「あの変な唇と牙のやつ、ひどかったよね!」職場の嫌いなお菓子談義で言った一言に、同僚たちが「は?」という顔をした理由

「あの変な唇と牙のやつ、ひどかったよね!」職場の嫌いなお菓子談義で言った一言に、同僚たちが「は?」という顔をした理由 職場

ハロウィンにもらうお菓子の袋に、ときどきまざっていた、ろうでできた真っ赤な唇。子どもの頃の投稿者は、食べ物を残すのは悪いことだからと、味のしないそれをハロウィンのたびにがまんして飲み込んでいた。30代になったある日、職場の雑談で「あれ、ひどかったよね!」と口にする。返ってきたのは、同僚たちの「はあ? 今なんて言った?」という顔だった。

※注:本文に出てくる「ろうの唇」は、アメリカでワックス・リップスと呼ばれる昔ながらの駄菓子。食品用のろうに色と香りをつけて、大きな真っ赤な唇の形にしたもの。裏側の板を歯でくわえると、自分の口の上に大きな唇がかぶさって、おどけた顔になる。ひとしきり遊んだら、ガムのように噛んで味わうものとされているが、噛まずに捨てる人も多かった。唇に吸血鬼の牙が付いた形のものもある。「ろうの小瓶」はワックスボトルと呼ばれるお菓子。小さなジュース瓶の形をしたろうの容器に甘いシロップが詰めてあり、先端をかじって中身を飲んだら、ろうはガムのように噛んで、飲み込まずに吐き出すのが本来の食べ方。キャンディコーンは、黄・オレンジ・白の三色に分かれた三角形の砂糖菓子で、ハロウィンの定番。ただし好き嫌いがはっきり分かれ、「いちばん嫌いなハロウィンのお菓子」を選ぶ調査では、たびたび1位になっている。

何をやらかした?

📌 30年以上前、ハロウィンでもらったお菓子の中にあった、ろうでできた唇や吸血鬼の牙の形のもの、それに小さなジュース瓶の形をしたろうの小瓶。投稿者は、味のしないそのろうを「食べ物を無駄にしたくない」一心で、いつもいちばん先にがまんして食べていた。30代になって、職場で同僚たちと嫌いなお菓子の話をしていたとき、「あの変な唇と牙のやつは? あれ、ひどかったよね!」と言ったところ、同僚たちは一斉に「は?」という顔に。あのろうは、飲み込むためのものではなかった。

事の発端

お菓子の袋にまざっていた、唇と牙と小瓶

投稿者が子どもだったのは、30年以上前の90年代のこと。ハロウィンにもらうお菓子の袋には、ちょっと変わった“お菓子”がまざっていた。

ひとつは、真っ赤な大きい唇の形をしたもの。ひとつは、その唇に吸血鬼の牙が付いたもの。そしてもうひとつは、小さなジュースの瓶そっくりの形をした小瓶で、中には砂糖水のような甘い液が入っていた。

どれも、ろうでできていた。けれど、それがどういう物なのかを教えてくれる人は、誰もいなかった。お菓子の袋に入っているのだから、お菓子なのだろう。投稿者はそう受け取って、ほかのお菓子と同じように食べていた。唇も、牙も、そして小瓶も、ろうごと全部だ。

食べ物を残すのは、どうしても嫌だった

正直に言えば、投稿者はこれらが大嫌いだった。噛んでも噛んでも、ろうからは何の味もしない。それでも、食べ物を無駄にすることには、いつも罪悪感があった。嫌いだからという理由で捨てることは、どうしてもできなかった。

やらかしの一部始終

嫌いなものから先に片付ける

そこで投稿者が決めたのは、さっさと済ませてしまうことだった。お菓子の袋を手にすると、まずは唇と牙と小瓶をより分けて取り出す。そして、ほかのお菓子に手をつける前に、それを無理やり飲み込んで片付けてしまう。嫌なものを先に終わらせておけば、あとは気持ちよくほかのお菓子を楽しめる、というわけだ。

味のないろうをひたすらかじりながら、子どもの投稿者は首をかしげていた。どうしてこんなものを、わざわざ作っているんだろう。

大人たちが心配していたのは別のものだった

90年代といえば、誰もが「ハロウィンのお菓子にカミソリの刃や薬物が仕込まれているかもしれない」と心配していた時代だ。大人たちがそんな危険に気をもんでいたちょうどそのころ、投稿者は一人、味のしないろうを黙々とかじっていたことになる。

※注:見知らぬ誰かがハロウィンのお菓子に刃物や毒を仕込むかもしれない、という心配は、1970年代ごろからアメリカで広まり、親は子どものお菓子を食べる前に点検するよう、長年呼びかけられてきた。ただ、この問題を1980年代から調べている社会学者は、見知らぬ人から受け取ったお菓子で子どもが死亡したり大けがをしたりした確かな例は見つかっていないとしていて、都市伝説に近い話とも言われている。

