「これで直らなかったら、火をつけてやる」——ホームセンターで顔見知りに会ったとき、投稿者は冗談のつもりでそう言った。二日がかりで芝刈り機を修理し、ようやく動き出した1時間後。燃料を継ぎ足してスターターの紐を引いた瞬間、庭に3メートルを超える火柱が立った。冗談は、本人がいちばん望まない形で現実になってしまった。
※注:アメリカの「911」は消防・救急・警察をまとめて受け付ける緊急通報番号。日本の119番と110番を1つにまとめたようなものです。
何をやらかした?
📌 二日かけて芝刈り機を自力で直した投稿者。ようやく1時間まともに動いたが、燃料切れでガソリンを継ぎ足し、スターターを引いた途端に出火。炎は3メートル超まで上がり、8歳の娘は震え上がり、近所の人が全員外に出てきて見物する事態に。消防を呼ぶことになったが、けが人はなく、燃えたのは芝刈り機だけだった。
事の発端
動かない芝刈り機との、二日間の格闘
始まりは「エンジンがかからない」という、庭付きの家ならどこにでもある小さなトラブルだった。投稿者はこの二日間、ホームセンターに何度も足を運びながら、思いつく限りのことを全部やっている。点火プラグを新品に交換し、古いガソリンを抜いて入れ替え、エンジンオイルも交換。エアフィルターも新品にして、始動を助けるスプレーまで試した。それでも動かず、最後はキャブレター(ガソリンと空気を混ぜてエンジンに送り込む部品)まで分解して組み直している。修理業者に持ち込めば済む話を、休日を二日つぶして自分の手でやり切ったわけで、素人の日曜大工としてはかなりの根性だ。
「これで直らなかったら、火をつけてやる」
おかしなことに、ホームセンターに行くたび、毎回同じ家族ぐるみの友人と鉢合わせしていたという。最後の買い出しのとき、投稿者は疲れ切った顔で笑いながらこう言った。「これで直らなかったら、火をつけてやる」。誰が聞いても、ただの軽口である。
やらかしの一部始終
報われた1時間
組み直した芝刈り機は、ちゃんと動いた。二日分の苦労が報われた瞬間だ。投稿者はそのまま1時間ほど芝を刈り続け、やがて燃料が空になった。ここまでは、完全に「よくやった」で終わる話だった。
ガソリンを足して、紐を引いた瞬間
投稿者は携行缶からガソリンを継ぎ足し、いつも通りスターターの紐を引いた。次の瞬間、ゴォォォッという音とともに火が上がった。芝刈り機の給油で「エンジンが冷めてから入れる」が鉄則とされるのは、まさにこのためだ。刈ったばかりの本体は排気まわりが高温になっていて、こぼれたガソリンや気化した燃料に火が回ると、一瞬で燃え上がる。乾いた刈り草が本体にこびりついていれば、なおさらよく燃える。
炎は3メートル(10フィート)を超える高さまで上がった。8歳の娘は死ぬほど怖がり、近所の人たちは何事かと家から出てきて、そのまま全員が見物人になった。投稿者の頭にあったのは笑いではなく、家のすぐそばで燃料タンクが爆発するのではないか、という恐怖だった。
その後
投稿者は消防に通報した。そこへ妻が、バケツに水を汲んで飛び出してくる。投稿者は慌てて止めた。「ダメだ、消防を待とう」。これは正解で、ガソリンの火に水をかけると、燃えている油が水に浮いたまま流れて、かえって燃え広がる。天ぷら油の火災に水をかけてはいけないのと同じ理屈だ。
消火器は家にあった。ただ、燃え盛る燃料タンクに近づく気にはどうしてもなれなかったという。古い家で、屋外の水道の蛇口は建物の反対側に1つあるだけ、という条件も足を引っ張った。結局、比較的安全な場所で燃えるに任せ、プロの到着を待つことになった。写真は1枚だけ撮っている。燃え上がる炎を延々と撮影している余裕は、さすがになかったそうだ。
火は芝刈り機1台を灰にして終わり、家族も家も無事だった。二日かけて直した機械は、直った1時間後に自分の宣言通り燃え尽きたことになる。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
ガソリンの携行缶を家に置いてるなら、消火器もセットで置いておくべきだ。しかもできるだけ携行缶の近く、手を伸ばせば届く場所に。取りに走ってる間に手遅れになる。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
うちは台所に1本、物置に1本、車庫に1本の計3本。数千円のものを3つ買っておくだけで、こういう日の後悔が丸ごと消えると思えば安い買い物だよ。
3. やらかし名無しさん
消火器は無かったのか? せめて庭の水まき用ホースくらいはあっただろう。最初の数十秒なら、まだどうにかなったんじゃないか。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
ガソリンの火に水をかけるのだけは絶対にやめたほうがいい。油が水に浮いたまま燃え広がって、火の面積が一気に増える。天ぷら油の火災と同じ理屈だ。
