「動画の中身は重要ではない」——夫に送るはずが、共有画面の候補をひとつ間違えた話

「動画の中身は重要ではない」——夫に送るはずが、共有画面の候補をひとつ間違えた話 SNS・デジタル

スマートフォンで写真や動画を送ろうとしたとき、共有画面のいちばん上に、よく連絡している相手の顔が数人ぶん勝手に並んでいるのを見たことはないだろうか。あそこを何気なくタップして、狙った相手をきちんと選べている自信はあるだろうか。海外の掲示板に投稿された今回の告白は、その一回のタップのせいで、まる一週間ずっと顔から火が出続けることになった既婚女性の話である。

※注:スマホで写真や動画を「共有」しようとすると、送り先アプリの一覧より手前に、最近やりとりの多い相手の名前とアイコンが数人ぶん自動で表示されることがある。本文でいう「候補」はこれを指す。並び順は固定ではなく、そのときの連絡頻度で入れ替わる。

何をやらかした?

📌 夫に送るつもりで撮ったプライベートな動画を、共有画面に自動で並んだ候補から相手を選び間違えて、10年以上の付き合いになる親友に送ってしまった。親友とは姉妹同然の間柄だったため、その場は二人で笑い合って終わった。ただし投稿者はその後まる一週間、夫と親友の両方からいじられ続け、ようやく恥ずかしさから立ち直りかけたところで掲示板にこの告白を書き込んだ。

事の発端

姉妹みたいな親友と、10年以上の付き合い

投稿者には、10年をゆうに超えて付き合いが続いている親友がいる。本人の言葉を借りれば「もうずっと姉妹みたいなもの」で、日常のやりとりも当然多い。写真も動画も、思いついたそばから送り合う相手だ。この「連絡の多さ」が、あとで牙をむくことになる。

もうひとりの当事者は夫である。この日、投稿者は夫を驚かせようと思い立った。内容そのものは夫婦のあいだの話なので、ここでは触れない。本人も投稿の中で「動画の中身は重要ではない」とはっきり書いている。重要なのは、その動画を「どうやって送ったか」のほうだ。

送り方だけは、いつもより横着だった

撮り終えた投稿者は、写真アプリを開いて動画を選び、共有ボタンを押した。すると画面の上のほうに、よく連絡している相手の顔とアイコンが何人ぶんか並んで出てきた。連絡先アプリを開いて名前を探して、それから送信、という手順を踏まなくても、ここを一度触れば済んでしまう。

投稿者はこう振り返っている。「あの候補を使うのが良い考えだと、何も考えずに思ってしまった」。実際、この候補は便利だ。日常の九割九分では便利で、残りの一分でこういうことが起きる。

やらかしの一部始終

青いボタンを押すまで、迷いはなかった

投稿者は並んだ候補の中から夫のアイコンを選び、青い送信ボタンを押した。少なくとも本人は、夫を選んだつもりだった。手順としては何ひとつ複雑ではない。選んで、押した。それだけだ。

ところが実際にタップされていたのは、夫のひとつ隣にいた親友のアイコンだった。前述のとおり、この候補の並び順はそのときの連絡頻度で入れ替わる。位置で覚えていた人ほど事故りやすい仕組みで、投稿者はその典型を踏み抜いた。

気づいた瞬間の絶望

送信済みの画面に表示されていたのは、夫の名前ではなく親友の名前。動画はもう相手の端末に届いている。投稿者は投稿の中で、この瞬間の心境を泣き顔の絵文字を二つ並べるだけで表現している。長い説明より、そのほうがよほど伝わる。

幸いだったのは、送り先が「たまたま連絡先に入っていただけの誰か」ではなかったことだ。10年以上をともに過ごしてきた親友は、届いた動画を見て、そして投稿者からの必死の連絡を見て、笑い飛ばしてくれた。投稿者もつられて笑うしかなかった。気まずさで関係が終わる展開にはならず、二人はその場で笑い話に着地させた。

その後

ただし、話はそこで終わらなかった。笑い話として着地したということは、これから一生ネタにされる権利を二人に献上したということでもある。投稿者はそこから一週間、夫と親友の両方からいじられ続けることになった。

本人いわく「やらかしたのは今日ではなく一週間前で、いまようやく恥ずかしさから立ち直りつつあるところ」。怒られたわけでも、責められたわけでも、誰かを傷つけたわけでもない。ただひたすら、身内二人から軽く笑われ続けた七日間である。真顔で叱られるより、この形のほうがきつい場面は確かにある。

