が出たら誰になら話していいか」まで聞かれる。
6. やらかし名無しさん(>>4への返信)
留守電を設定してない人とか、満杯のまま放っておく人に電話をかけたことがないんだな。しかも今回は、そのお父さんの留守電が1日で満杯になってるっていうね。
7. やらかし名無しさん
お父さんからしたら、敵なんかいなくても、こういう子どもが一人いれば十分だな(笑)
8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
いや、ここは投稿者をかばいたい。病院の番号で「確認済み」まで出てたら、自分だって出ちゃうよ。67歳の親あての病院からの電話かもしれないと思ったら、なかなか無視できない。
9. やらかし名無しさん
作り話だろ。着信が多すぎて「おやすみモード」が破られた? スマホはそんな仕組みにはなってないよ。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
いや、あり得るよ。iPhoneには「同じ相手から3分以内に2回目の着信があったら鳴らす」っていう設定がある。本当に急ぎで何度もかけてくる人を通すための機能で、1回きりの電話ならちゃんと静かなまま。同じ番号から立て続けにかかってくれば、すり抜けてもおかしくない。
11. やらかし名無しさん
アメリカなら、国の「電話勧誘お断りリスト」に番号を登録できるはず。今もちゃんと機能してるのかな。迷惑電話の業者がいちいち守るとは思えないけど、やらないよりはマシかも。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
残念だけど、あれは選挙の電話には効かないんだよ。政治関係の電話は、もともと対象外。いちばんしつこくかけてくる人たちが外れてるって、なんの冗談だよ。
13. やらかし名無しさん
カナダに住んでるけど、こんなに電話が来るなんて信じられない。迷惑電話なんて何週間も来てないよ。お父さんのスマホに、知らない番号からの電話を先に機械が受けて用件を聞いてくれる機能がないか、確かめてみて。メッセージも同じように振り分けられる機種が多いよ。
14. やらかし名無しさん
迷惑電話を振り分けるアプリを入れるか、番号を偽装した電話を弾いてくれる通信会社に乗り換えるか。あとは、誰も出なければ何か月かで落ち着くかもしれない。保証はできないけど。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
番号を拒否するのは、気休めにしかならないんだよね。番号は偽装されてるから、拒否した番号は実際の発信元と何の関係もない。しかも今回表示されてるのは、地元の診療所や法律事務所の実在する番号。片っ端から拒否したら、お父さんのかかりつけ医や薬局からの本物の電話まで届かなくなる。
16. やらかし名無しさん
その候補者の選挙事務所を調べて、文句を言ってやればいい。いっそ対立候補の陣営に、この話を持ち込むのもありだと思う。
17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
その候補者の陣営がかけてるとは限らないよ。対立する側が、相手の評判を落とすために名前を使ってる可能性だってある。
18. やらかし名無しさん
リンゴ・スターの声で選挙の応援電話って、もう何でもありだな。本人が聞いたら絶対怒るでしょ。お父さんがファンだったら、一瞬うれしくなっちゃいそうなのがまた悪質。
19. やらかし名無しさん
自分のスマホなのに、知らない誰かに乗っ取られてるみたいなもんだよな。番号を変えるにしても、病院や銀行や友達に全部知らせ直すのは本当に面倒。お父さん、お気の毒に。
20. やらかし名無しさん
昔、家の電話に勧誘がかかってきたら、コードレスの子機を階段から落として「うわあ、階段から落ちた!」と叫んだり、受話器にうるさい音楽を大音量で流したりしてたな。
21. やらかし名無しさん(>>20への返信)
元同僚がネット回線会社の電話サポートをしてたんだけど、本当に階段から落ちたお客さんがいたらしい。モデムを再起動しに下の階へ降りる途中で、電話口からドン、ドン、ドン、ドン……「いったぁ……」。救急車を呼びましょうかと聞いたら、「いえ、大丈夫です。階段から落ちただけなので」だって。
22. やらかし名無しさん
うちの祖母は、パソコンを遠隔操作させろという詐欺電話を本気で信じちゃったんだけど、パソコンが分からなすぎて4時間以上も相手を付き合わせた。最後は詐欺師のほうがキレて「月曜にまたかけます」と言って切ったらしい。結局かかってこなくて、祖母はパソコンに詳しい父に「マイクロソフトの人の件」で助けを求めた。父が履歴を見たら、「あいぴーあどれす とは」の検索が10回くらい残ってたって。
まとめ
病院の番号に「確認済み」の印まで出ていたら、親を気づかう子どもほど出てしまう。その一度の応答がきっかけだったのか、父のスマホは選挙の電話で鳴りやまなくなった。コメント欄では「知らない番号には出ない」という鉄則のほか、実在する病院の番号が偽装に使われるので拒否もしにくい、という厄介さが話題に。結局いちばん安全だったのは、「さっき病院から電話があったよ」と父に伝えるだけ、だったのかもしれない。

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