数年前、投稿者は友人の家のトイレで小さな台を見つけた。便器の前に置いて足を乗せ、しゃがむ姿勢に近づけるための台である。試しに使ってみた投稿者は、そこで完全に人生観が変わってしまった。以来、便座に腰を下ろすことをやめる。台のない家では、便器そのものの上にしゃがんで乗り切る。そして先日、彼女の家で初めてその姿を目撃されることになった。
※注:欧米のトイレは腰かける洋式が基本で、そのぶん「しゃがむ姿勢を作るための足置き台」が健康グッズとして売られている。日本の和式トイレのように床にしゃがむ形式は、向こうではまず見かけない。また、日本ではおなじみの温水洗浄便座(ウォシュレット等)は、向こうでは「ビデ」と呼ばれる後付けの設備で、こだわる人が自分で取り付けるものという位置づけである。
何をやらかした?
📌 投稿者は数年前、友人宅で足置き台を体験して以来、便座に座って用を足すことをやめた。台のないトイレでは我慢するか、便器そのものの上に足を乗せてしゃがむ。そして彼女の家で初めてトイレを借りた日、台がないのでいつもどおり便器の上にしゃがんでいたところ、薬棚に用があった彼女が入ってきて目が合った。「これが人間本来の正しい姿勢なんだ」という必死の説明は、笑い転げる彼女に一言も届かなかった。
事の発端
友人宅のトイレにあった、見慣れない小さな台
数年前のことである。投稿者は友人の家でトイレを借りた。そこで、便器の足元に見慣れないものが置いてあるのに気づく。低いプラスチックの台で、便器の根元を囲むようにくぼんだ形をしていた。腰かけたまま両足を乗せると膝の位置が持ち上がり、しゃがんでいるときに近い角度になる、あれである。
欧米では健康グッズとして普通に流通している品だが、投稿者はそのとき初めて実物を見た。せっかくなので、少しもたつきながら足を乗せてみる。そして一分もしないうちに、彼は自分の常識を書き換えることになった。
「これまでの人生、中途半端だった」
本人の表現を借りるなら、それまでの自分のやり方は「中途半端」だった。台に足を乗せたたった一回で、投稿者の中の何かが完全に切り替わってしまったのである。それ以来、彼は便座に腰を下ろすことをやめた。
ただ、問題がひとつある。台はどこの家にもあるわけではない。旅行先にも、職場にも、たいていの友人宅にもない。そこで投稿者は、常人にはなかなか採用しがたい二択を自分に課した。台のないトイレでは、我慢する。それが無理なら、便器そのものの上にしゃがむ。便座に両足を乗せて、そのまま腰を落とす形である。数年のあいだ、彼はこの方法で日常を乗り切ってきた。
やらかしの一部始終
彼女の家に、台はなかった
そして先日、投稿者は付き合っている彼女の家で、初めてトイレを借りる日を迎えた。中に入って軽く見回し、彼はすぐに事態を把握する。台がない。温水洗浄の装備もない。彼女はまだ「目覚めていない」——本人は真顔でそう表現している。
だが問題はなかった。彼にはいつもの方法がある。ちょうど二人は別の部屋で一緒に番組を観ていたところで、途中で彼女がわざわざ来ることはないだろう。そう踏んで、彼は便座の上に両足を乗せ、慣れた姿勢を作った。
目が合った
彼女が入ってきたのは、まさにそのときである。番組に飽きたわけでも、様子を見に来たわけでもない。洗面台の上の薬棚から何かを取りたかっただけだった。そしてトイレのドアには、鍵がかかっていなかった。
目が合う。本人いわく、心臓が体から抜け落ちそうだったという。彼女の第一声は「何やってるの!?」だった。
投稿者は必死に説明した。これが人間本来の正しい姿勢なのだ、そう言われているのだ、と。だがその説明は一言も届かなかった。彼女はもう、笑いが止まらなくなっていたからである。
その後
笑いは長く続いた。投稿者が積み上げてきた理屈は、そのすべてが笑いの波に飲み込まれ、一つとして受理されなかった。理路整然と話そうとすればするほど、その体勢のまま語っているという事実が効いてくる。説得としては、これ以上ないほど不利な状況だった。
掲示板に書かれた投稿者の最後の一文は、こうである。「この関係、生き延びられますか?」
結論から言えば、その心配はほとんどいらなかった。海外の反応の大半が「彼女は引いているのではなく、単に面白がっているだけだから平気」という趣旨だったからである。ただし、誰も彼の想定した方向では心配していなかった。みんなが本気で案じていたのは、彼氏でも彼女でもなく、便器のほうだった。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
関係が続くかどうかより先に言いたいことがあります。便器の上にしゃがんで、しかもきちんと便器の中に収めきったんですよね。その一点だけは素直にすごいと思いました。バランス感覚が常人ではありません。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
ちなみにあの足置き台、メーカーの想定は「便座に座ったまま足を乗せる」なんです。座る姿勢を捨てさせるための道具ではありません。姿勢の理屈は正しく受け取ったのに、使い方だけ独自進化しているのが面白いところで。
3. やらかし名無しさん
まじめな話をします。洋式便器は中が空洞の陶器で、体重を支えるための構造物ではありません。一点に荷重がかかると普通に割れます。台の上に乗るのと便器の上に乗るのは、まったく別の行為だと思ってください。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
便座のほうも危ないですよ。あれは小さなプラスチックのネジ数本で留まっているだけです。毎回あの体重の乗せ方をしていたら、いつか片足が便器の中、片足が宙に浮いた状態になる日が来ます。
5. やらかし名無しさん(>>3への返信)
