冷蔵庫の奥から、パンパンに膨らんだ袋が出てきたことはないだろうか。指で押しても沈まない、あの張り方である。投稿者が見つけたのは、そこまで育ってしまったモッツァレラの袋だった。よく今まで破裂しなかったな——そう思った時点で、答えはもう出ていたのかもしれない。掃除したてのキッチンで、この30分後に起きたことの話である。
※注:フレッシュモッツァレラは、乳清(ホエイ)や薄い塩水といった水気ごと袋に詰めて売られている。この記事に出てくる「液体」はその水分が傷んだもの。中で傷みが進むとガスが発生し、袋が風船のように膨らむ。
何をやらかした?
📌 冷蔵庫を整理していた投稿者が、ガスで限界まで膨らんだ古いモッツァレラの袋を発見。彼氏から処分を任され、シンクに置いてマグカップをかぶせ、ハサミで角を切るという「安全策」を実行した。袋は想定の何倍もの勢いで破裂し、マグカップは真上に吹き飛び、饐えた液体が全身と掃除したてのキッチンに降り注いだ。
事の発端
「古い」では足りない古さだった
その日、投稿者は冷蔵庫の整理を始めた。奥のほうから出てきたのが、問題のモッツァレラである。ただ賞味期限が切れているという話ではない。投稿者自身が本文で大文字を使って強調しているとおり、これは「古い」ではなく「古い」のほうだった。
袋は完全に空気で張っていた。中で傷みが進んで、ガスが出て、袋が風船のようになっていたわけである。押しても凹まない。投稿者の第一印象は「よくこれで今まで破裂しなかったな」だった。この時点で、袋のほうはとっくに限界だったのだ。
「これ、捨てといて」
彼氏がその袋を投稿者に手渡した。処分係の任命である。
ここで選択肢はいくつかあった。袋のままゴミ箱に入れる。外のゴミ置き場まで持っていく。ゴミ袋に入れて二重にしてから出す。どれを選んでも、その日の投稿者の服は無事だった。
だが投稿者は、中身を出してから捨てるほうを選んだ。そして、そのための段取りをきちんと考えた。ここが、この話のいちばん切ないところである。何も考えずに雑にやったわけではない。むしろ逆で、真面目に対策を立てた結果がこれなのだ。
やらかしの一部始終
シンク、マグカップ、ハサミ。作戦は完璧だった
投稿者が組み立てた手順はこうである。
まず、袋をシンクに置く。飛び散っても受け止められるからだ。次に、上からマグカップをかぶせる。蓋の役目である。そのうえでハサミを差し入れ、袋の角を切って中の圧をゆっくり逃がす。液体が出てもシンクの中、勢いが出てもマグカップが押さえる。
理屈としては筋が通っている。投稿者もそのときは本気でそう思っていた。本人の文章も、ここで一度気持ちよく切れている——「完璧でしょ?」
そして次の行が、たった一語である。「違った」
マグカップが飛んだ
ハサミの刃が袋に触れた瞬間、袋は破裂した。想定していた「プシュッ」ではない。押さえのはずのマグカップは真上に吹き飛び、袋に溜まっていた饐えた液体が、投稿者の全身に浴びせられた。ついでに、掃除したばかりのキッチンにも。
つまり作戦のうち、シンクを使うところまでは正しかった。ただ一点、圧の見積もりだけを盛大に外していた。マグカップで押さえられる圧ではなかったのである。
さらに悪いことに、液体は顔にもかかった。鼻の中に入り、口の中にも入った。投稿者はこの一連を、事が起きてから30分後に書いている。そのときすでに、味がまだ口に残っていると書いている。
その後
彼氏の反応は、爆笑だった。目の前で袋が破裂し、マグカップが飛び、恋人が液体まみれになったのだから、笑うなというほうが無理な話ではある。ただし、その彼氏も匂いだけには参っていた。破裂の瞬間に解き放たれた匂いは、キッチンにとどまらず、家中に回っていた。
投稿者は長めのシャワーを浴びた。落ちなかった。自分でもはっきり分かるくらい匂うのだという。この告白を書き終えたら、その足で2回目のシャワーに行くと締めくくられている。
締めの一文は短い。もう一生モッツァレラは買わない。鼻と口に入ったところまで込みで、この食べ物との関係は終わったらしい。掃除したてだったキッチンも、当然もう一度掃除である。冷蔵庫の整理という、その日いちばん健全だったはずの家事が、シャワー2回とキッチン掃除2回を呼び込んだ計算になる。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
なぜ外に持って出なかったんですか。それだけの話だったと思うんです。屋外なら最悪破裂しても風が持っていってくれるし、服が汚れてもその場で脱げる。家の中で開ける理由がどこにもない。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
外に持って出るどころか、ゴミ袋に放り込んでそのまま出せば終わりですよね。中身を出してから捨てるという発想自体が、この場合は余計な工程だったと思います。
3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
腐っているものは家の中で開けない、というのは私の中では絶対の掟です。二重に袋に入れて、そのまま外へ。中身が何かは確認しません。確認したところで、こちらにできることは何もないので。
4. やらかし名無しさん
未開封で捨てられるものを、わざわざ開封してから捨てる。この一手だけで、シャワー2回とキッチンの再掃除が発生しているわけで。ゴミ箱は中身を仕分けてから来いとは一度も言っていないんですよ。
5. やらかし名無しさん
みなさん厳しいですが、私は投稿者の段取りは悪くなかったと思います。シンクに置いた、蓋をかぶせた、逃げ道を作ってから切った。やることは全部やっているんです。ただ相手の圧が想定外だった、それだけの話ではないでしょうか。