5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
知らなかった…。水をかければ消えるものだと思い込んでいた。今日ひとつ賢くなったので、家に帰ったら家族にも共有しておく。
6. やらかし名無しさん
家庭用の粉末消火器なら、たいていガソリンの火にも使える。本体に「ABC」と書いてあるかどうかだけ確認しておけばいい。木にも油にも電気にも効く、という意味だ。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
ただし市販の小型のやつでは、この規模の火は消えない。一瞬小さくなっても、中身が切れた途端に空気が入ってまた燃え上がる。下手をすると前より大きくなる。
8. やらかし名無しさん
消火器は思っているより遠くまで薬剤が飛ぶぞ。4〜5メートル離れたところから始めて、必要なら少しずつ近づけばいい。メーカーだって、使う人に火元へ張りつけとは思っていない。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
それでも、燃料タンクが燃えている時にわざわざ近づく理由はない。安全な場所で燃やしきらせて、プロの到着を待った投稿者の判断は正しかったと思う。
10. やらかし名無しさん
8歳の娘さんのことは、そんなに心配しなくていい。数年たてば「あの日パパが芝刈り機を燃やした」は家族の鉄板ネタになる。むしろ一緒に消火器を買いに行って、使い方を教えてやるといい。全員無事だったこと以上に大事なことはないよ。
11. やらかし名無しさん
さんざん整備した挙句にこれか…。自分はこの手の格闘に疲れ果てて充電式に買い替えた。エンジンよりモーター、というのが最終的な結論だった。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
同じく。刃の手入れ以外にやることが無いし、ガソリンを買い足す必要もない。もう何年も使っているけど、いまだに何事もなく動いている。
13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
40ボルトの充電式を使ってる。1回の充電で40分刈れて、充電にかかるのは30分。庭がそこまで広くなければ、これで十分回るんだよな。
14. やらかし名無しさん
細かい話だけど、エンジンとモーターは別物だからな。燃料で自分から動くのがエンジン、電気で外から回してもらうのがモーター。この流れで言えばガソリン式がエンジン、電動がモーターだ。
15. やらかし名無しさん
充電式の芝刈り機、600ドル(約9万円)どころか、その半分以下で買ったやつが何年も元気に動いてる。値段のイメージだけで敬遠してる人は、一度売り場を見てみるといい。
16. やらかし名無しさん
とはいえエンジン式も、手入れさえすれば頑丈だぞ。うちのは夫が6年くらい何もせず放置していたけど、オイルと点火プラグとエアフィルターを替えたら、あっさり元通りになった。
17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
今回の投稿者はまさにそれを全部やった上に、キャブレターまで組み直してるからな…。頑張った分だけ切ない結末になってる。
18. やらかし名無しさん
燃え残った骸を、また一から組み直す作業が待ってると思うと楽しみだな。二度目なら手順も覚えてるし、今度こそ完璧に仕上がるはずだ。
19. やらかし名無しさん
芝刈り機(mower)を母親(mother)と読み違えて、しばらくまったく別の話だと思って読んでいた。文字が1つ違うだけで、ここまで物騒になるとは思わなかった。
20. やらかし名無しさん
世界の終わりまで一秒残らず撮影してる配信者じゃないんだから、写真1枚で十分だろう。むしろ火柱の前でカメラを構え続けなかったことを褒めたい。
21. やらかし名無しさん
賢明な判断だったと思う。家は燃えず、家族も無事で、失ったのは元から動かなかった芝刈り機1台だけ。結果だけ見れば、これ以上ない着地なんじゃないか。
まとめ
二日がかりで直した芝刈り機が、動き出した1時間後に火柱を上げた——本人の「直らなかったら火をつける」という軽口が、最悪の形で現実になった一件。コメント欄は投稿者を笑うより、消火器の置き場所や種類、ガソリンの火に水は禁物という実用的な情報で埋まった。中には「怖がった娘さんは数年後に家族の鉄板ネタとして笑う」と励ます声も。給油はエンジンを冷ましてから、消火器は手が届く場所に。庭仕事をする人には、他人事ではない教訓が残った。
元ソース: 芝刈り機を燃やして、消防を呼ぶ羽目になった話


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