「アルバート・クロス・プーリー・スクールをご利用のみなさま——」猛暑9時間勤務の17歳が場内に流したもの

「アルバート・クロス・プーリー・スクールをご利用のみなさま——」猛暑9時間勤務の17歳が場内に流したもの 職場

「本日はご利用ありがとうございました。当プールはまもなく閉場いたします」——たったこれだけの放送を、17歳の彼女は最後まで言えなかった。猛暑警報の出た日に12時から21時までの9時間勤務、前の晩の睡眠は5時間。疲れ切った頭で握ったマイクは、その日いちばんの事故現場になる。しかも本当の悲劇は、名前を噛んだことではなく、その直後の30秒間だった。

※注:米国の屋外プールでは、監視員(ライフガード)は高校生・大学生の夏の定番アルバイト。閉場時刻になると監視員の誰かがマイクを取り、場内放送で「まもなく閉場です」と呼びかけるのが決まりになっている。

何をやらかした?

📌 猛暑警報の中で9時間働いた17歳の監視員が、閉場の場内放送でプールの名前を前後逆に読み上げ、さらにマイクを切り忘れて監視員10人の爆笑を30秒間流し続けた。正式名称は「アルバート・クロス・スクーリー・プール」。彼女の口から出たのは「アルバート・クロス・プーリー・スクール」。日本語でいえば「市民プール」を「プール市民」と読み上げたようなもので、言葉としては何も成立していない。

事の発端

猛暑警報の日の、12時から21時までの9時間

投稿者は17歳の女性。夏のあいだ、地元の屋外プールで監視員として働いている。それに加えてピアノを教えるアルバイトも掛け持ちし、合間にジムにも通い、友達とも遊ぶ。10代の体力と時間の使い方としては、なかなかの詰め込みぶりだ。

問題の日は、12時から21時までの9時間シフトだった。前の晩の睡眠は5時間ほど。おまけに彼女の住む地域には猛暑警報が出ていた。屋根のない屋外プールで、日差しと水面の照り返しを9時間浴び続ける。21時が近づく頃には、同僚も含めて全員が汗だくで、暑さと疲れで頭が働かない状態になっていた。

「スクーリー・プール」という名前

プールの正式名称は「アルバート・クロス・スクーリー・プール」。頭の2語は投稿者が伏せた仮の名前だが、後ろの「スクーリー・プール」の部分はこの話の肝なのでそのまま書く、と本人が断りを入れている。

閉場のアナウンスでは、この名前をきちんと読み上げるのが決まりだった。「アルバート・クロス・スクーリー・プールをご利用のみなさま。当プールはまもなく閉場いたします。プールからお上がりになって、よい夜をお過ごしください」。毎日、監視員の誰かがこれをマイクで読む。その日、彼女は自分からやると手を挙げた。

やらかしの一部始終

自信満々でマイクを握った

本人いわく、頭の中にあったのは「早く帰りたい」だけだった。それでも声だけは堂々としていた。マイクのスイッチを入れ、彼女は一切の迷いなく言い切った。

「アルバート・クロス・プーリー・スクールをご利用のみなさま——」

スクーリー・プールが、プーリー・スクールになっていた。前と後ろがそっくり入れ替わっている。日本語でいえば「市民プール」を「プール市民」と言い放ったようなもので、しかも語調だけは完璧に自信に満ちていた。

そして、誰もマイクを切らなかった

言い終わった瞬間、彼女は自分の間違いに気づく。ほぼ同時に、周りの同僚たちが笑い出した。暑さでもうろうとしていた彼女もつられて笑い出す。ここまでは、閉場間際の職場によくある光景だ。

問題は、笑いながらマイクのスイッチを切り忘れたことだった。まるまる30秒間、プールに残っていた利用客が聞かされたのは、監視員10人が腹を抱えて笑い転げている音だけ。肝心の閉場の案内は一言も流れないまま、笑い声だけが場内に響き続けた。

最終的に、笑いすぎて喋れなくなった彼女の手からマイクを取り上げ、同僚の一人が代わりに閉場の放送を読み上げて事態は収束した。

その後

「しばらくはこの件でいじられ続けると思う」と投稿者は書いている。締めの一言はこうだ。「疲れているときの自分に、マイクを持たせてはいけない。どうやら私はまともに言葉を喋れないらしい」。

コメント欄には「言葉もちゃんと喋れない人間に監視を任せて大丈夫なのか」という真顔の指摘も飛んだが、これには本人が返信している。「監視台を降りた閉場10分前の、一瞬の気の緩みなんです。実際に監視しているときの自分とは別。監視中はちゃんと集中しているし、必要なときは切り替えられます」。地元密着の小さなプールで、常連客とも顔見知りの関係。「その日いたお客さんのほとんどは、あれを笑ってくれました」とのことだった。

要約:猛暑と寝不足でプールの名前を前後逆に放送し、さらにマイクを切り忘れて同僚10人の爆笑を30秒間生中継してしまった話。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
19か20歳のころ、スーパーの店内放送で「日用品売り場(ジェネラル・マーチャンダイズ)」と呼びかけるつもりが、一音違いの「ジェニタル・マーチャンダイズ」——つまり「性器売り場」と全館に流してしまった。ああいうのは起きるときは起きる。あとはもう、自分で笑うしかない。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
マイクの前では、遅かれ早かれ誰でも一度はやる。少なくともあなたはその日、店にいた全員に無料の笑いを提供したわけで、差し引きではプラスだと思う。