6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
同感です。方針は合っていて、見積もりだけが外れたパターン。マグカップで押さえられる圧かどうかなんて、実際に切ってみるまで誰にも分からないですよ。しかも切ってみたら手遅れという、確認する手段のない相手なのが厄介なところで。
7. やらかし名無しさん
そもそもモッツァレラって古くなるものなんですか。うちでは冷蔵庫に入る前に消えてなくなるので、袋が膨らむところまで到達したことが一度もありません。
8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
食材が届く宅配のセットを頼んでいると、こういうことが起きます。使う予定だった日に外食してしまって、肉だけ冷凍庫に避難させて、野菜は別の日に消費して、残ったチーズだけが冷蔵庫の奥に取り残されるという流れです。
9. やらかし名無しさん
次があるなら、針で小さい穴を開けてガスをゆっくり抜くのがいいですよ。今回はもう手遅れですが、次回のために覚えておいてください。臭いチーズ汁まみれ、本当にお気の毒です。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
それ、細い穴から高圧で噴射される可能性はないですか。私はどちらかというと、水鉄砲みたいに一直線に飛んでくる絵のほうが浮かんでしまって。結局いちばん安全なのは、開けずに捨てることだと思うんです。
11. やらかし名無しさん
匂いを落とすなら、ステンレスの塊を石鹸代わりに使う方法があります。魚や玉ねぎの匂いを取る専用のステンレス石鹸というものが売っていて、流水の下で手や腕にこすりつけるだけです。まず普通の洗剤でしっかり洗ってから、仕上げにこれを使うといいですよ。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
今から注文しても明日には届きます。急いでください。明日には匂いが消えているかもしれません。
13. やらかし名無しさん
そもそも論として、しばらく使わないと分かった時点で袋ごと冷凍してしまうのが正解です。使う前日か前々日に冷蔵庫に移して解凍すれば、食感は多少変わりますが普通に食べられます。少なくとも風船にはなりません。
14. やらかし名無しさん
私も似た経験があります。夏に麦茶を作り置きしたまま出張に出て、二週間後に帰宅したら容器の中で何かが完成していました。蓋を開けた瞬間の音は、いま思い出しても背筋が寒くなります。あれ以来、長期間家を空けるときは冷蔵庫の中身を全部処分してから出るようにしています。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
うちは冷凍庫の奥で発掘した何かを、正体不明のままシンクで解かそうとして同じ目に遭いました。あの手の袋は、外側の見た目と中の状況がまったく一致しないので、判断材料がないんですよね。
16. やらかし名無しさん
中世に大流行した疫病の原因がついに判明しましたね。当時の人たちが冷蔵庫の掃除をサボっていたせいです。……はい、中世に冷蔵庫はありません。ですがあの袋の膨らみ方を見ると、そう言いたくなる気持ちも分かっていただけるはずです。
17. やらかし名無しさん
膨らんだ袋を見つけた時点で「よく破裂しなかったな」と思ったんですよね。それ、袋のほうはもう限界だという合図なので、そこから刃物を近づけるのは相当な勇気だと思います。私なら見なかったことにして、そっと袋ごと外に出します。
18. やらかし名無しさん
本当に大変なのはここからで、家中に回った匂いは数日単位で残ります。とにかく窓を全部開けて空気を動かすこと、それから壁や床にも飛んでいる前提で拭くこと。匂いの元が残っているうちは、何度シャワーを浴びても部屋のほうから匂ってきます。
19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
重曹を溶かした水で拭くのと、小皿に入れた重曹を数日置いておくのが効きます。あと洗濯機に直行させた服は、普通に洗っただけだと取れないことがあるので、洗う前に一度つけ置きしたほうがいいです。
20. やらかし名無しさん
爆笑した彼氏、いま笑えているうちに笑っておいたほうがいいですよ。匂いは家中に回っているそうなので、今夜そこで寝るのは彼氏も同じです。しかも「これ捨てといて」と渡した本人という立場は、この先ずっと残りますから。
21. やらかし名無しさん
もう一生買わないという宣言、気持ちは痛いほど分かるのですが、それはモッツァレラのせいではなく期限のせいです。買ってきたその週に食べれば、こんなことは起きません。ほとぼりが冷めたら、新しいのを買ってすぐ食べてください。それが本当の仕返しです。
まとめ
冷蔵庫の整理という、その日いちばん真面目な家事から始まった話である。シンクに置き、マグカップで蓋をし、ハサミで角を切る——段取りは考えられていた。外していたのは、袋の中に溜まっていた圧の見積もりだけだった。海外の反応は「未開封のまま捨てればよかった」という当然の指摘が大半を占めつつ、匂いの落とし方や次回のための予防策、そして自分の冷蔵庫から出てきた何かの話が続いた。膨らんだ袋を見て「よく破裂しなかったな」と思ったら、それはもう開けていい状態ではない、というのが今回の教訓である。
元スレッド: モッツァレラの袋を破裂させてやらかした

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