くしゃみをこらえた瞬間に腰が「ピキッ」といった経験はないだろうか。あるいは、笑いすぎて翌日に腹筋が筋肉痛になったことは。海外の掲示板に投稿された今回の話は、その延長線上にある——台所を歩きながら、いつものように咳をぐっと押し殺した。ただそれだけで、左の肋骨をやってしまった人の記録である。しかも、大した咳ですらなかった。
※注:以下は投稿者本人が書いた体験談であり、特定の診断や治療法をすすめるものではない。
何をやらかした?
📌 19年ものあいだ、原因のはっきりしない咳とつき合ってきた投稿者。ある木曜日、台所を歩きながら、いつもの調子でこみ上げてきた咳を押し殺した。その瞬間、左の肋骨のあたりで「何かが起きた」のがはっきり分かった。打撲なのかヒビが入ったのかは本人にも分からない。ただ、息をするだけで、寝返りを打つだけで、ソファから立ち上がるだけで痛む。痛みには慣れているつもりだった彼が、10段階で7〜8と表現する状態が6日続いている。
事の発端
19年つき合っている、正体のはっきりしない咳
投稿者には、19年前から続いている咳がある。最初は喘息と診断された。近年は喘息そのものは落ち着いているとみられているのに、この咳だけがずっと残っていて、今は逆流性食道炎——胃酸が食道のほうへ上がってきて炎症を起こすもの——との関連が疑われている。本人はその説にあまり納得していないが、納得していようがいまいが、咳は出るときには出る。
ひどいときは、咳き込みすぎて吐きそうになる。実際にえずいてしまうこともある。しかも厄介なのは、咳き込むほど止まらなくなり、えずくほどまた咳が出る、という循環に入ってしまうところだ。だから彼にとって「出かかった咳を途中で押し殺す」のは、長年やってきた自衛策だった。むしろ、そうしないと事態が悪化するのである。
その日の咳は、むしろ軽いほうだった
6日前の木曜日。投稿者は台所を歩いているところだった。いつものように、こみ上げてきた咳をぐっとこらえた。あとから何度振り返っても、あれは決してひどい咳ではなかった。こらえるのに力んだ覚えもない。この19年で何百回、何千回とやってきた動作の、ただの一回だったはずだ。
やらかしの一部始終
押し殺した、その瞬間
ところが、こらえたまさにその瞬間、左の肋骨のあたりで「何かが起きた」のがはっきり分かった。派手な音がしたわけでも、どこかにぶつけたわけでもない。それでも、何かが確実に変わってしまった感触だけがあった。
打撲なのか、ヒビが入っているのか、本人にも分かっていない。「少なくとも打った状態にはなっている」というのが本人の見立てである。肋骨まわりで明らかな不調が出たのは、人生で初めてだった。
息をするだけで痛い、という6日間
やっかいなのは、痛むのが特別な動きをしたときではないことだ。息をする。ベッドの上で寝返りを打つ。ソファから立ち上がる。そのすべてが痛い。もともと痛みは我慢して過ごすほうだと自認している彼が、10段階で7〜8と表現する水準である。
そして、くしゃみや咳が出た瞬間——あるいは、それをまた押し殺そうとした瞬間——痛みは一時的に9か10まで跳ね上がる。ちなみに彼の人生で「10」だったのは尿路結石だという。あの痛みと並ぶものが、台所で咳をこらえただけで発生している。
その後
3日目あたりから、毎日ほんの少しずつ良くなっているのは感じている。それでも、くしゃみの気配がするたびに、彼はできるかぎり音を殺す構えを取りながら、これから来る痛みに向けて心の準備をする。くしゃみに身構えて暮らす、という妙な日常である。
病院にはまだ行っていない。「良くならなければ行く」という段階だ。ただ、投稿にはあとから追記が入り、もともと予定されているかかりつけ医の診察のときにこの件を相談するつもりだと書き添えられている。長年の咳についても、次はもう少しはっきり訴えるつもりらしい。
そんな彼を少しだけ救ったのが、隣の家の人の昔話だった。19歳になる直前に暴漢に襲われ、片側の肋骨を3本、反対側を2本、折ったり痛めたりしたことがあるという。治るまで2か月かかった。その話を聞いて、投稿者はようやく自分の痛みの位置が測れた気がしたそうだ。少しずつでも良くなっている、それだけでありがたい、と。
もうひとつ、彼は投稿のあとでこんなことも思い出している。俳優のマンディ・パティンキンが、1987年のアメリカ映画『プリンセス・ブライド・ストーリー』の撮影中に、共演者のビリー・クリスタルのアドリブに笑うのをこらえて肋骨を痛めた、という有名な逸話だ。つまり、こらえて肋骨をやるのは彼だけではない。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
「咳を我慢しただけで肋骨」って字面だけ見ると大げさに聞こえるけど、実際そこそこ起きるらしい。うちの母もそれで二週間くらい起き上がるのに苦労してた。良くなってきてるならいいけど、一度は診てもらってほしい。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
肋骨って、診てもらっても「安静にして時間が経つのを待ちましょう」で終わることが多いんだよね。ただ、打った程度なのかヒビが入っているのかで気をつけることが変わってくるから、一回だけでも撮ってもらう価値はあると思う。
3. やらかし名無しさん
わかる。静かなオフィスでくしゃみを我慢したら背中の筋を派手に痛めて、三日間まともに座れなかったことがある。人間の体って、こっちが油断した一瞬をずっと待ってる気がしてならない。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
「油断した一瞬を待ってる」は本当にその通りで、靴下をはこうとしただけで腰をやった年に、自分の体を味方だと思うのをやめた。転んだとか落ちたとかじゃなく、何もしてないのに壊れるほうがよっぽど怖い。
