「見学のあいだ、私の後ろにはゴムの塊が点々と落ちていった」面接中に靴底が崩壊した話

「見学のあいだ、私の後ろにはゴムの塊が点々と落ちていった」面接中に靴底が崩壊した話 職場

面接そのものは手応えがあった。問題はその後、「よろしければ施設をご案内します」と言われたところから始まる。歩き出した投稿者の背後に、黒いゴムの塊が点々と落ちていく。久しぶりに引っ張り出した革靴の底が、建物の中で崩壊を始めていた。断る勇気も、笑って言い訳する余裕も出てこないまま、見学は続いた。

何をやらかした?

📌 面接に、長いこと履いていなかった黒い革靴を選んだ。建物に入った時点でゴム底が剥がれかけているのに気づいたが、座って話して帰るだけだと考えてそのまま入った。ところが面接後に施設見学へ案内され、歩いているあいだに靴底が完全に崩壊。廊下にゴムの破片の跡を残しながら、案内が終わるまで歩き続けることになった。

事の発端

投稿者はちゃんとした革靴を2足持っている。茶色と黒。普段履いているのは茶色のほうで、黒はほとんど出番がなかった。ただ、その日の面接のために選んだ服装には、どう考えても黒のほうが合う。だから久しぶりに靴箱の奥から黒を引っ張り出した。

取り出した靴は、うっすら埃をかぶってはいたものの、それ以外は問題なさそうに見えた。革の表面にひび割れもなく、形も崩れていない。埃を拭き取って足を入れると、履き心地も普通だった。この時点で不安を感じる材料は、どこにもなかった。

異変に気づいたのは、面接先の建物に入ってからである。ふと足元を見ると、靴底のゴムが薄く割れて、めくれ上がりかけている。まずいな、とは思った。でも、ここから受付に行って、座って、話して、そのまま帰るだけだ。歩く距離は知れている。そう自分に言い聞かせて、そのまま中へ進んだ。

やらかしの一部始終

面接自体は良い流れだった。質問への受け答えも噛み合い、雰囲気も悪くない。終わりが見えてきたところで、相手がこう言った。「せっかくですので、施設をご覧になりませんか」。

後から振り返れば、ここが分岐点だった。丁重に断るか、あるいは「実は靴の調子が悪くて」と一言だけ伝えておくか。どちらかを選んでいれば、話はここで終わっていた。ただしその時点の投稿者は、これから自分の足元で起きることの規模をまったく想像できていなかった。

案内が始まり、廊下を歩き、部屋を見て、また廊下を歩く。そのあいだに、靴底は静かに、しかし確実に崩れていった。長いこと履かれずに置かれていたゴムは、体重と屈曲に耐えられる状態ではなくなっていた。一歩ごとに小さな塊がぼろりと剥がれ、床に落ちる。投稿者の背後には、進んできた経路をそのままなぞる破片の列ができあがっていった。

見学が終わって建物を出るころには、靴底は半分ほどしか残っていなかった。ついでに言えば、投稿者の心のほうも同じくらい削れていた。

その後

案内していた側が気づいていたのは、投稿者にも分かっていた。あれだけの量が落ちていれば気づかないほうが難しい。ただ、驚きと恥ずかしさで頭が真っ白になり、何を言えばいいのか、どう振る舞えば正解なのかがまったく浮かばなかった。結局、何も触れないまま挨拶をして、そのまま建物を出た。

ちなみにこれは、それほど珍しい事故ではない。靴底に使われるゴムやウレタンは、履かずに置いておくだけでも空気中の水分と反応して少しずつ劣化していく。見た目には何の問題もないまま、内部だけがもろくなり、ある日いきなり崩れる。長く保管していた靴ほど危ないという、直感に反する性質を持っている。

結果がどうなったかは、投稿の時点ではまだ分かっていない。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
その仕事をどれだけ必要としているかを、これ以上なく雄弁に示す方法だと思う。言葉より説得力がある。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
うちが採用したのは、スーツの上着の背中の切れ目に、しつけ糸が付いたままの人だった。その人は入社前に新しいスーツを買ってきた。良い落とし所だったと思ってる。

3. やらかし名無しさん
面接と施設案内を何度もやってきた管理職として言わせてもらうと、これで記憶に残ることはあっても、それが理由で不採用になる可能性は低い。社内では間違いなく「靴が壊れた人」みたいな呼び名が付いていると思う。でも同時に、面接の受け答えがどれだけ良かったかという話も、そこで一緒に蒸し返されているはず。
そして大事な点として、たいていの採用担当は、気に入った候補にしか施設案内をしない。つまりこれは、むしろ有利に働くかもしれない。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
良い知らせとしては、仮に面接の出来が平凡だったとしても、絶対に忘れられないということだな。「靴壊れた人」として、他の候補者の中から確実に際立つ。

