「目は見えないのに、口だけは絶好調に開いちゃった」——そんな自虐から始まる告白。生まれつき全盲の女性が、市のリハビリ用プールで、運動中の女性に「両腕だけで平行棒を歩いてみたら?」と元気にアドバイス。ところが相手は腕が片方しかない人だった……。しかもこの日、彼女はグミ(エディブル)でほろ酔いだったのです。
※注:エディブル=大麻成分入りのグミなどの食品。アメリカの一部の州では嗜好用として合法。
何をやらかした?
📌 全盲の投稿者が、リハビリプールで片腕の女性に「両腕だけで平行棒を歩いて!私、目が見えなくてもできるよ!」と励まし、相手を怒らせてしまった。挽回しようと名前の語源うんちくを披露するも、それも空振りに終わった話。
事の発端
ほろ酔いで向かったお気に入りのプール
投稿者は生まれつき全盲の女性。本人いわく「それ以外はわりと普通。ただし自分の足を思いっきり口に突っ込むとき(=余計なひと言で墓穴を掘るとき)を除けば」とのこと。この日、彼女は市内にあるお気に入りのプールに来ていました。リハビリ用に作られた施設で、段差で深さが何段階かに分かれていて、運動用の平行棒があちこちに設置されている。午後は地域の人も自由に使えて、とにかく美しくてリラックスできる場所なのだそうです。
大事な前置き「結構キメてました」
そしてもうひとつ、本人が正直に申告している大事な前提があります。プールに入る前、彼女はグミ(エディブル)を「結構な量」キメていた、と。つまり、心地よくふわふわした状態。夫とお姉さんも一緒で、三人でまったり水に浸かりながらおしゃべりを楽しむ、最高にのんびりした午後でした。この時点では、まだ何も起きていません。
やらかしの一部始終
「私、動くから知らせておくね」
そんなとき、近くで一人の女性が行ったり来たりし始めました。彼女は投稿者にぶつからないよう「これから周りを動き回るから知らせておくね、運動してるの」とわざわざ声をかけてくれた、親切な人です。さて、投稿者には密かな得意分野があります。それは「人を励まし、アドバイスすること」。ふわふわ気分も手伝って、彼女の中の世話焼きスイッチが全開になりました。
世界一名案のつもりで放った、最悪のひと言
そして彼女は、これ以上ないほど自信満々にこう言い放ちます。「ねえ!いいこと思いついた。平行棒を、脚を使わずに両腕だけで進むやつ、やったことある?棒を両手でつかんで、腕の力だけで歩くの!すっごく楽しいよ、絶対やってみて!」相手はピシャリと「それはできない」。投稿者は引き下がりません。「どうして?楽しいのに!ほら、私なんて目が見えなくたって余裕でできるんだから!」女性は明らかにムッとした声で、その理由を告げました。「私、腕が片方しかないの」。——プールの底に沈めてくれ、と投稿者は天を仰ぎます。目が見えない自分には、相手の腕が一本だなんて知りようがなかった。でも、それでもめちゃくちゃ気まずい。
その後
この絶望的な空気をどう挽回するか。投稿者がひねり出した「名案」は、なんと名前の語源うんちくでした。「ねえ、あなたの名前、セリアだよね?それって『空』を意味する言葉が由来じゃない?」相手いわく「絶対に違う」。しかし投稿者は引きません。後で調べたら自分が正しかったそうで、「セリア」は「天上の」という意味で、フランス語で空を指す ciel と同じ語源なのだとか。「ほら見なさいセリア、私だってちゃんと知ってるのよ!」と本人は心の中で勝ち誇るのでした。ちなみにこの話を聞いた全員——当のセリアさん本人も含めて——が「目が見えないんだから分かるわけないよ、気にしないで」と言ってくれたそうですが、本人は「それでも死ぬほど恥ずかしい。あんなの、どう立ち直れっていうの」と頭を抱えています。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
この投稿読んでるだけで、こっちまでグミ(エディブル)キメた気分になってきた。文章のふわふわ感が完全に伝わってくるんだけど。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
ようこそこちら側へ!おいしいよ。うちは夫が手作りしてるの。普段は寝る前に使うことが多いけど、たまに昼間にやると最高に楽しい。まあ、今回みたいなことは初めてだったけどね(笑)。
3. やらかし名無しさん
笑いが止まらない。恥ずかしい気持ちは分かるけど、もし私がセリアの立場なら、これ一生語り継ぐ鉄板ネタにするわ。むしろ感謝レベル。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
ほんとそれ。笑い飛ばせなかったのは完全にセリア側の問題でしょ。せっかく一生分の面白い思い出をプレゼントしてもらったのに、もったいない。
5. やらかし名無しさん
これはやらかしじゃないでしょ。ちゃんと「私目が見えないんだよ」って伝えてるんだから、本来は二人で大笑いするところ。セリアさん、ちょっと一緒にいると疲れるタイプっぽい。