実際に空港のトイレで便器が割れて、乗っていた人が重傷を負った事故が報道されています。割れた陶器の断面は刃物とほぼ同じで、脚を深く切ると本当に危険です。詳しく調べるのはおすすめしません。
6. やらかし名無しさん
空港のトイレに「便座の上に立たないでください」の絵が貼ってあるの、ずっと誰向けなんだろうと思っていました。あなたのような人向けだったんですね。長年の疑問がこんな形で解けるとは思いませんでした。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
あれは主に、床にしゃがむ式のトイレで育った旅行者向けです。座る文化に慣れていない人が洋式を前にしてどうにもならなくなり、結果として便座の上に足を乗せてしまう。世界の半分くらいでは、しゃがむほうが標準なんですよ。
8. やらかし名無しさん
アジアやアフリカでは今も床にしゃがむ式が現役です。ちなみに日本には、床にしゃがむ昔ながらのトイレと、終わったらお湯でお尻を洗ってくれる最新式の便座が同じ国に共存しています。あの国だけ何周か先に行っている気がします。
9. やらかし名無しさん
命がけの体勢を取らなくても、上半身を前に倒して肘を膝に置くだけで、角度としてはほぼ同じことができます。これなら便器も割れませんし、恋人に見つかっても「考えごとをしていた」で押し通せます。
10. やらかし名無しさん
そもそもあの台、安いものなら1000円くらいで買えます。専用品でなくても、子ども用の踏み台でも高さは足ります。数千円をけちった結果、便器の破損と交際の危機を同時に抱えるのは、どう考えても割に合いません。
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
愛用者としては、台と温水洗浄便座の組み合わせが最強だと言わせてください。うちは全部のトイレをその構成にしています。ただし、これはあくまで座ったまま使う話です。便器の上に立つ話ではありません。
12. やらかし名無しさん
念のため書いておくと、姿勢の効果については「そう言われている」段階です。楽になったという人は確かに多いですが、誰にでも同じ効果が出ると断言できるほどの話ではありません。信仰にするのはやめておいたほうがいいと思います。
13. やらかし名無しさん
ここまで誰も指摘していない点をひとつ。なぜ鍵をかけないんですか。あなたが今回失ったものの大半は、鍵ひとつで守れたはずのものです。姿勢の議論をする前に、まずそこからだと思うのですが。
14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
逆に、トイレに気軽に人が入ってこられる関係って、けっこう健全ですよ。そこまで打ち解けているなら大丈夫です。ただ今回に限っては、その打ち解け具合が最悪の形で作用してしまいましたが。
15. やらかし名無しさん
前の職場のトイレで、一時期どこかの個室から妙に大きな物音がする時期がありました。何かが軋むような、体重が一気に移動したような音です。誰も正体を突き止められないまま数か月続いて、ある日ぱたりと止みました。この記事を読んで、あれが何だったのか二十年越しに分かった気がしています。そして、止んだ理由のほうは考えないことにします。
16. やらかし名無しさん
この話でいちばん好きなのは、見つかった直後に「これが人間本来の正しい姿勢なんだ」と真顔で説明を始めたところです。その体勢のまま学説を語られたら、誰だって笑うに決まっています。彼女は正しい反応をしました。
17. やらかし名無しさん
安心してください、笑っているうちは大丈夫です。本当にまずいときの人間は笑いません。彼女はドン引きしたのではなく、単純に面白かっただけです。あとは彼女がこの話を友人に何回するか、という問題が残るだけで。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
たぶん彼女がこれから先ずっと一緒にいてくれるとしても、その理由の何割かは観察です。動物園でいちばん人気の檻の前に立っている気分なんだと思います。それはそれで愛の一種ということにしておきましょう。
19. やらかし名無しさん
毎回そこまでの工夫が必要なら、まず食事内容を見直したほうが早いのでは。食物繊維と水分を増やせば、台も便器の上のしゃがみも要らなくなります。器具に投資する前に、野菜に投資してみてください。
20. やらかし名無しさん
私は完全にやめたわけではなく、調子が悪いときだけ床でしゃがむ式のトイレを探しています。あれは本当に楽です。ただ、見つからないからといって洋式の便器の上に登ろうとまでは思いませんでした。そこが分かれ道だったようです。
21. やらかし名無しさん
結論としては、関係のほうは心配いりません。心配なのは便器です。今回いちばん怖い思いをしたのは、あなたでも彼女でもなく、数年間ずっと人ひとりの全体重を乗せられ続けてきた各地の便器のほうだと思います。
まとめ
友人宅で足置き台に出会ってから、投稿者は座って用を足すことをやめた。台のないトイレでは便器の上にしゃがむという独自の解決策で数年を乗り切り、彼女の家でついにその現場を目撃される。「これが人間本来の正しい姿勢なんだ」という説明は、笑いの前に完全に無力だった。海外の反応は「笑っているうちは大丈夫」と交際についてはおおむね楽観的だったが、便器については全員が本気で心配していた。姿勢の理屈を信じるのは自由だが、乗ってよいのは台の上までである。
元スレッド: 最適な姿勢でトイレを使っているところを見つかってしまった


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