「帰ってきたら捨てよう」——玄関の廊下に置いたゴミ袋にそう心の中で声をかけて、投稿者は家を出た。指の手術で数日だけ親戚の家に世話になる、そのつもりだった。ところが自分の部屋に戻れたのは、三週間近く経ってからである。しかもその間、街は記録的な猛暑のただ中にあった。夜、暗い部屋に荷物を下ろしたところで、視界の端を何かが横切った。
何をやらかした?
📌 指の手術で四、五日ほど家を空けるつもりが、経過が思わしくなく三週間近い不在に。出かける前に「帰ってから捨てればいい」と玄関の廊下に残したゴミ袋が、猛暑の室内でそのまま放置され続けた。夜に帰宅した投稿者を待っていたのは、部屋じゅうを飛び回るハエの大軍。しかも本人は、最初に部屋へ入った時点ではまったく気づいていなかった。
事の発端
四、五日で戻るはずだった
投稿者が家を空けたのは、指の小さな手術を受けるためだった。しばらく片手が思うように使えなくなるのは分かっていたので、術後は親戚の家に厄介になる段取りをつけてある。予定は長くても四、五日。持ち出した荷物も、その程度の量しか用意していなかった。要するに、本人の頭の中では「ちょっと出かけてくる」に近い外出だったわけである。
玄関に置いたままの袋、ひとつ
出がけ、玄関側の廊下に置いてあるゴミ袋が目に入った。口はもう縛ってあって、あとは外に出すだけの状態。ドアを開けるついでに片手でつかめば、それで終わる作業だった。それでも投稿者は、その一手間を先送りにした。「帰ってきたら捨てればいい」。四、五日ならそれで何の問題もない——というのは、本当に四、五日で帰れていたなら、たしかにその通りだったのだ。
やらかしの一部始終
三週間後、暗い部屋に帰る
手術は思っていたほど型どおりには進まなかった。詳しい経緯は本人も多くを書いていないが、結果として自宅を離れる期間はずるずると延び、気づけば三週間近くが過ぎていた。そしてその期間、街はちょうど猛暑に見舞われていた。帰宅したのは夜。外はすでに真っ暗である。まっすぐ居間へ入り、荷物を床に下ろす。そこで一匹のハエが目に入った。まあ一匹くらいはいるだろう、と手で叩いて仕留める。ところが、すぐにもう一匹が飛んでいる。
廊下の電気をつけた瞬間
そこで庭に出るガラス戸に目をやると、少なくとも五匹がこちらを向いて止まっていた。妙だとは思ったが、まだ何も繋がらない。ガラスが記憶よりずいぶん汚れていることにも「変だな」で済ませてしまった。そして玄関側の廊下へ行き、電気のスイッチを入れる。そこにいたのは、そこかしこを飛び回るハエの大軍だった。発生源は考えるまでもない。三週間前の自分が「帰ってから捨てよう」と置いていった、あの袋である。本人がいちばん腑に落ちないのは、最初に部屋へ入ったときになぜ気づかなかったのかという点だそうだ。羽音がほとんどしていなかったこと、そして部屋を見回すという発想が浮かばなかったことくらいしか、心当たりがないという。
その後
腹立たしさと、まだ完全には動かない指を抱えたまま、投稿者はまず問題の袋を外へ運び出した。この作業がこの日いちばんきつかった、と本人も認めている。そこからは部屋じゅうを叩いて回る作業である。自分で仕留めたぶんだけで、数えて約三十五匹。さらに家のあちこちでは、クモたちが捕まえて溜め込んでいたぶんが二十匹ほどあった。「もうクモは二度と殺さない」というのが、この一件で得た最大の学びだったらしい。翌日には薬剤を家じゅうにまいたが、それでもぽつぽつと生き残りが出てくる。掃除しなければならない箇所も相当な量になった。壁(とくに袋のすぐ横)、台所、扉、そして庭に出るガラス戸。叩いたときに自分でつけてしまった跡も、当然そこに上乗せされる。唯一の収穫は、生まれたばかりの小さい個体は掃除機で吸えばあっさり片づくと分かったことだった。ただし回復途中の指にとっては、その掃除機がけがいちばんこたえたという。投稿者の総括はこうだ。「総合評価は0点、まったくおすすめしない。もう二度とゴミ出しを後回しにしない」。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
こういうのは誰にでも一度はあることです。まあ私は筋金入りの潔癖症なので絶対にやりませんが、私以外の人類全員にはあることです。心中お察しします。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
昔住んでいた家では、夏になると毎年決まって「ハエの日」がありました。在宅で仕事をしていた頃、朝下に降りると台所が埋まっている。ゴミは普通に出していたし、前日まで一匹もいなかったんですよ。網戸も全部きちんとしていたし、玄関も囲いのあるポーチを通ってから入る造りだった。あの家は取り憑かれていたと思います。引っ越してからは一度も起きていません。
3. やらかし名無しさん(>>2への返信)
それ、木の窓枠が犯人かもしれません。古い木枠は内側に隙間があって、ハエがそこで冬眠のような状態のまま冬を越すんです。で、夏の最初の暑い日に一斉に出てくる。私が住んでいた南向きの集合住宅がまさにそれで、毎年ひと晩で数百匹が湧いていました。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
それは集団で越冬するタイプのハエ(クラスターフライと呼ばれています)ですね。季節の変わり目にまとめて出てくるので、心当たりのない人ほど気味悪がる。原因が分かったところで腹立たしさは一ミリも減らないのが厄介なところです。
5. やらかし名無しさん
昔から注意力が散りやすい性分でして、大人になってからずっと「あとでやろう」に殴られ続けています。あれは悪魔のささやきですよ。口に出した瞬間、その用事は永久に発生しないと思っておいたほうがいい。