6. やらかし名無しさん
だって相手の腕が一本しかないなんて、あなたには「見えない」んだから仕方ないって。もし見えてて言ったなら言語道断だけど、知りようがなかったんだから。あとで思いっきり笑っていい案件だよこれは。
7. やらかし名無しさん
前にIT系のサポートで働いてたとき、全盲の受付の人から電話を受けたことがある。それは知ってたのに、つい「画面の隅の『×』を探してください」って言っちゃって。「あの、私目が見えないんですけど」って返されて、永遠に感じる時間だけ縮こまったよ。すぐ駆けつけて直しに行きました。
8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
その「永遠に感じる沈黙」、めちゃくちゃ分かる。人間、知ってるのに口が勝手に動くときあるんだよね。誰にでもある。
9. やらかし名無しさん
昔、軍の学校で19歳のとき、特別支援のスポーツ大会で100人以上の選手のお世話係をしたんだ。仲間が、ある選手の見事なフットボールの投げっぷりを見て「すげえ、いい肩してるな!」って叫んだ。直後に俺が小声で「おい、あの人、腕一本しかないぞ」。逃げるように去っていった友達の顔、一生忘れない。十年以上前の記憶を掘り起こされたよ、ありがとう。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
「いい肩してる」の破壊力よ……。悪気がないからこそタチが悪いやつ。でもみんな一回はやってる気がする。
11. やらかし名無しさん
あなたなんてまだマシ。スマホを右手に持って運転してた女性に違反切符を切った警官の話、知ってる?その女性、右手が無かったんだって。目が見えてるはずの人がそれだから。
12. やらかし名無しさん
素朴な疑問なんだけど、エディブルをやりすぎると、目を閉じたときに見える光みたいなのって……全盲の人にも起きるものなの?前から気になってた。
13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
(投稿者)いい質問。私の場合、夢も含めて「映像」というものが一切ないから、目を閉じても何も変わらないんだよね。世界が音とにおいと手触りでできてる感じ。
14. やらかし名無しさん
読んでて思ったんだけど、二人ともパラ水泳の対象になれるよね。視覚障害クラスは真っ黒なゴーグルを着けて、ターンの直前に頭を棒で軽く叩いて知らせる合図があるの。年に数回、水泳大会の審判をする趣味があるから、つい考えちゃった。
15. やらかし名無しさん
タイトルを文字通りに受け取りすぎて、「目を開けようとしたら間違って口が開いた話」だと思って読み進めてたら全然違って、自分こそグミ食べたのかと思った。
16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
分かる、私も「いつ口が勝手に開くんだ」って待ち構えてた。「口を開く=喋る」だって最後まで気づかなかった。我々もたいがいだな。
17. やらかし名無しさん
ちょっと聞いていい?文章を読むときって、どうやってるの?気を悪くしたらごめん、純粋に知りたくて。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
(投稿者)全然OK。今どきのパソコンやスマホには画面の文字を音声に変換して読み上げてくれる機能が標準で入ってるの。さっきの語源も、それで調べてセリアに勝ち誇ったってわけ(笑)。
19. やらかし名無しさん
「美しい」って視覚だけのものじゃないからね。肌に当たる陽の光でも美しい一日を感じられるし、耳で聴く音楽だって、立ち上るライラックの香りだって、ちゃんと美しい。投稿者さんの世界の感じ方、すごく豊かだと思う。
20. やらかし名無しさん
それはリハビリ用のプールなんだよね?相手はつい最近腕を失ったばかりで、まだその現実と向き合ってる最中だったのかもしれない。だとしたら、ピリッとした反応も無理はないのかもね。
21. やらかし名無しさん(>>20への返信)
それを考えると胸が痛むな……。でも投稿者に悪気はゼロだったわけだし、お互いに「知らなかっただけ」の事故。誰も悪くない案件だと思う。
22. やらかし名無しさん
全盲+ほろ酔い+語源うんちくの三段コンボ、字面だけで最高すぎる。セリアさんは退屈そうな人だけど、あなたは一緒にいたら絶対に楽しい人だよ。胸を張って。
まとめ
「相手が見えない」状況だからこそ起きた、誰にも予測できないすれ違い。投稿者本人は死ぬほど恥ずかしがっていますが、海外の反応は「悪気ゼロの事故」「笑い飛ばせなかったセリア側の問題」と擁護一色で、似たような「うっかりひと言」体験談も続々。良かれと思った励ましが裏目に出る——目が見えても見えなくても、人間が口を滑らせる仕組みは案外みんな同じなのかもしれません。
