街に近い古い森で、100人を超える家族や友人に囲まれて結婚式を挙げた投稿者。式を取りしきったのは父、指輪を運んだのは愛犬のゴールデンレトリバーという、2人らしい気取らない一日だった。お開きが近づいたころ、妻と一緒に父のところへ行き、結婚を法的に成立させるための書類「婚姻許可証」への署名を頼む。父は即答した。「もちろん。で、どこにあるの?」。その書類を、誰も持っていなかった。
※注:米国では、式の前に2人で役所へ行って「婚姻許可証」を受け取っておき、式で司式者(式を執り行う人)と証人が署名したものを役所に戻すことで、法的に結婚が成立する(細かい決まりは州によって違う)。婚姻届を役所に出せば成立する日本とは、流れが違う。司式者は聖職者に限らず、資格を取った家族や友人が務めることも珍しくない。
何をやらかした?
📌 屋外に100人以上を招いて結婚式を挙げた投稿者が、お開きの間際、司式を務めた父に婚姻許可証への署名を頼んだ。返ってきたのは「どこにあるの?」。許可証は、式の前に2人で役所へ行って申請しておくもの。ところが投稿者は、司式者のほうが記入用の用紙を持っているのだと思い込んでいた。妻から許可証のことを100%任されていたのに、何も用意していなかった。
事の発端
結婚の決まりごとを聞く機会がなかった
投稿者は、まず自分の育ちから書き始めている。両親が離婚したのは、投稿者が1歳のとき。母は投稿者が3歳のときに再婚し、投稿者自身は、子ども時代を通して、ひとり親の父のもとで暮らしてきた。
結婚の細かい決まりごとを話してくれる家族が、身近にいなかった。冒頭の身の上話は、そう言っておくための前置きらしい。
妻からも、ひと言添えてほしいと頼まれたそうだ。2人とも、結婚式というものについてはほとんど何も知らない。そして婚姻許可証のことは、妻が投稿者に100%任せていた。
古い森で、100人を超える家族や友人と
式は先週の土曜日だった。何週間も続いたストレスと準備、その他もろもろを乗りこえて、いちばんの親友でもある人と結婚できる、魔法のような日がやって来た。
会場は、街に近い、古い森の残る敷地。屋外での式に、とりわけ親しい友人と家族が100人以上集まった。
司式は、投稿者の父に頼んだ。式は、これ以上ないほど気取らない、いかにも自分たちらしいものになったという。指輪の交換の場面では、投稿者の飼っているゴールデンレトリバーを呼んだ。犬は弾むように駆けおりてきて、2人に指輪を届けてくれた。
ここまでは、申し分のない一日だった。
やらかしの一部始終
父の即答「で、どこにあるの?」
パーティーも終わりに近づき、そろそろお開きというころ。投稿者と妻は父のところへ歩いていき、婚姻許可証に署名してほしいと頼んだ。
父は、間髪を入れずに答えた。
「ああ、もちろん。いつやるのかなと思っていたんだよ。で、どこにあるの?」
投稿者は、永遠にも思えるあいだ、父を見つめたまま固まっていた。それから、妻と2人で同じ言葉を口にした。
「待って、そっちが持ってるんだと思ってた」
司式者が「用紙の束」を持っているものだと思っていた
投稿者は、こう思い込んでいたのだという。司式者というのは、切り取って使うクーポン券のつづりのような、婚姻許可証の用紙の束を渡されていて、そこに自分で書き込むものなのだろう、と。
この思い込みは、完全に間違っていた。本当は、式の前に、妻と2人そろって役所へ出向いておかなければならなかったのだ。
投稿の最後に添えた要約には、こうある。「結局、自分が間抜けだった。司式者が誰でも彼でも好き勝手に結婚させてしまわないように、結婚する2人が式の前に出向いて、婚姻許可証を申請しておかなければならないのだ」。それを知ったのは、式もパーティーも終わるころだった。
その後
投稿によれば、2人は「今日このあと」、お互いの親だけを呼んで、2度目の式を挙げることになっている。役所に結婚を認めてもらうための、いわば書類のための式だ。
投稿者は、同じような境遇の人にこう呼びかけている。「人生の伴侶を見つけたけれど、結婚の細かい決まりごとを話してくれる家族がいなかった、という人へ。婚姻許可証は、必ず式の日より前に取っておいてほしい。そうしないと自分たちのように、法的な書類を済ませるために、親だけを呼んで裏庭で2度目の結婚式を挙げるはめになる」。