6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
「あとでやろう」の何が恐ろしいって、言っている本人がその瞬間は本気で「あとでやる」と信じている点ですよね。嘘をついている自覚がないから防ぎようがない。「帰ってきたら捨てよう」の一言は、そのへんの悪霊よりよっぽど多くの惨劇を生んでいると思います。
7. やらかし名無しさん
掃除機で吸ったのは正解ですが、紙パックは早めに交換してください。放っておくと袋の中で次の世代が育って、しれっと続編が始まります。せっかく片づけたのに第二話に突入した人を、私は何人も見てきました。
8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
経験者から一言。吸い込んだあと中身を捨て忘れると、五日後にもっと大きな問題として返ってきます。自分で自分の首を絞めた結果、私は掃除機を一台まるごと手放すことになりました。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
投稿者です。吸ったときは小さいのしか見当たりませんでしたが、念のためすぐに中身は空にしました。そちらの掃除機のことは本当にお気の毒です……あれは地獄だったでしょうね。
10. やらかし名無しさん
片手がろくに使えない状態で害虫駆除ハードモードに突入したの、本当にお疲れさまでした。そしてクモにきちんと感謝しているのがいい。あの子たちは完全にあなたのために戦っていた。「ゴミは早めに出しましょう」の啓発文として、これまで読んだ中でいちばん効きます。
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
ハエが増殖するホラー映画と、クモが大量に出てくるパニック映画を、一人で同時上映してしまった感じですね。しかも留守中にクモたちが勝手に害虫駆除業を立ち上げていたという落ちまで付いている。
12. やらかし名無しさん
学生の頃の記憶が呼び起こされてしまった。年末に「明日の朝やろう」と思って置いていったゴミ箱が、休み明けに戻ったら完全に巣窟になっていました。あのときもクモが無給で働いてくれていた。害虫駆除会社の実習生みたいなものです。
13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
無給の実習生、言い得て妙すぎる。家賃も払わず住み着いているように見えて、実際はいちばん働いている住人なんですよね。私も見かけたら潰さずに外へ逃がすだけにしています。
14. やらかし名無しさん
厳しいことを言うようですが、なぜ出かける前に捨てないんでしょうか。口を縛ってあるなら、玄関を出るついでに手に持てば済む話です。数日の予定であっても、家を空けるなら生ゴミは残さない。そこは基本だと思いますよ。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
正論なんですが、その「ついでに手に持てば済む一手間」を人間は驚くほど飛ばすんですよ。私も鍵を閉めたあとで袋を思い出して、開け直すのが面倒でそのまま出かけたことがあります。完全に同じ穴のむじなです。
16. やらかし名無しさん
猛暑だったというのが致命的でしたね。気温が高いとハエは卵から成虫まで一週間ちょっとで到達するので、三週間もあれば世代が二回、下手をすると三回まわっています。三十五匹で済んだのは、むしろ運が良かったほうだと思います。
17. やらかし名無しさん
今後の対策としては、生ゴミを小袋にまとめて冷凍庫に入れておくのがいちばん確実です。においも出ませんし、当然わきません。収集日に出すときだけ取り出せばいい。特に家を空ける前にはおすすめします。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
冷凍庫の話、半信半疑で始めたら本当に効きました。夏場は台所のにおいの元がほぼ消えます。場所は多少取りますが、今回みたいな事態の後始末に比べたら安いものでしょう。
19. やらかし名無しさん
グリム童話に「勇ましいちびの仕立て屋」という話があります。ハエを一度に七匹叩き落としたことを手柄にして、それを帯に縫い付けて旅に出る男の話です。三十五匹なら、その帯を五本作れる計算ですね。堂々と名乗っていい。
20. やらかし名無しさん
一週間の旅行から帰ったら台所が同じ状態になっていた者です。原因は三角コーナーに残した果物の皮ひとつだけ。それでも足の踏み場がなくなるので、量の問題ではないんですよ。ゴミ袋を丸ごと残して三週間なら、よくその程度で済んだと思います。
21. やらかし名無しさん
掃除の順番だけ補足させてください。薬剤を先にまくより、まず発生源を外に出して窓を開けきるほうがずっと効きます。壁の汚れは乾く前なら水拭きで落ちますが、乾いてしまうと固まって残るので、気づいた日のうちにやってしまうのが正解です。
まとめ
口を縛った袋を玄関に置いたまま、たった一手間を先送りにしただけ。それが三週間の不在と猛暑に掛け算されて、帰宅初日の夜が害虫駆除の現場に変わった。コメント欄は「あとでやろうは悪魔のささやき」と笑う組、同じ失敗を告白する組、冷凍庫や換気の具体策を出す組に分かれ、最後はそろって留守番をしていたクモに礼を言う流れになっていた。今夜、玄関に置きっぱなしの袋を思い出した人は、たぶん今のうちに出したほうがいい。
元スレッド: ゴミは「あとで」捨てようと決めてしまった

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