「それ、汚れじゃありません」27年ぶんを一晩で片づけた男に届いた、身も蓋もない指摘

「それ、汚れじゃありません」27年ぶんを一晩で片づけた男に届いた、身も蓋もない指摘 体調・身体

世の中の大半の人が当たり前にやっていることを、誰にも教わらないまま27年間すり抜けてきた——投稿者は自分をそういう人間だと語る。ある晩、いつものように足の爪を切っていて、彼は「これは掃除すべきものでは?」というものを見つけてしまった。深夜2時、台所から持ってきた道具で1時間。すっきり片づいた。その爽快感が消えた2週間後、彼はドア枠に足の指が軽く触れただけで悶絶する人間になっていた。

※注:この記事に何度か出てくる「爪下皮(そうかひ)」は、手足の爪の先端の裏側と、指の皮膚がつながっている部分のこと。爪と皮膚のすきまにゴミや細菌が入り込まないようフタの役割をしている組織で、たいていの人にもともと備わっている。美容の分野では「ハイポニキウム」と呼ばれることもある。

何をやらかした?

📌 27歳の投稿者は、足の爪の裏側に「たまっているもの」を見つけ、深夜2時から1時間かけてそれをきれいに取り除いた。直後は指先が軽く、妙にすっきりした感覚があった。ところが2週間経った今、そこに軽く触れるだけで激痛が走る。ドア枠に当たれば悶絶、走れば一歩ごとに痛み、遅刻しそうな朝に靴を勢いよく履くのは拷問。そして投稿後、彼は最上位のコメントで知ることになる——自分が取り除いたのは汚れではなく、足の指にもとから備わっていた爪下皮という組織だった、と。

事の発端

タオル掛けが何のためにあるのか、26歳まで知らなかった

投稿者いわく、自分は物事を自然に身につけていくタイプではないという。みんなが何年も前から普通にやっていることを、あるとき突然「発見」してしまう。親から教わった記憶もない。中には、世間の標準より少し丁寧すぎるくらいの習慣もあった。たとえば彼の実家では、タオルは1回使ったら洗濯かごに入れる。1週間同じタオルを使い回すという発想がそもそも無く、そのため彼は「タオル掛けというものが何のために壁に付いているのか」を26歳まで理解していなかった。掛けておく必要がないのだから、当然といえば当然である。この手のズレを、彼は人生のあちこちに抱えたまま大人になった。

爪を切っていて気づいた「なんだこれ」

そして最近になって、今度は明らかに遅れをとっていた側のズレを発見してしまう。「足の爪を切るとき、爪の裏側も掃除する」という習慣である。いつもどおり爪を切って手入れをしていたとき、彼は爪の裏に何かめくれのようなものがあることに気づいた。変だなと思ってよく見ると、そこには白っぽいものがまとまってたまっている。においは無い。汚れというより、角質のような何かだった。長年ぶつけたり削れたりを繰り返すうちに、爪の成分が少しずつ蓄積したのだろう——本人はそう解釈した。ここで彼の中の冷静なほうが、一度こう言っている。「まあ、これが今までずっとここにあったなら、そのままでもいいんじゃないか。別に痛くもないし」。その声を無視したところから、すべてが始まった。

やらかしの一部始終

深夜2時、道具はカニ用のスプーン

深夜2時。彼が手に取ったのは、カニの身をかき出すときに使う、先がスプーン状になった細い道具だった。そこから約1時間、彼は両足の親指にたまっていたものをひたすら取り除き続けた。量そのものは驚くほど多かったわけではないが、「本来ここにあってはいけない」と思うには十分な量ではあった、と本人は書いている。生々しくならないよう気をつけて書きます、気分を悪くさせたらすみません——という但し書きまで添えられていた律儀な報告である。すべて取り終えたあと、その周辺の感覚は少し鈍くなっていた。同時に、妙に軽く、自由になったような感じもあった。この時点で彼は、ようやく「自分は何かをやってしまったのでは」と気づき始める。

そよ風でも痛い、という状態

そして2週間後の現在。両足の親指の、あの部分に軽く圧をかけるだけで、とんでもない痛みが走る。ドア枠にそっと当たっただけで悶絶する。走ると、着地の衝撃が一歩ごとに響く。仕事に遅れそうな朝、靴に足を勢いよく突っ込む——本人の表現を借りれば「悪魔からの拷問」である。そよ風が当たるだけでも痛いのではないかと本気で思うくらいだ、とまで書いている。この状態がいつまで続くのか見当もつかない。しかも厄介なことに、原因は誰のせいでもなく、完全に自分ひとりの手によるものだった。「認めるのは少しも楽しくないのですが、全部自分でやったことです」。