3. やらかし名無しさん
単語を2つ入れ替えただけだろ。ああ人生終わりだ、もう街も歩けない、明日から名前を変えて生きるしかない。……というくらいの大事件だな(棒読み)。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
3秒くらい真に受けて「そこまで言わなくても」と思ってしまった。皮肉だと気づくのに時間がかかるあたり、こっちも寝不足なんだと思う。人のことは言えない。

5. やらかし名無しさん
2003年か2004年ごろ、家電量販店サーキット・シティ(当時の全米大手。2009年に倒産してもう存在しない)で万引き防止の担当をしていた。閉店時刻、店内放送で「サーキット・シティをご利用のお客さま」と言うところを、一音だけずらして「サーキット・シッティ(=ろくでもない、の意)」と読み上げてしまった。半秒だけ止まって、そのまま何事もなかったように最後まで言い切った。途中で止めるほうが目立つと思ったから。気づいたのは同僚2人だけ。閉店担当の店長に自己申告したら、人生で一番おもしろいと爆笑されて「二度とやるな、以上」で終わった。

6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
そのサーキット・シティ自体が、とっくに消えてしまったわけで。閉店の放送を噛んだ人より先に、店のほうが閉店した。

7. やらかし名無しさん
数年前、夜勤の看護師をしていたときのこと。館内放送が入って、南部訛りの優しい声が「コードレッド、501号室」と告げた。米国の病院で火事を知らせる符丁だ。患者の部屋の煙感知器が鳴るのは珍しい(たぶん誰かがこっそり吸っていた)。そして彼女はマイクを切り忘れた。全館に響いたのは「ちょっと、上で何が起きてんのよ!?」という叫び声だった。

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
それをのんびりした南部訛りの声で再生すると破壊力が倍になる。想像しただけで笑ってしまった。訛りは強い。

9. やらかし名無しさん
うちの母は、スーパーの事務室から休憩室に内線をかけたつもりで、店内放送のスイッチを押していた。同僚の噂話をたっぷり、全館に生中継。買い物客はレジに並びながら、他人の職場事情を最後まで聞かされたことになる。

10. やらかし名無しさん
別のプールで監視員をやっている者だけど、放送事故は監視員の通過儀礼みたいなところがある。うちでは「プールサイドを走らないでください」を「プールサイドで走ってください」と流した先輩が、今も伝説として語り継がれている。あれに比べれば名前を入れ替えたくらい、かわいいものだ。

11. やらかし名無しさん
代理で入った高校の授業で、「生物(オーガニズム)」と言うつもりが一文字違いの言ってはいけない単語を口にしてしまい、教室中の10年生が大爆笑。その週はずっと「ミスO」と呼ばれた。テレビじゃなかっただけマシだと自分に言い聞かせている。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
それ、生放送のクイズ番組でまったく同じ言い間違いをやった司会者が実在する。しかもその人、のちに教育大臣にまでなった。人生はちゃんと続く。

13. やらかし名無しさん
家族の一人が「シートヒーター(座席の暖房)」を「ヒートシーター」と言い間違えて以来、うちではそれが正式名称になった。わざと言い続けているうちに、家族だけに通じる合言葉みたいになっている。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
「ヒートシーター」には気をつけろよ。熱を追いかけるミサイル(ヒートシーキング・ミサイル)の親戚みたいな名前で、命中すると強制的に座らされる。

15. やらかし名無しさん
コメント欄に「言葉もちゃんと喋れない人間に監視を任せて大丈夫なのか」と真顔で書いている人がいるけど、喋りと救助能力に何の関係があるんだ。この人はアナウンサーじゃなくて、水から人を引き上げる係だぞ。

16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
何を言っているんだ。水中で「あなたは今から救助されます、抵抗しないでください」とハッキリ発音できなければ人は救えない。監視員の第一条件は正しく喋ることに決まっているだろ。

17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
それ、水面に顔を出してから実際に言う台詞だから、今これを読んでいる救急隊員がだいたい笑っていると思う。

18. やらかし名無しさん
その日あのプールで泳いでいた者だが、あの件は本当にトラウマだった。今でも眠ると彼女の笑い声が聞こえてくる。私はもう二度と、以前と同じ気持ちであの「プーリー・スクール」に通うことはできない。

19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
一瞬本気にして「そんな小さいことで地元のプールに行けなくなるの?」と心配してしまった。ネタだよな? ネタだと言ってくれ。

20. やらかし名無しさん
笑い話として楽しく読んだ上で言うけど、猛暑警報が出ている日に17歳を12時から21時まで通しで立たせるのは、さすがに長い。休憩をちゃんと回してあげてほしい。放送を噛むだけで済んだのは、単に運がよかっただけだと思う。

21. やらかし名無しさん(>>20への返信)
それな。あと余計なお世話かもしれないけど、ジムの時間を1時間削って睡眠に回したほうが体は絶対に喜ぶ。回復も練習のうちだ。大人になれば5〜7時間睡眠が当たり前になる、という話もあるけど、それを17歳の夏から前倒しでやる必要はない。

まとめ

猛暑と寝不足でプールの名前を前後逆に読み上げ、そのうえマイクを切り忘れて同僚10人の爆笑を30秒間生中継してしまった、後味の軽いやらかし。コメント欄は「店内放送で言ってはいけない単語を流した」「マイクを切り忘れて叫び声が全館に響いた」という同種の告白大会になり、続いて「これはやらかしですらない、ただの良い笑い話」という擁護、さらに「猛暑の中で17歳に9時間シフトを組むほうが問題」「ジムを削って寝てくれ」という心配の声まで並んだ。疲れた頭でマイクを握ってはいけない、というだけの教訓が、これほど普遍的だとは。

元ソース: 睡眠5時間で場内放送を担当してやらかした話

コメント