そしてその一週間を経て、投稿者はこの一部始終を自分から掲示板に書き込んだ。世界中の見ず知らずの人間に向けて、いじられる相手をさらに数千人ぶん増やしにいったわけである。この胆力だけは素直にすごい。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
送り先の候補としては、いちばんマシな部類だと思う。上司、義理の母、部署のグループチャット、そのあたりじゃなかっただけで大勝利。今夜は枕を高くして寝ていい。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
部署のグループチャットを想像しただけで背筋が冷えた。あれは一度飛んだら取り消しがまず間に合わないやつ。親友でよかった、本当に。

3. やらかし名無しさん
「動画の中身は重要ではない」という一文がいちばん効いている。映画『パルプ・フィクション』で、最後まで中身が映らないアタッシュケースとまったく同じ扱いになってる。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
中身を明かさないほうが伝説になるやつだ。ここで丁寧に説明されていたら、ただの失敗談として流れて終わっていたと思う。

5. やらかし名無しさん
犯人はスマホの共有画面のほうだと思っている。あの「よく連絡する相手」の並びは、日によって順番が入れ替わるのがいちばんたちが悪い。顔じゃなく位置で覚えている人ほど事故る。

6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
本当にそれ。アイコンが小さいうえに名前が途中で切れて表示されるのも良くない。送信の前にもう一段だけ確認をはさむ設計にしてほしい。

7. やらかし名無しさん
自分は家族の共有アルバムに職場の書類を上げたことがある。中身は事故というほどでもなかったけど、母から「これ何の紙?」と電話が来るまでの三分間で寿命が縮んだ。

8. やらかし名無しさん
一週間ずっといじられ続けている、というのが妙にリアルでつらい。こういうのは真剣に怒られるより、軽く笑われ続けるほうが逃げ場がない。

9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
分かる。深刻な顔で謝られるより、何かを送るたびに「相手、合ってる?」と毎回言われるほうが延々と効く。

10. やらかし名無しさん
親友が笑って流してくれた、というところがすべてだと思う。10年積み上げてきた関係の厚みって、こういう場面でしか本当のところが分からない。

11. やらかし名無しさん
個人的には、そもそもその手の動画を撮らないのがいちばんの対策だと思っている。端末は壊れるし、修理も機種変もあるし、事故の可能性はどうやってもゼロにはならない。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
慎重派の言い分も分かるけど、それを突き詰めると写真すら撮れなくなる。撮るなら送り先だけは候補に頼らず一件ずつ手で選ぶ、くらいが現実的な落としどころでは。

13. やらかし名無しさん
自分は前に、母に見せるつもりだった通院の記録写真を職場のグループに送ってしまった。三十秒で消したのに、既読が二つ付いていた。あの二人が誰なのかは今も分からない。

14. やらかし名無しさん
今週いちばん平和なやらかし枠。誰も怪我をしていないし、お金も減っていないし、人間関係も壊れていない。掲示板がこういう話で埋まる週があってもいいと思う。

15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
同意。読み終わったときの感想が「うわぁ……」ではなく「あー、あるある」で済む話は、この掲示板ではけっこう貴重な部類だと思う。

16. やらかし名無しさん
送信の取り消しができるアプリだったのかが気になる。ただ、あっても通知のほうが先に相手の画面に出るから、この手のものは結局まず間に合わない。

17. やらかし名無しさん
親友のほうも一週間しっかりネタにしてくるあたりが、逆にいい関係だと思う。気まずさが先に立って連絡が途絶えるパターンのほうが、よほどしんどい。

18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
気を遣って何も触れずにいられるほうが重いんだよな。むしろ遠慮なくいじり倒してくれる相手のほうが、こっちも早く忘れられる。

19. やらかし名無しさん
うちの親は共有画面の候補を全面的に信用していて、私に届くはずのレシートの写真が毎回どこかの他人に飛んでいる。世の中のどこかに、謎のレシートを受け取り続けている人がいるはず。

20. やらかし名無しさん
恥ずかしいのは分かるけど、一週間で立ち直って自分から書き込めている時点でかなり強い。誰にも言えずに一人で抱えたほうが、この手の記憶はよっぽど長く残る。

まとめ

夫へのサプライズのつもりが、共有画面に並んだ候補を一つ間違えただけで、10年来の親友への「サプライズ」に化けた話。海外の反応は「相手が親友でよかった、上司や義理の母だったら終わっていた」という安堵の声と、「順番が入れ替わるあの候補の設計こそが悪い」という機能への不満に大きく割れた。似た誤送信の告白も次々と集まり、コメント欄はいつのまにか共感の場になっていた。恥ずかしさは一週間で薄れるが、笑ってくれる相手が10年ぶんそこにいたという事実のほうは、たぶんずっと残る。

元ソース: やらかした:動画を送る相手を間違えた

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