5. やらかし名無しさん
肋骨の何がつらいって、固定できないところ。腕なら吊っておけば休ませられるけど、肋骨は呼吸のたびに動く。つまり寝ても起きても、一日中ずっと働かせ続けることになるわけで。
6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
それ。そして最大の敵が「笑うこと」。見舞いに来てくれるのはうれしいのに、面白い話をされた瞬間に本気で手で制するようになる。治るまでの数週間、生活からユーモアがまるごと消えるんだよ。
7. やらかし名無しさん
自分も一度やった。あの「今、体の中で何か変なことが起きた」という感覚、一度味わうとしばらく忘れられない。肋骨のあたりが二週間くらい痛くて、原因は間違いなく我慢した咳だった。
8. やらかし名無しさん
こちらはくしゃみで喉頭——のどぼとけのあたりにある、声を出すための器官——を骨折したことがある。医者に原因を聞かれて「くしゃみです」と答えたときの、あの信じてくれていない顔は一生忘れない。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
それは想像したくない痛みだ。どのくらいで治ったのか本気で気になる。飲み込むのも喋るのも全部そこを使うわけで、肋骨どころの話じゃないというか、日常のあらゆる動作が地雷になりそう。
10. やらかし名無しさん
自分は四月に転んで肋骨を痛めて、いまだに痛みが残ってる。肋骨は治りきるまで一年かかることもあるらしくて、しかも医者にできることがほとんどないのが救いがない。お腹にぐるっと巻くサポーターを使ったら、少しだけ楽になった。
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
一年、という数字を見て息を呑んだ。折れていなくても、打っただけでそんなに引きずることがあるのか。サポーターの話は投稿者さんにも役立ちそうだから、ちゃんと届いてほしい。
12. やらかし名無しさん
逆流性食道炎から来る咳は本当にある。自分は胃酸を抑える薬を朝晩飲むようになってから、夜中の咳がぱたっと止まった。ただ投稿者さんはもう処方薬を飲んでるみたいだから、そこは主治医と相談してほしいところ。
13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
投稿者さんが逆流説を疑ってるのは、昔の喘息の薬でこの咳が完全に止まっていたかららしいね。追記によると、シャワー中や寒い日、庭の草刈りのあとに出やすいとも書いてある。原因が一つに絞りきれないのがいちばんしんどい。
14. やらかし名無しさん
肋軟骨炎——肋骨と胸骨をつなぐ軟骨が炎症を起こして、胸のあたりがずっと痛むもの——を一度調べてみてほしい。自分も名前すら知らないまま突然やられたので、頭の片隅に入れておくだけでも違うと思う。
15. やらかし名無しさん
自分の場合、何年も続いていた咳の正体は後鼻漏だった。鼻水がのどの奥にじわじわ落ちてきて咳を誘発するやつ。ずっと肺を疑って検査してたのに、犯人は鼻だったという落ちで、判明するまで数年かかった。
16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
この手の長引く咳、容疑者が多すぎるんだよな。喘息、逆流、鼻、薬の副作用、部屋の環境。しかも複数が同時に悪さしていることもあるから、一つ潰しても半分しか良くならなくて心が折れる。
17. やらかし名無しさん
投稿者さんの追記にもあったけど、俳優のマンディ・パティンキンが映画『プリンセス・ブライド・ストーリー』の撮影中、共演者のアドリブに笑うのをこらえて肋骨を痛めた話がある。あの撮影で唯一負ったけががそれ、というのが最高すぎる。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
笑いをこらえて肋骨、咳をこらえて肋骨。つまり人間は「こらえる」ようには作られていないということでは。出したいものは出しておけ、という教訓にしか読めなくなってきた。
19. やらかし名無しさん
お隣さんの「19歳のときに片側3本、反対側2本、治るまで二か月」で痛みの相場をつかむ、という流れが妙にリアルだった。他人の骨折話でしか自分の痛みを測れないの、地味に切ないんだよな。
20. やらかし名無しさん
痛みの10段階で尿路結石が10、というのには全力で同意したい。あれを一度経験すると、その後の人生のたいていの痛みが「まあ結石よりはマシ」で処理できるようになる。ろくでもない物差しだけど確実に役に立つ。
21. やらかし名無しさん
会議中とか映画館とか、咳を我慢しなきゃいけない場面って生活の中に山ほどあるんだよな。この話を読んでから、あの「ぐっとこらえる」動作が急に怖くなってきた。堂々と咳ができる場所のありがたさよ。
まとめ
台所を歩きながら咳をこらえた、たったそれだけで、左の肋骨が6日間ずっと痛い状態になった。19年つき合ってきた咳の扱いには慣れていたはずの投稿者にとっても、これは初めての事態だったという。海外の反応で目立ったのは、くしゃみを我慢して背中や喉をやってしまった人たちの体験談と、「肋骨は固定できないから、治るまで笑うのが地獄」という実感のこもった証言だった。くしゃみをこらえてぎっくり腰、笑いすぎて腹筋が筋肉痛、静かな場所で必死に咳を殺す——「我慢したせいで壊れる」のは、どうやら国を問わないらしい。出せるときには、出しておいたほうがいい。
元ソース: 台所で咳をこらえたら、左の肋骨をやってしまった

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