「わあ、ありがとう!ドリアンって何のくだも——」10歳の子にもらったお菓子を冷凍庫に入れておいたら、図書館に消防車が来た話

「わあ、ありがとう!ドリアンって何のくだも——」10歳の子にもらったお菓子を冷凍庫に入れておいたら、図書館に消防車が来た話 職場

「わあ、ありがとう! で、ドリアンって何のくだも——」。お礼を言い終わる前に袋を開けてしまったのが、すべての始まりだった。図書館で子ども向けのゲーム会を開いている投稿者は、常連の10歳くらいの男の子から、においの強さで知られる”果物の王様”ドリアンのお菓子をもらう。あまりのにおいに、ひとまず休憩室の冷凍庫へ避難させたのだが——。会が終わる頃、休憩室では「ガス漏れだ」と騒ぎになり、窓の外には消防車が姿を現した。

※注:ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)は、参加者がそれぞれ物語の登場人物になりきり、進行役の語りとサイコロの目で冒険を進めていくテーブルトークRPG(テーブルを囲んで会話で遊ぶロールプレイングゲーム)。投稿者はこの会の進行役を務めている。

何をやらかした?

📌 図書館で子ども向けのD&Dの会を運営する投稿者が、常連の男の子からドリアン入りの焼き菓子をもらった。袋を開けた瞬間の強烈なにおいに驚き、休憩室の冷凍庫にしまい込む。ところが会が終わる頃、休憩室が「ガス臭い」と大騒ぎになり、消防車まで出動。図書館はあわや避難という事態に。においの正体は、投稿者が冷凍庫に入れたあのお菓子だった。

事の発端

2年近く続いてきた、子どもたちとの冒険

投稿者は図書館で働いていて、担当している企画のひとつが、子ども向けのD&Dの会だ。毎回欠かさず集まってくれる、とても素敵なメンバーに恵まれ、2年近く続けてきた長編の冒険も、いよいよ終わりが見えてきたところだった。

参加している子どもたちは、ときどき投稿者におやつを持ってきてくれる。クリーム入りのスポンジケーキや、フルーツグミのような、よくある市販のお菓子だ。

銀色の袋に入った「ドリアンのお菓子」

その日、参加者の男の子のひとりが、銀色の袋を差し出してきた。「これ、ドリアンのお菓子だよ」。投稿者はこう答えた。

「わあ、ありがとう! で、ドリアンって何のくだも——」

やらかしの一部始終

袋を開けた瞬間、部屋じゅうに悪臭が

そう言いながら、投稿者の手はもう袋をビリッと開けていた。その瞬間、硫黄のような、なんとも言えない悪臭の波が押し寄せてくる。腐った卵とガスを混ぜたようなにおいが、あっという間に部屋じゅうに広がった。

男の子は「すごくにおいが強い果物で、アジアの国ではごちそうなんだよ」と説明を始める。ちなみにこの子は10歳くらい。豆知識が大好きな、本当にいい子なのだが、どうやらここまで臭うとは思っていなかったらしい。

投稿者は丁寧にお礼を言いつつ、「この部屋でみんなが気絶しないように、休憩室に置いてくるね」と伝えた。少しだけ席を外し、お菓子を休憩室の冷凍庫へ。閉じ込めてしまえば、においは漏れないだろうと考えたのだ。

ゲームは大成功、ところが……

まずは良い知らせから。ゲームは大いに盛り上がった。部屋にはしばらくにおいが残っていたものの、それも長くは続かなかった。子どもたちは、肉と骨がぐちゃぐちゃに寄り集まったおぞましい怪物との戦いを生き延び、塔のてっぺんで待つラスボス(物語の最後に立ちはだかる強敵)を目指して、さらに上の階へと進んでいる。

そして悪い知らせ。会が終わって子どもたちを見送っていると、同僚のSさんが、休憩室からみんなのコートや上着を抱えて運び出しているのが見えた。どうしたのかと尋ねると、Sさんは利用者に聞こえない場所まで投稿者を引っぱっていき、こう言った。

「休憩室がすごくガス臭いの。たぶん配管が破裂したんだと思う」

その言葉を聞いた瞬間、投稿者の顔から血の気が引いた。遠くからサイレンの音が聞こえてくる。恐る恐る振り返ると、窓の外で消防車が角を曲がってくるところだった。

「におってるのって、これじゃないですか?」

「ああ、まずい。まずいまずいまずい。Sさん、ちょっと待って」

奥へ駆け込むと、施設の安全管理の担当者がすでに、ガス検知器……ガスセンサー? とにかくガスを探す機械を手にしていた。その人と話している上司は着任してまだ日が浅く、今にもパニックを起こしそうな顔をしている。

