「ここは地獄で、店員は悪魔だと思った」手術帰りのパートナーに頼まれて生活雑貨の店に寄ったら、売り場で我に返った彼が…

「ここは地獄で、店員は悪魔だと思った」手術帰りのパートナーに頼まれて生活雑貨の店に寄ったら、売り場で我に返った彼が… 体調・身体

手術を終えたパートナーを、車で家まで連れて帰る。付き添いの投稿者がするべきことは、それだけのはずだった。ところが本人は、とてもはっきりした口調で「浴室の収納用品を買いに行きたい」と言う。投稿者は言われるまま、生活雑貨の大型店に寄った。その売り場で我に返ったパートナーは、自分が死後の世界にいるのだと思い込み、店員たちを相手に大騒ぎを始めてしまう。

※注:2人が寄ったのは「Bed Bath & Beyond(ベッド・バス・アンド・ビヨンド)」。寝具・浴室用品・収納用品などを扱い、当時アメリカ各地に大型店を出していた生活雑貨チェーンだ。話に出てくる『グッド・プレイス』(原題 The Good Place)は、死後の世界を舞台にしたアメリカのコメディドラマで、2016〜2020年に放送された。また海外では、全身麻酔の手術でも当日のうちに帰宅する「日帰り手術」が珍しくなく、付き添いの人が車で連れて帰る。

何をやらかした?

📌 手術を終えたパートナーが、はっきりした口調で「浴室の収納用品を買いに行きたい」と言い続けた。投稿者は看護師に「まっすぐ家に連れて帰って」と言われていたのに、生活雑貨の大型店に寄ってしまう。売り場に彼を残して店員を探していた5〜10分のあいだに、彼は我に返った。そして「ここは地獄で、店員は悪魔だ」と思い込み、大声で怒鳴って、店員の髪を引っぱろうとした。けが人は出ず、今では2人の笑い話になっている。

事の発端

夕食の席でいつも披露する持ちネタ

この話は、投稿者とパートナーが、人を招いた夕食の席でいつも披露している持ちネタだという。「彼にはそれくらいの借りがある気がするから」と投稿者は書いている。

時期は、ドラマ『グッド・プレイス』が放送されていたころ。もう何年も前のことだ。

パートナーが、おなかの手術を受けることになった。投稿者は当時まだ若く、麻酔を自分で経験したことがなかった。身近な人が受けるのを見たこともない。彼が麻酔で眠らされるというだけで、気が気でなかったそうだ。

「ごく軽い処置」と言われて気がゆるむ

手術は、おなかの小さなヘルニアを治すものだった。投稿者が見た切り傷は、1インチ(約2.5センチ)ほどの小さなものだ。

投稿者は手術の日まで、心配でたまらなかった。けれど周りは誰もが「ごく軽い処置だよ」と言う。本人も認めているとおり、それで気がゆるみすぎた。

退院のとき、看護師からは山ほどの説明があった。大半は、傷の手当てと薬の話だ。そこに「まっすぐ家に連れて帰ってください」という一言も入っていた。けれどその一言は、あとになるまで投稿者の頭に残らなかった。

やらかしの一部始終

はっきりした口調で「収納用品を買いに行きたい」

退院したパートナーは、とてもはっきりした口調で話していた。手術も終わったことだし、生活雑貨の大型店へ、浴室の収納用品を買いに行きたい。そう言い続けたのだ。

模様替えや整理整頓は、いかにも彼が言い出しそうなことだった。麻酔のことを何も知らなかった投稿者には、それが危ないしるしだとは思えなかった。話の筋も通っている。投稿者は、言われるとおり店に寄ることにした。

重い物を持たせないように、とは気をつけていた。けれど、彼にまだ薬が効いているとは、そのとき考えもしなかったという。

コメント欄での補足によると、店の中ではほとんどずっと彼の手を取って付き添っていたそうだ。彼は、浴室をどう整えたいのかを、筋道立てて細かく話していた。

店員を探しに行った5〜10分のあいだに

問題は、収納用品の売り場で起きた。高い棚の上にある商品が必要になり、投稿者は彼をその売り場に残して、取ってくれる店員を探しに行った。

これもコメント欄での補足だが、彼はその箱を自分で取ろうとしていたという。それだけはさせてはいけない、と投稿者は分かっていた。けれど自分の背では届かない。そこで「店員さんを呼んでくるから待っていて」と言い聞かせた。ところが、店員がなかなか見つからなかった。

5〜10分ほどたったころ。何人もの店員が、あの売り場のほうへ小走りで向かっていくのが見えた。

行ってみると、パートナーが大声で周りの人に怒鳴っていた。ふだんの彼からは考えられない姿だった。彼が怒鳴るところも、乱暴なことをするところも、投稿者は一度も見たことがない。その彼が、店員の1人の髪をつかんで引っぱろうとしていた。