その後

投稿の最後、彼は善意で締めくくっている。「みんなは私みたいになるな。爪の裏は今すぐ掃除しろ。一生分をある日まとめて取り除くことになるぞ」。ところが、この教訓そのものが最大の勘違いだった。ほどなくして付いた最上位のコメントが、静かにこう告げたのである——「あなたが取ったのは汚れではありません。爪下皮を剥がしたんです」。爪の裏と指の皮膚をつなぎ、すきまをふさいでいる、あってしかるべき組織。ほとんどの人が持っていて、しかも足にとってちゃんと役に立っているもの。投稿者はすぐに本文へ追記した。「教えてくれてありがとうございます。おかげで、これがますます救いようのないやらかしになりました(笑)」。掃除したつもりで、彼は自分の足の一部をきれいに取り除いていたわけである。

ついでに彼は、コメント欄の一部から飛んできた「風呂に入っていないんだろう」という決めつけにも困惑していた。本文にはっきり「いつもの爪切りと手入れの最中に気づいた」と書いてあるのに、なぜそこだけ読み飛ばされるのか、と。一方で「2週間経ってその痛みは普通じゃないので、一度診てもらったほうがいい」という指摘には素直に反応し、「たしかに、自分もそちらに傾いてきました」と返している。カニ用の道具はしっかり洗って食器洗い機にもかけたが、それ以来まだ本来の用途では使えておらず、いっそ捨てようかと本気で検討中とのこと。なお、同じことをやってしまったという別の人への返信では、こう書き添えていた。「2週間経った今、ぶつけたときの痛みは少しずつマシになってきています」。回復に向かっているのか、それともまだ途中なのかは、本人にも分からない。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
あなたが取り除いたのは汚れではありません。それ、爪下皮です。爪の裏と指の皮膚をつないで、すきまをふさいでいる組織を、1時間かけて自分の手で剥がしたということになります。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
私もそこが気になっていました。みんな「垢だろ」「風呂に入ってないんだろ」の方向で盛り上がっているけれど、読むかぎりこれ、剥がしてはいけないものを剥がしてしまった話ですよね。清潔かどうかとは全然別の問題です。

3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
この人、指摘されるまで自分が何を取ったのか本気で知らなかったんですよね。追記の「おかげでますます救いようのないやらかしになりました」がすべてを物語っていて、笑っていいのか気の毒がるべきなのか分からなくなる。

4. やらかし名無しさん
言いにくいのですが、足の爪の裏というのは本来わざわざ掃除する場所ではありません。掃除が必要になるようなものは、爪を切った時点で爪と一緒に落ちていきます。つまりあなたが取っていたのは、足の指そのものです。今後はそっとしておいたほうがいいと思います。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
このコメントを見つけて心底ほっとしました。爪の裏を意識して掃除していないのは自分だけかと不安になっていたので。というより掃除するものが無いんですよ。短めに切っていれば、取るべきものは切ったときに一緒に無くなるので。

6. やらかし名無しさん
63歳ですが、人生で一度も足の爪の裏を掃除したことがありません。定期的に切ってさえいれば、そもそも何もたまらないからです。今回の件で新しく学ぶことがあるとしたら、たぶん私ではなく投稿者のほうですね。

7. やらかし名無しさん
念のため確認したいのですが、あなたはもしかして「シャワーで石鹸が上から流れてくるから、脚と足はわざわざ洗わなくていい」と思っているタイプの人だったりします?

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
それ、本文をちゃんと読めば分かる話ですよ。投稿者は「いつもどおり爪を切って手入れをしている最中に気づいた」と最初に書いています。なのに衛生観念の説教に持っていく人が多すぎて、本人も追記で困惑していました。叩く前に3行戻って読んであげてほしい。

9. やらかし名無しさん
2週間経ってもその痛みが続いているのは、正直「そのうち治るだろう」で様子を見る段階ではないと思います。歩き方をかばうと今度は膝や腰に来ますし、一度きちんと診てもらったほうが結果的に早いですよ。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
投稿者です。正直、自分もだんだんその方向に気持ちが傾いてきていました。背中を押してもらえて助かります。ありがとうございます。

11. やらかし名無しさん
赤みが引かない、腫れている、触ると熱を持っている——このあたりが当てはまるなら、そこだけは自己判断で様子見しないほうがいいです。足の指をいじったあとは、思っているより炎症が起きやすい場所なので。経験者からの助言です。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
このスレ、軟膏だの塗り薬だの足湯だの、みんな親切心で自分の持ち札を出してくれているんですが、素人判断で次々に塗り重ねるくらいなら、痛みが引かない時点で診てもらうのが一番早いと思います。判断材料を持っている人に見せたほうがいい。