投稿者はその横をすり抜けて冷凍庫を勢いよく開け、お菓子を取り出した。そしてクラッカーのような見た目のその焼き菓子を、2人の前に突き出す。「におってるのって、これじゃないですか?」

2人はろくに嗅ぐ間もなく声を上げた。「うわっ、なんだそれ!?」

最悪の予感は的中した。投稿者は返事もせずに館内を駆け抜け、念のためSさんにももう一度嗅いでもらう。Sさんはにおいを確かめると、「……ちょっと、本気で言ってる?」という顔で投稿者を見つめ、次の瞬間、体を折り曲げて大笑いした。

投稿者は外へ走り出て、悪魔のようなお菓子を屋外のゴミ箱に捨てた。館内に戻ると、そこにはすでに消防士が2人到着していた。防火服に身を包んだフル装備。しかもそのうち1人は、斧まで持っていた。

その後

投稿者は恥ずかしさで縮こまりながら、消防士たちに事情を説明した。幸い、その場の全員で笑い合うことができた。ただし投稿者の顔は、夕焼けもうらやむほど真っ赤に染まっていたという。

消防士たちは、投稿者が気まずくならないよう温かく接してくれた。そのうちの1人は、「ドリアンで出動したのは、これが初めてじゃないんですよ」とまで言ってくれたそうだ。投稿者いわく、「どうやら、思っている以上によくあることらしい」。

追記:誕生日に届いた、丸ごとのドリアン

しばらくして、投稿者から追記が届いた。誕生日に、同僚たちがなんと丸ごとのドリアンをサプライズで贈ってくれたのだという。投稿者は「婚約者に殺されないように」わざわざ屋外で切り分けて、ついに実食。感想は「けっこうおいしかった!」だった。

ただし、注意がひとつ。「胃酸が逆流しやすい人(逆流性食道炎の人)は気をつけて。しばらくゲップがドリアンのにおいになるし、自分はそのせいで頭痛までしました(笑)」。それでも投稿者は、「みなさんも今日、何か新しいことに挑戦してみてください!」と締めくくっている。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
「ドリアンって何のくだも——」の時点で、もう袋を開けてるのが最高。質問を言い終わる前に、ドリアン本人がにおいで自己紹介してくれたわけだ。これ以上わかりやすい答えはない。

2. やらかし名無しさん
ドリアンのお菓子を冷凍庫に入れたのは、とっさの判断としてはむしろ正解だよ。凍らせたドリアンは、生のときほどにおいを振りまかないって言われてるから。

3. やらかし名無しさん(>>2への返信)
投稿者です。ところが、冷凍庫越しでもにおってたんです! あとで上司から聞いたんですが、ゲームの会を途中で止めて館内の人を避難させるかどうか、本気で話し合っていたそうです。ガス検知器は何ひとつ反応しなかったのに、その時点で上司はもう消防に通報したあとでした(笑)

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
冷凍ドリアン好きからアドバイス。冷凍するなら、ラップで二重に包んでから入れること。食べ終わったら、触れたものは全部捨てるか洗う。そしてゴミは建物の中に置かず、必ず外の大きなゴミ箱まで持っていく。ここまでやって、ようやく職場の平和が守られる。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
投稿者です。これは本当にありがたい! あんな目にあったのに、実はちょっと食べてみたくなってるんです。手に入れたら、ここで報告しますね。

6. やらかし名無しさん
結局、そのお菓子の味はどうだったの? においは強烈でも食べるとおいしい、って話はよく聞くから、そこがいちばん気になる。

7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
投稿者です。ひと口も食べてません! 開けた瞬間に吐き気の波が来て、「あとで食べよう」と思っていたら……ご存じのとおり、消防車が来ちゃったので(笑)

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
むしろ食べておけばよかったのに。そうすれば本物の「ガス騒ぎ」は、あとから投稿者のお腹の中で起きてたはず。できれば職場じゃなくて、家で起きてほしいけど。

9. やらかし名無しさん
正直、ちょっと話を盛ってない? 生のドリアンならわかるけど、冷凍庫に入れた焼き菓子が休憩室じゅうをガス臭くするなんて信じられない。自分もドリアン菓子は食べたことがあるけど、臭いことは臭いけど、生の実に比べたらずっとおとなしかったよ。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
同感。工場で大量生産されたドリアン菓子なんて、袋から出してもほとんどにおわない。自分は柔らかい干しドリアンのおやつをよく食べるけど、においは自分のまわりくらいまでしか届かないし。ドリアンのにおいが大嫌いなパートナーと住んでるから、漏れてたら絶対に文句を言われてるはず。