コメント欄には、妻本人も姿を見せた。式の当日、間違いに気づいたその場でも、2人はただ笑っていたそうだ。あとから許可証を取りに来る人はほかにもいるはずで、たいていは恥ずかしくて黙っているのだろうけれど、自分たちは笑いながら、会う人みんなに話している、とも書いている。
2人はすでに役所の窓口にも足を運んでいて、担当の男性からは「これを正直に白状した人は初めてだ」と言われたという。2度目の式を終えたという報告は、まだ書き込まれていない。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
妻です。ご心配なく。これ以上ないくらい私たちらしい出来事で、2人で大笑いしています。役所の担当の人には、これを正直に白状した人は初めてだと言われました(笑)
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
投稿者です。いちばん笑えたのは、最初に事情を話したとき、担当の人が吹き出してしまって、謝ってきたこと。こちらから「いえ、からかってもらってかまいません。それに、どう考えても笑える話なので」と、あらためて念を押すことになった。
3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
無事に結婚証明書を受け取ったら、自分みたいに車の後ろに1年以上置きっぱなしにしないようにね。そのあと車を売ってしまって、「もしかして、結婚証明書ごと売ったんじゃないか」と気づくことになるから。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
それ、法律のうえでは、車を買った人がいまのあなたの配偶者ということになるんじゃないかな(笑)
5. やらかし名無しさん
夫のおじが牧師で、私たちの式を執り行ってくれた。そのおじが、こういう手続きを前もって全部きっちり教えてくれたの。新郎新婦に任せきりにして、同じようなことになった経験があるからだって。書類への署名も、当日の朝、式が始まる前に全部済ませると言って譲らなかった。おじの経験からすると、この失敗はそこまで珍しいものじゃないみたい。準備することが山ほどある中で、許可証はいちばん簡単そうに見えるから、こうなるのもよく分かるよ。やらかしは、やらかしだけどね。
6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
投稿者の肩を持つと、うちも司式者が前もって教えてくれたから知っていただけなんだ。お父さんを責めるつもりはないけど、誰かに教わらなければ、仕組みを知らない人のほうが多いと思うよ。
7. やらかし名無しさん
あなたたちが最初じゃないよ。ただ、本来なら司式者のほうから説明しておくべきことだったとは思う。それでも、署名して提出しなきゃいけないと分かっていただけ立派だよ。式を挙げたあと、署名もされないまま期限が切れてしまった「未使用の許可証」だって見てきたからね。
8. やらかし名無しさん
意外と知られていないけど、結婚式を挙げることと、法律のうえで結婚することは別物なんだよ(少なくとも米国、というかワシントン州ではね)。結婚式は、結婚を祝いたいから、あるいは宗教上の理由で挙げるもの。あなたたちが済ませたのは、こっち。法律上の結婚のほうは、許可証を申請して、司式者と証人の立ち会いで書類に署名して、それを提出するだけ。式と署名をいっぺんにやることが多いけど、別々でもかまわないんだ。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
旅行先で式を挙げる人たちは、別々にやるのがほぼ当たり前だよ。法律上の手続きは、住んでいる土地で済ませるほうがずっと楽だから。許可証の申請だけじゃなくて、あとで証明書の写しが必要になったときもね。
10. やらかし名無しさん
許可証の話はひとまず置いておこう。それより、指輪を運んだゴールデンレトリバーの写真は無いの!?