13. やらかし名無しさん
ひとつだけ確認したいのですが、その使った道具って、カニの身をかき出すやつですよね。……大変申し上げにくいのですが、この方のお宅でカニ料理をごちそうになるのは、しばらく遠慮しておこうと思います。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
投稿者です。今言われて、何の話をされているのか初めて理解しました。あの道具はきっちり洗ったうえで食器洗い機にもかけています。幸いまだ本来の用途で出番は来ていませんが、正直そのまま捨ててしまおうか本気で考えているところです。

15. やらかし名無しさん
みんな、この話で一番重要な部分を見落としていませんか。毎日新しいタオルを1枚下ろしているということですよね? しかも家族全員で。洗濯物の量がとんでもないことになるはずなんですが、いったいどうやって回しているんですか。

16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
投稿者です。実家では土曜がタオルの日で、その日にまとめて洗って棚に積み上げます。5人家族でタオルは40〜50枚くらい。ひとり暮らしの人はみんな7枚くらいを持ち回しているものだと本気で思っていて、25歳で初めて人と付き合ったときに違うと知って衝撃を受けました。母に聞いたら「普通じゃないのは知ってる。ただ毎回きれいなのを使いたいだけ」と言われました。

17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
「タオル掛けが何のために付いているのか26歳まで知らなかった」という一文だけで、この人の生活の全体像が急に見えてきました。爪の話より情報量が多い。掛けて乾かす必要がないなら、たしかにあの棒はただの謎の設備ですよね。

18. やらかし名無しさん
慰めになるか分かりませんが、私も今月まったく同じことをやりました。巻き爪になりかけていると思い込んで、痛くなる前に自分で処理できたぞと、しばらく本気で誇らしい気持ちでいたんです。そのあと数日、耐えがたいほど痛くて、この投稿を読んで初めて理解しました。私が得意げに取り除いたのは、足の指に必要な部分だったんだと。

19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
投稿者です。自分のやらかしが誰かの役に立ったのなら何よりです……いや、同じ目に遭わせてしまってすみません。ひとつだけお伝えしておくと、2週間ほど経った今、ぶつけたときの痛みは少しずつマシになってきています。お互い気長にいきましょう。

20. やらかし名無しさん
学生のころ、爪が厚くて丈夫だったせいで、その爪下皮が指先より前にはみ出していました。当時それなりに本気の楽団でバイオリンを弾いていたので、指の腹を弦にぴったり付けるのに邪魔だったんです。指導に来たプロの奏者に手を掴まれて言われました。「あなたはプロにはならないでしょうから勧めはしないけれど」——そこ?——「私は毎晩そこまで短く切って、オイルを塗り込んでいたの。しばらく大変だったけれど効果はあったわ」。そして短くなった指先を見せられました。25年以上前の話ですが、あのときの寒気はまだ覚えています。

21. やらかし名無しさん(>>20への返信)
投稿者です。舞台の世界には、たまにああいう人がいますよね。自分もバレエで「あなたはがに股だから脚がまっすぐには見えない、どのみちプロにはなれない」と言い放たれたことがあります。数は多くないのに、当たったときの破壊力だけは一級品なんですよね。

22. やらかし名無しさん
厳しいことを言いますが、本当のやらかしは爪の裏を掃除したことではなく、何も調べずにいきなり自分の身体をいじったことだと思います。しかも調べないまま、内容を確かめもせずに体験談まで投稿してしまった。自分も含めて誰にでもあることですが、知らない分野は着手する前に確かな情報を当たる。今回に関しては、それだけで防げた話です。

まとめ

「一生分たまっていたものを、今日きれいにしてやった」という達成感で終わるはずだった深夜1時間の作業は、2週間後に「そよ風でも痛い」という結末を連れてきた。しかも取り除いたのは汚れではなく、もともと足に備わっていた組織のほう。海外の反応は、「そこは掃除する場所ではない」という静かなツッコミ、「痛みが2週間続いているなら診てもらえ」という現実的な忠告、そして「毎日新しいタオル?」というまったく別の場所への食いつきで、きれいに三分された。自分の身体で気になるものを見つけたとき、深夜2時に手元の道具で決着をつけるのではなく、まず一晩寝かせて調べてみる。今回の教訓はそこに尽きる。なお記事中の助言はあくまでコメント欄の声であって、痛みが引かない、赤く腫れる、熱を持つといった場合は、自己判断せず医療機関に相談してほしい。

元ソース: やらかし:27年目にして足の爪の手入れを覚えたら、放っておくより痛い目にあった

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