11. やらかし名無しさん(>>9への返信)
投稿者です。自分が読む側だったら、まったく同じことを思ったはずです(笑)。でも、同僚たちと消防の人たちが証人になってくれます。本当にひどかったんです。濃縮タイプのお菓子だったのかな? あと、うちの休憩室は狭くて閉め切った部屋なので、それも関係あったのかもしれません。

12. やらかし名無しさん
ドリアンを甘く見ないほうがいい。マレーシアに行ったとき、ドリアンの持ち込みを禁止してるスーパーやショッピングモールがたくさんあったし、売ってる店は通りひとつ向こうからでも、においでわかった。お菓子でも、状態や部屋の条件次第では十分ありえると思うよ。

13. やらかし名無しさん
10歳の子、わざとじゃないよね? 「豆知識が大好き」って書いてあるし、珍しいお菓子を投稿者にも食べてほしかっただけな気がする。部屋ににおいが充満するなかで、得意げに解説を続けてる姿を想像するとかわいい。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
投稿者です。そうなんです、本当にいい子で、わざとじゃありません! 新しいものを試すのが大好きな子で、たぶんどこかのアジア系の食料品店で見つけてきたんだと思います。食べ物があんなに強烈ににおうなんて、こっちはまったく知りませんでした。

15. やらかし名無しさん
消防士さんの「ドリアンで出動したのは初めてじゃない」がいちばん笑った。つまり世の中には、ドリアンで消防車を呼んでしまった先輩たちが何人もいるってことだよね。斧まで持って駆けつけてくれたのに、相手は焼き菓子ひとつ。

16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
前例なら知ってる。2004年、テキサス州オースティンにある半導体メーカーAMDの事業所で、ガス漏れの疑いで避難騒ぎがあったんだ。原因は、昼ごはんに出かけるルームメイトが、ドリアン味のキャンディーをなめながら警備員のデスクの前を通ったこと。

17. やらかし名無しさん
39歳、中国系の家庭で育った。家族4人のうち、ドリアンのにおいも味も大嫌いなのは自分だけだった。ところが1〜2年前、急に頭の中の配線がつなぎ変わったみたいに、生ゴミみたいだったにおいが気にならなくなった。今ではアジア系のスーパーでにおいを嗅ぐと「いい香り」と思うんだから不思議。投稿者も、いつかもう一度チャンスをあげてみて。

18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
自分も中国系の家庭育ち。家族の言い伝えによると、自分は生まれる前からドリアン嫌いだったらしい。母は妊娠前は普通にドリアンを食べてたのに、自分を身ごもってから口にしたら即座に吐いたんだって。自分は37年間、においのせいで一度も食べられずじまい。ちなみに母は、自分を産んだらまた食べられるようになったそうだ。

19. やらかし名無しさん
「ガス」だの「外のゴミ箱行き」だの、書かれ方が悲しい……。自分にとってドリアンは、マンゴーとバターを合わせたようないい香りなんだ。においの感じ方は遺伝子のくじ引きで決まる、なんて話も聞く。食べるとヘーゼルナッツやアーモンドみたいなコクもあって、「果物の王様」と呼ばれるのも納得の味だよ。

20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
わかる、自分もみんなが言う「臭い」がまったくわからない派。シンガポールで、生の実も干したのもペーストもドリアンだらけの市場を歩いたけど、バナナとパイナップルにほんのりバニラを足したような最高の香りだった。香水があったら買いたいくらい。このスレのみんな、大げさすぎるって。

21. やらかし名無しさん
2年近く続いた冒険の最終決戦、塔のてっぺんで待つラスボスの弱点はドリアンってことにしよう。子どもたちが本物のお菓子を持ち込めば、どんな魔物もにおいだけで気絶する。今度はちゃんと、休憩室じゃなくて敵に向けて使ってほしい。

22. やらかし名無しさん
追記の「誕生日に同僚たちが丸ごとのドリアンを贈ってくれた」で吹いた。来年の職場のプレゼント交換はドリアンにしようと思ってたのに、先を越されたよ。消防車騒ぎをちゃんと笑い話にしてくれる職場、仲がよさそうでいいね。ゲップの件は聞かなかったことにしておく。

まとめ

お礼を言い終わる前に袋を開け、においに驚いてドリアンのお菓子を冷凍庫へ。その結果、図書館に消防車を呼んでしまった投稿者。コメント欄では「冷凍庫は正解」「お菓子がそこまでにおうはずがない」と意見が割れ、ドリアンの香りを絶賛する声も。騒ぎのあと丸ごとのドリアンに挑み、「おいしかった」と言えた投稿者は、あの日の冒険をいちばん勇敢に締めくくったのかもしれない。

元ソース: ドリアンが何か知らなかったせいで、職場があわや避難騒ぎになった

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