5. やらかし名無しさん
自分は面接中にシャツの袖がもげたことがある。待っているあいだに出ていた糸を引っ張ったら、それが構造を支えている糸だった。それでも採用された。まだ終わってないよ。

6. やらかし名無しさん
この仕事には、私の靴底のすべてを捧げる覚悟です。もう半分は現地に置いてきました。

7. やらかし名無しさん
「この仕事を通じて何を得たいと考えていますか」
「靴です」

8. やらかし名無しさん
うちの靴も突然爆発したことがある。幸い、法廷から出ていく途中だったけど。何が起きたのか本当に分からなくて、しばらく床を見つめてた。あれは実在する現象なんだよ。

9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
分かる。何の前触れもなく、本当に一足まるごと粉になった。壊れたというより、粉に戻ったという感じ。呆然とするしかなかった。

10. やらかし名無しさん(>>8への返信)
加水分解っていう現象だよ。靴底のゴムやウレタンは、履かずにしまっておいても空気中の水分で少しずつ分解が進む。見た目はまったく問題なく見えるのに、中身だけがもろくなってる。だから「大事にしまっておいた高い靴」ほど危ない。理不尽だけどそういう性質。

11. やらかし名無しさん
うちの義理の兄が、葬儀でこれをやった。しかも棺を担ぐ係だった。最後は靴下だけになっていたらしい。乾いて劣化するとかそういうことなんだろうね。

12. やらかし名無しさん
職場で同じことが起きたことがある。しばらくして振り返ったら、同僚が掃除機を持って私の後をついてきていた。

13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
その光景、もうコントの完成形だろ。無言でついてくるのが一番効く。

14. やらかし名無しさん
服か靴の事故は、誰でも人生で一度は経験してると思う。問題はそれが起きる場所を選べないことだよね。

15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
自分の場合、若いころに多かったのは安いリバーシブルのベルトだった。留め具をベルトに留めている小さなねじが2本あるんだけど、あれが一番まずい瞬間に限って外れる。

16. やらかし名無しさん
本当に気にするような相手なら、その場で丁重に追い返してたはずだよ。最後まで案内を続けたということは、そこまで問題視されてないと思う。

17. やらかし名無しさん
黒いゴム底の靴で面接に行ったら、歩いた場所すべてに黒い筋が残ったことがある。入社したとき、歓迎の品として白い靴底の靴をもらった。理由は完全に分かっていたので恥ずかしかったけど、笑顔でお礼を言っておいた。靴底が崩れたくらいでは、たぶん問題にならない。

18. やらかし名無しさん
学校で働いていて、黒と濃いグレーのブーツを1足ずつ持ってる。ある日の読み聞かせの時間に、生徒の一人から「先生、なんで違うブーツを履いてるの」と聞かれた。何時間も、大人は誰一人として教えてくれなかった。

19. やらかし名無しさん
最初のころの職場で、底に穴の開いたぼろぼろの靴を履いていた時期がある。同僚がそれに気づいて、「昇給が必要な靴」と呼んでいた。

20. やらかし名無しさん
ゴルフ場のケータリングの仕事で、芝生の上に立ってデザートを配っていたら、靴が崩れ始めたことがある。あそこで何の薬品を使ってるのか知らないけど、あれ以来ゴルフ場では古い靴を履かないことにしてる。

21. やらかし名無しさん
投稿者には申し訳ないけど、想像すると面白すぎる。あと個人的には、あそこで案内を断っていたら、そっちのほうが印象は悪かったと思うよ。

まとめ

長くしまい込んでいた革靴を面接に履いていったら、施設見学の途中で靴底が崩れ、廊下に破片の跡を残しながら歩き続けることになった。本人は恥ずかしさで何も言えないまま帰ってきたが、コメント欄の空気はかなり明るい。特に、面接する側を経験した人たちから「これで落とすことはない」「施設案内は気に入った候補にしかしない」という指摘が出たのが大きかった。

面白かったのは、同じ経験をした人が想像以上に多かったことだ。法廷を出る途中、葬儀の棺を担ぐ最中、ゴルフ場の芝生の上。靴が崩れるのはいつも、いちばん崩れてほしくない場所である。原因は履きすぎではなく、履かずに置いておいたことによる劣化だという説明もついた。大事にしまっておいた一足ほど危ない、という話は覚えておいて損がない。皆さんの靴箱の奥に、しばらく出番のない一足はありませんか。

元ソース: 「やっちまった、面接に古い靴を履いていった」(元スレッド)

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