「ここは地獄で、店員は悪魔だと思った」

あとになって、彼は投稿者にこう話した。手術室のあとの最初の記憶は、あの店の中で目が覚めたところだった。ここは地獄で、店員たちは悪魔なのだと思った、と。投稿者はここで、死後の世界を描いたあのドラマを引き合いに出している。

自分は大丈夫だ、店に行きたいのだと、投稿者を説き伏せたこと。店員とのあいだに起きたこと。そのどちらも、彼はまったく覚えていなかった。

投稿者が「しっかりしている」と信じて話していた相手は、本人の記憶のうえでは、まだ目を覚ましていなかったことになる。

その後

幸い、けが人は出なかった。髪を引っぱられそうになった店員も無事で、誰かがとがめられることもなかった。

投稿者のポケットには、退院のときに渡された書類一式が入っていた。投稿者はひたすら謝った。ショッピングモールの警備員も、当の店員も、事情をくんでくれたという。

2人は今も一緒にいて、この話は笑い話になっている。ただ、当時はかなり揉めた。彼は「ちゃんと見ていてくれなかった」と感じていた。周りの多くの人も、投稿者のことを「ひどく無責任だ」と見た。

投稿者の側にも、しばらく落ち着かない気持ちが残った。夢うつつの状態の彼に、自分が傷つけられることもあるのだろうか。そう考えてしまい、気持ちを整理するのに少し時間がかかったそうだ。幸い、彼はいつもの優しい彼に戻っている。

追記で、投稿者はこう振り返る。言い訳をするつもりはない。ただ、目の前ではっきりと「こうしたい」と話しているパートナーの言葉を、聞き入れてはいけない。若かった自分には、それがどうしても飲み込めなかった。もちろん今は、麻酔がどういうものかも、自分が何を間違えたのかも分かっている、と。

投稿は、こんな冗談で締めくくられている。「次に彼が手術を受けるときは、1週間、部屋に閉じ込めておくからね!」

海外の反応

1. やらかし名無しさん
店の名前をそのまま訳すと「寝具、浴室、そしてその先」。寝具と浴室までは、たぶん何の問題もなかったんだよ。でも「その先」にだけは、足を踏み入れちゃいけなかった。

※ 店名の最後の語「ビヨンド(beyond)」は「その先」「向こう側」という意味で、英語では「あの世」を指すこともある。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
投稿者です。正直に言うと、私にとっては浴室の収納用品を買いに行くこと自体が、永遠に続く責め苦みたいなものでね。見当違いだったとはいえ、あのときは本気で、いい恋人でいようとしていたんだよ!

3. やらかし名無しさん
生活雑貨の店の中で目が覚めて、最初に考えたのが「ここは地獄に違いない。ほかに説明がつかない」。この発想がたまらなく好きだ。人の多い場所にいると、自分もときどき同じ気分になるよ。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
笑ったあとで、本人の身になって考えてみた。手術室で眠ったはずなのに、気がついたら収納ボックスの棚の前に立っている。それは怖いよ。暴れてしまったのは、怖かったからだと思う。

5. やらかし名無しさん
だから「まっすぐ家に連れて帰る」んだよ。麻酔が残っている人は、ふだんのその人じゃない。何をするか読めないから、人前に出すだけで危ないんだ。けが人も逮捕者も出なかったのは、運がよかっただけ。本人が嫌がっても「だめ」と言って連れて帰るのが、付き添いの役目だと思う。あと、1週間閉じ込めるのもやめてあげて。

6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
そこまで責めなくてもいいと思う。麻酔のあとの人は、寝ぼけて歩き回っている人に近いんだよ。最初は普通に見えるのに、あるとき急におかしなことをする。そういうものだと知らなければ、見抜けなくても無理はない。

7. やらかし名無しさん
この話の教訓は「看護師の言うことは必ず聞け」に尽きる。学生のころ、看護の博士課程にいた人に「そこまで勉強するなら、なぜ医者にならないの」と聞いたら、「医者がみるのは病気。看護師がみるのは人だから」と返された。看護師の言うことに、まず間違いはないよ。

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
それはそうなんだけど、退院のときの説明って本当に量が多いんだよ。家族の日帰り手術に付き添ったとき、傷の手当て、薬、食事、次の受診日と一気に言われて、半分も頭に残らなかった。それからは、いちばん大事なことだけ、その場で紙に丸をつけてもらっている。

