恋人と2日後にプエルトリコへ旅行。アメリカ国内扱いの行き先だからパスポートは要らない——投稿者はそう思い込んでいた。ところが出発直前、一緒に行く友人の何気ないひと言をきっかけに、財布の中の運転免許証が空港では通用しないものだと発覚する。慌てて役所に駆け込んだ投稿者を待っていたのは、さらに厄介な二つ目の壁だった。
※注:アメリカでは国内線に乗るときも、州が発行する運転免許証などの身分証が連邦の規格(通称リアルID)に対応している必要があるとされる。非対応の免許証しか持っていない場合は、パスポートなど別の身分証が必要になる。非対応の免許証には隅に「連邦用の身分証としては使えません」と印字されているのが目印。また、免許証の発行窓口は州の車両管理局(日本の運転免許センターに近い役所)、空港の保安検査は運輸保安庁(TSA)という連邦の組織が担当している。金額はすべて1ドル150円前後で換算。
何をやらかした?
📌 誕生日に運転免許証を更新したばかりの投稿者。ところがその免許証は空港で通用しない「連邦規格に非対応」のものだった。気づいたのは旅行の2日前。役所に駆け込んで手続き自体は通ったが、新しい免許証が郵送で届くのは14〜28日後。手元に残ったのは、保安検査で無効とされる紙の仮免許証だけだった。
事の発端
「パスポートは要らない旅行」のはずだった
投稿者と恋人が計画していたのは、2日後に出発するプエルトリコ旅行。プエルトリコはアメリカの自治領なので、本土からの移動は国内旅行の扱いになる。つまりパスポートは要らない。投稿者はパスポートを持っていないので、そこが今回の旅行のありがたいところでもあった。友人カップルも一緒の、4人旅である。
1か月前に免許証を更新したばかりだった
誕生日は1か月前。運転免許証の更新時期が来ていたので、投稿者はきちんと窓口に行って手続きを済ませていた。「今どき発行される身分証なんて、全部あの連邦規格に対応しているんだろう」——投稿者本人の言葉を借りれば「自分は道具箱の中でいちばん切れるクレヨンではない」ので、深く考えずにそう思い込んでいた。窓口の人からも特に何も言われなかった。少なくとも、そう記憶していた。
やらかしの一部始終
「リアルID、持ってる?」
出発2日前。一緒に行く友人のひとりが、何の気なしに聞いてきた。「そういえば二人とも、連邦規格対応の免許証は持ってるよね?」。投稿者は「たぶん持ってると思う」と答えた。そして念のため財布から免許証を抜き出して、上の隅に目をやった。そこには小さくこう書かれていた——「連邦用の身分証としては使えません」。
血の気が引いた。なぜ更新のとき窓口は聞いてくれなかったのか。いや、そもそもなぜ自分から確認しなかったのか。日本で言えば、飛行機に乗る当日になって身分証の有効期限が切れていることに気づくような感覚だろうか。ただし今回は、期限切れですらない。ちゃんと有効な、けれど空港では通用しない免許証である。
役所に駆け込んだら、次の壁が立っていた
投稿者はその足で車両管理局へ走った。幸い手続き自体はその場で通り、免許証は無事「連邦規格対応」に切り替わった。ここまでは良かった。だが窓口で渡されたのは、紙切れ一枚の仮の身分証だった。投稿者の州では、その場でカードを印刷してくれない。本物のカードは郵送で、届くまで14〜28日かかる。
飛行機は2日後に飛ぶ。そして保安検査を担当する連邦の組織の公式サイトには、はっきりこう書いてある。「紙の身分証は有効なものとして扱われません」。恋人はすっかり参ってしまい、投稿者自身も検査を通れるかどうか自信がなくなった。
その後
藁にもすがる思いで、投稿者は保安検査の自動音声案内に電話をかけた。聞き取れた内容をまとめると、どうやら45ドル(約7,000円)を払って追加の身分確認を受ければ、正規の身分証がなくても検査を通してもらえるらしい。本当にそれで大丈夫なのか——不安のまま、投稿者は掲示板に「誰か同じ目に遭った人はいませんか。自分はプエルトリコに行けるでしょうか」と書き込んだ。
集まった返信はほぼ全員が同じ結論だった。「その45ドルを払え。そして空港には早めに行け」。投稿者はその日のうちに手続きを済ませ、書き込みの末尾にこう追記している。「45ドルの追加身分確認、払ってきました」。ちなみに、この手続きの有効期間は10日間。滞在が10日を超えると、帰りの便のためにもう一度払うことになる。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
結論から言うと、45ドル払えば身分証なしでも通れる。ただし覚悟しておくべきは、別の場所に連れて行かれて質問攻めにされること、それと持ち物と身体をかなり念入りに調べられること。空港には搭乗時刻の3時間前には着いておいたほうがいい。あと、支払いは空港に着く前に済ませておくのが無難だ。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
補足しておくと、あの手続きが効くのは10日間だけだからね。滞在がそれより長くなるなら、帰りの分をもう一度払うことになる。旅費に7,000円が二回乗ると思っておいたほうがいい。
3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
うちの妻がついこの間まったく同じ状況になった。国内線なのに規格対応の免許証もパスポートも手元になくて、気づいたのは保安検査の列に並んでいる最中。その場で脇によけてもらって、書類を埋めて支払って、かかったのは数分。メールで確認番号が届くから、スマホでそのメールを開けるようにしておくのだけは忘れずに。
4. やらかし名無しさん
そもそも連邦規格に対応してるほうが標準であるべきだろう。非対応の免許証がほしい人だけがわざわざ申し出る、という仕組みでいいはずだ。この国の制度は本当に順番が逆になってる。
5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