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
妻です。写真はまだ先行分しか戻ってきていなくて、指輪を届けているところは無いんです。その代わりに、うちの子の写真を1枚どうぞ。(愛犬の写真が添えられていた)
12. やらかし名無しさん
うちも似たようなものだったよ! 夫も私も、計画を立てるのが苦手で。式の2日前になって、司式をしに車で駆けつけてくれた祖父に「許可証は、もちろん用意してあるんだろうね?」と聞かれて、2人で目を丸くしたまま黙り込んだ。口で「結婚します」と宣言すれば、それで済むものだと思っていたから。式の前日に役所へ行ったら、窓口の女性に日取りを聞かれて、胸を張って「明日です!」と答えた。返事は「いいえ、火曜日ですね」。こうして、正式な結婚記念日は式の数日あとの10月17日、私の母の誕生日になった。お母さん、おめでとう。誕生日プレゼントは義理の息子だよ。それでも、何もかもが、ばたばたなりに完璧だった。
13. やらかし名無しさん
まったく同じことをやったから、仲間がいるよと言いたくて。うちはウェディングプランナーまで付いていたし、両家の家族も「準備は全部できてる?」と何度も確かめてくれた。なのに、許可証を申請したかどうかは、文字どおり誰ひとり聞いてくれなかったんだ。しかも、続きがある。あとから許可証を受け取って、レストランの駐車場で司式者とあっさり落ち合ったら、親切にも、日付を実際の式の日にさかのぼって書いてくれた。2週間後に届いたのは、「許可証の発行より前に結婚することはできません」という不受理の通知。頭を抱えたよ。
14. やらかし名無しさん
うちは司式者が許可証の書き方を間違えて、式の3週間ほどあとに「受理できませんでした」という手紙が届いた。とても信心深い両家の家族は、私たちが3週間も、夫婦でもないのに一緒に暮らすという罪を重ねていたと知って、青ざめていたよ。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
なるほど、神様は人の心じゃなくて、その土地の役所の決まりのほうをご覧になっているわけだ。
16. やらかし名無しさん
「結婚 必要なもの」に自分たちの州の名前を付けて検索しなかった、というのが、ちょっと意外だな。
17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
妻です。そんなの、面白くないじゃないですか(笑)
18. やらかし名無しさん
元夫と私は、許可証を受け取ったその場で署名してしまったよ。卒業証書や出生証明書みたいな、もっと式典向きの立派な一枚が別にあるものだと思い込んでいて。あの許可証、壁に飾るような見た目じゃなかったから。ということは、私たちは結婚式の1週間くらい前に、法律のうえではもう結婚していたことになるね。
19. やらかし名無しさん
4年ほど前、親友の結婚式に出席した。先月の記念日に、2人は誓いの言葉をもう一度交わす式を開いた……と、私は思っていた。実は最初のとき、書類を出さずに式だけ挙げていたんだって。驚く私に、友人は「あれ、言ってなかったっけ?」。本人たちにとっては、わざわざ話すほどのことでもなかったらしい。
20. やらかし名無しさん
いやいや、ご両親の離婚と、婚姻許可証のことを知らなかったのとは、関係ないでしょ(笑)。言い訳としては惜しかったけどね。
21. やらかし名無しさん
私は、このやり方のほうがよかったんじゃないかと思う。家族だけで分かち合える、特別なひとときになるんだから。
22. やらかし名無しさん
人生でいちばん大切な人と、2回も結婚できるんだね。おめでとう! これからは結婚記念日も、年に2回お祝いできるよ。
まとめ
100人以上を招いた森の結婚式を終えてから、肝心の婚姻許可証を誰も用意していなかったと気づいた投稿者。海外の反応は、「うちも同じことをやった」「司式者に教わらなければ知らないまま」という体験談と、「式を挙げることと法律上の結婚は別物」という解説が中心で、「検索すれば分かったのでは」という声も混じった。当の2人は、式の当日からずっと笑い話にしている。裏庭で挙げるという2度目の式も、きっとこの2人らしい思い出になるのだろう。
元ソース: 婚姻許可証でやらかした話

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