9. やらかし名無しさん
自分も麻酔を受けた処置のあと、送り迎えの人に「もう平気」と信じ込ませて、買い物に付き合わせたことがある。帰ってからは、紙を破くのが大好きな飼い犬に、未開封の郵便物をどっさり渡したらしい。「この子の芸を見せてあげる」と言っていたそうだ。目が覚めたら、買った覚えのない品物の山と、びりびりになった郵便物が部屋中に散らばっていた。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
こっちは盲腸で職場を早退して、そのまま手術。回復室で目が覚めると、当時のパートナーが電話を渡してくれたので、同僚にかけて「助けて。病院で、おなかに宇宙人の赤ちゃんを入れられた」と訴えた。腹腔鏡(ふくくうきょう)の手術でおなかに入れるガスの説明を、頭がそう変換したらしい。職場ではいまだに言われるよ。

11. やらかし名無しさん
自分が行きたがったのは、別の雑貨チェーンだった。麻酔のあとは毎回、誰かを説き伏せてどこかへ連れて行かせようとして、断られるとずいぶん生意気な口をきく……らしい。本人は何ひとつ覚えていない。目が覚めてから騒動の一部始終を聞かされて、笑うしかないんだ。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
持病やアレルギーを刻んで身につける、医療用の腕輪があるでしょ。あれに「麻酔が効いているあいだは、雑貨店に連れて行かないこと」と彫ってあるのを想像して、笑ってしまった。

13. やらかし名無しさん
夫が歯の手術を受けた日、迎えに行くと「少なくとも24時間は、赤ちゃんの世話も抱っこもさせないで」と念を押された。実際、普通にしていたかと思うと、急に「赤ちゃんを抱かせろ」と駄々っ子みたいに騒ぎ出す。帰りのドライブスルーでは、店員さんにスープと自分の口のことを叫び続けていたよ。車の中だったのが救い。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
で、旦那さんは結局スープにありつけたの!? そこがいちばん気になる。

15. やらかし名無しさん
父が初めてスマホを持ったいきさつを思い出した。歯の治療で麻酔を受けて帰ってきた父は、どこから見ても普段どおり。あれほど嫌がっていたスマホを、母と一緒に携帯会社のサイトで選んで、2台注文した。隣にいた母も、話の筋は通っているし大丈夫だと思ったそうだ。1週間後、母が「新しい電話が届いたよ」と言うと、父はきょとんとして「何の電話?」。注文したことを丸ごと忘れていた。

16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
鎮静に使う薬のなかには、受け答えはほぼ普通なのに、記憶を残す働きだけが止まってしまうものがあるそうだよ。そう珍しいことでもないらしい。見た目も話し方も普通だから、周りが気づけないのがやっかいなんだ。

17. やらかし名無しさん
店で働いている身としては、いちばん気の毒なのは店員さんだよ。いつもどおり働いていたら、いきなりお客さんに怒鳴られて、髪までつかまれそうになったんだから。けががなくて本当によかった。事情を聞いて分かってくれた店員さんも警備員さんも、心が広いと思う。

18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
退院のときの書類をポケットに入れていたのが、不幸中の幸いだったね。口で「手術の帰りなんです」と説明するだけより、ずっと話が早かったはず。それでも、平謝りするしかない場面だけど。

19. やらかし名無しさん
失敗だったのは、店に連れて行ったことより、売り場に1人で残したことのほうじゃないかな。そばについていれば、少なくとも店員さんに手が出る前に止められたと思う。

20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
投稿者です。どちらも自分のせいだと思っている。彼は高い所の箱を自分で取ろうとしていて、それだけはさせちゃいけないと分かっていた。だから「店員さんを呼んでくるから待ってて」と言い聞かせたんだけど、店員さんがなかなか見つからなくてね。それに「自分でやる」と言い張るのは、いかにも彼らしいことなんだ。薬のせいだなんて、思いもしなかった。

21. やらかし名無しさん
笑える話ではあるんだけど、真面目に言わせて。おなかの手術の直後に、歩き回らせていいと思ったのはなぜ? 歯を抜いたのとはわけが違う。ついさっきまで、おなかの中を人にいじられていたんだよ。家で休ませようとは思わなかったの?

22. やらかし名無しさん(>>21への返信)
投稿者さんの追記によると、小さなヘルニアの手術で、傷は2.5センチくらいだったそうだよ。周りに「軽い処置」と言われて気がゆるんだ、と本人も認めている。昔なら何日も入院したような手術が、今は日帰りで済む。だから「退院できたなら、もう大丈夫」と思ってしまう人は、きっと多いんだろうね。

まとめ

手術を終えたパートナーの頼みを信じて生活雑貨の大型店に寄り、売り場で騒ぎになってしまった、という告白でした。コメント欄では「看護師の言うとおり、まっすぐ帰るべきだった」という声と、「あれだけはっきり話されたら信じてしまう」という声が並びました。麻酔のあとに覚えのない買い物や電話をしていた、という体験談も集まっています。けが人が出ず、今は2人の笑い話になっているのが何よりです。

元ソース: 麻酔のあとのパートナーを、生活雑貨の大型店に連れて行ってしまった話

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