まあパスポートを持ってる人にとってはそこまで深刻な話でもないんだよね。空港ではそっちを出せば済むから。困るのは、今回の投稿者みたいに「国内旅行しかしないからパスポートは要らない」と思って生きてきた人。
6. やらかし名無しさん
落ち着け。最悪のケースでも追加の身分確認を受けて、7,000円ちょっと払うだけだ。旅行が飛ぶわけじゃない。この2日間を胃を痛めて過ごすほどの話じゃないから、手続きを済ませたらもう忘れて荷造りしなさい。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
(投稿者)読みました、その通りにしてきました。みんな本当にありがとう。書き込む前は完全に頭が真っ白だったけど、支払いを済ませた今はだいぶ気持ちが軽くなった。
8. やらかし名無しさん
いちばん近いパスポートの即日発行窓口に行くという手もあるぞ。今後のことも考えたら、この機会に作ってしまうのは悪くない選択だと思う。パスポートは連邦発行の身分証だから、いざというとき二枚目の身分証として本当に強い。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
即日発行は基本的に「2週間以内に海外へ渡航する予定がある人」向けの制度だから、今回みたいに行き先が国内扱いだと対象にならない可能性が高い。落ち着いてから普通に申請するほうがいいと思う。
10. やらかし名無しさん
自分も同じ不満を書き込ませてほしい。少し前に免許証を更新したとき、規格対応にするかどうかなんて一言も聞かれなかった。おかげで出張のとき危うく飛行機に乗れなくなるところだった。あれ、聞かないほうが窓口としては早く終わるからなんじゃないか。
11. やらかし名無しさん
昔いろんな州の車両管理局に出入りする仕事をしてたんだけど、必須化される数か月前に窓口でこんなやり取りを何度聞いたか分からない。職員「連邦規格対応にしますか、追加料金がかかりますが」/客「それ、何かに要るんですか?」/職員「いえ、特には」。思い出すたびに血圧が上がる。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
その職員も悪気があったわけじゃなくて、上から「いずれ全員必要になります」という話が下りてきてなかっただけだと思う。制度の切り替えって、現場に情報が届くのがいつも最後なんだよな。
13. やらかし名無しさん
14〜28日も郵送待ちって、それ自体がなかなかの衝撃なんだが。うちの州は写真を撮ったあと10分ほど椅子で待っていれば、その場でカードを手渡してくれる。規格対応かどうかに関係なく即日だ。同じ国の話とは思えない。
14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
最近は窓口からカード印刷機を撤去する州が増えてるんだよ。印刷機や専用の用紙そのものが盗まれる事件が相次いだせいで、厳重に管理された中央の施設からまとめて郵送する方式に切り替わった。新しいクレジットカードが送られてくるのと同じ理屈だね。
15. やらかし名無しさん
自分もやった。パスポートを家に忘れて、手元には非対応の免許証だけ。しかも気づいたのは空港へ向かう車の中で、片道の帰りの便。保安検査の入口に貼ってあるQRコードを読み込んで、フォームを埋めて、政府に7,000円を送金して、受付の係員に領収画面を見せて終わり。追加の検査すらなかった。笑ってしまうほどあっさりだった。
16. やらかし名無しさん
1か月前にプエルトリコから帰ってきたばかりで、出発前はまったく同じ心配をしてた。結論、45ドル払って二次検査に回されるだけ。州発行の身分証さえ持っていれば普通に通してくれる。心置きなく楽しんできてほしい。
17. やらかし名無しさん
事前に払って、とにかく早めに空港へ。あと覚悟しておくと、そこで聞かれる質問がなかなか強烈だ。自分のときは住所を三つ読み上げられて「このうちどこに住んでいましたか」と聞かれた。正解は数十年前に一度だけ泊まった場所。なぜそれが記録に残っているのか、どこから出てきたのかもさっぱり分からなかった。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
ちなみに三つとも見覚えがなかったので勘で答えたら当たった。一問間違えたら代わりの質問を二つ出されて、そっちは正解。係員に「本人より、なりすましのほうが前の晩に予習してくる分よく答えられますよね」と言ってみたけど、まったく笑ってもらえなかった。
19. やらかし名無しさん
それと、これは大事なことだから言っておく。機内持ち込みの手荷物に爆発物を入れるのは絶対にやめておけ。保安検査はほぼ確実に見つけるし、その場で捨てさせられることになるからな。
20. やらかし名無しさん
厳しいことを言うようだけど、切り替えの猶予は何年もあったわけで、それを今まで放置していたのは擁護できないと思う。旅行の2日前になって慌てるくらいなら、更新のときに一度くらい自分の免許証を確認してもよかったんじゃないか。
21. やらかし名無しさん(>>20への返信)
全員が頻繁に飛行機に乗る生活をしてるわけじゃないからな。自分の周りには一度も飛行機に乗ったことがない人だって普通にいる。乗る予定がなければ、免許証の隅の小さな文字なんて一生読まないままだよ。
まとめ
更新したばかりの免許証が、空港では使えない種類のものだった——気づいたのは出発2日前。役所には間に合ったのに、カードが届くのは14〜28日後という二段構えの落とし穴だった。掲示板の反応は「7,000円払って早めに空港へ行け」でほぼ一致し、同じ失敗をした人の体験談が次々に集まった。制度の切り替えを教えてくれる人はどこにもいない、というのはどの国でも同じらしい。財布の中の身分証、最後にちゃんと見たのはいつだろうか。


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