30代、職場の「嫌いなお菓子」談義

それから時が流れ、投稿者は30代になった。ある日、職場で同僚たちと、嫌いなお菓子の話になった。みんなが口々に挙げるのは、キャンディコーンだった。

投稿者も負けじと話に乗った。子どもの頃にさんざん苦しめられた、あのお菓子のことだ。

「ねえ、あの変な唇と牙のやつは? あれ、ひどかったよね!」

その後

返ってきたのは、共感ではなかった。同僚たちは揃って「はあ? 今なんて言った?」という顔で、投稿者を見ていた。

その顔を見て、投稿者はようやく気づく。あのろうの唇も吸血鬼の牙も、飲み込むためのものではなかったのだ。投稿者は、自分の投稿を一行の要約でこう締めくくっている。「ろうの唇と吸血鬼の牙は、食べるものではありません」。

食べ物を無駄にしてはいけないと、子どもの頃は毎回いちばん先にがまんして飲み込んでいたもの。その真面目さが、大人になって、同僚たちのぽかんとした顔となって返ってきた。

この投稿には1,000を超える高評価と、100件を超えるコメントが付いた。投稿者は本文で「あれはろうの飾りで、お菓子じゃなかった」と書いているが、コメント欄では「いや、あれもれっきとしたお菓子。ただ、ろうは噛んで味わったら吐き出すもので、飲み込むものじゃない」という指摘が相次いだ。そしてそれ以上に、「実は自分も食べてた」という人が次々に名乗り出ることになった。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
ろうは、味がしなくなるまでガムみたいに噛むものなんだよ。小瓶のほうは中の液を飲むためのもので、瓶まで食べるものじゃない。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
「味がしなくなるまで」って言うけど、あれ、噛み始めた時点でもう味がしないんだよな。

3. やらかし名無しさん(>>2への返信)
まあね。でも食べ方としてはそれが正解なんだよ。おいしいなんて一言も言ってない。

4. やらかし名無しさん
投稿者は「飾りだった」って書いてるけど、あれはれっきとしたお菓子だよ。昔ながらの、まずいお菓子ではあるけどね。飲み込んじゃいけなかったのは、小瓶と唇の“ろうの部分”のほう。

5. やらかし名無しさん
正直、自分も今の今まで知らなかった……。小瓶のやつは一回だけ食べて、それっきり二度と手を出さなかった。色がきれいだったから、最初の一回だけ釣られたんだよね。

6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
小瓶のやつ、子どもの頃いちばんの好物だったよ。……ろうは食べてなかったけど。

7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
自分は小瓶を丸ごと口に放り込んで、ガムみたいに20分くらい噛んでから吐き出してた。唇のやつも同じ。ちゃんと噛んではいたけど、飲み込みはしなかったな。

8. やらかし名無しさん
その話をするなら……自分は噛んだろうを、口の中で何かの形にしようとしてた。いちばん多かったのは雪だるま。簡単だからね。で、吐き出して出来ばえを確かめるんだ。うん、変な子どもだったと思う。

9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
いや、変な子どもだったのは“僕ら”だよ、同志。ろうを噛んで何かこしらえてた子は、絶対に君だけじゃない。

10. やらかし名無しさん
気にしないで、投稿者さん。自分も食べるものだと思ってたよ。ただ、どうしても最後まで食べきれなかっただけで。

11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
うちは何か欲しいって言うたびに、親から「お金がないの」で片付けられてた。だから自分の家は貧乏なんだと思い込んで、食べ物は何ひとつ無駄にしない子になったんだよね。

12. やらかし名無しさん
自分も初めて小瓶をもらったとき、ろうごと食べた。まずいとは思ったけど、中の液がおいしいから、まあ元は取れるかなって。あとで食べるものじゃないと知って、「じゃあなんで、わざわざろうで作るの?」と思ったよ。食べられないものなら、普通はプラスチックかガラスでしょ。ろうも一緒に楽しむお菓子なんだと思い込んでて、まずいのは自分の好みの問題だと信じてたよ。

13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
さっきから何の話をしてるの? そんな“お菓子”、一度も見たことないんだけど。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
唇のやつは、60〜70年代にはどこでも売ってたらしいよ。自分は80年代生まれで、唇は1回見たかどうか。でも小瓶のほうは、今でも近所のコンビニや1ドルショップに普通に置いてある。

15. やらかし名無しさん
イギリスにも似たお菓子があるんだけど、あっちはろうじゃなくて、普通に全部食べるタイプなんだよ。だからこのスレは衝撃だった。ネットで調べて、まったくの別物だと確認した。

16. やらかし名無しさん
あのろうって、一応は“食べられる”素材のはずだよね。でも、牙のほうはさすがにプラスチックだって気づかなかったの?

17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
それは別物だと思う。ここで話してるのは、ろうでできた唇に、吸血鬼の牙までくっついてるやつ。プラスチックの付け牙のことじゃないよ。

18. やらかし名無しさん(>>16への返信)
材料はたぶんパラフィン、つまりろうそくにも使われるろうだね。ということは、あれを食べてた子どもは、ほぼクレヨンを食べてたようなもの。賢い子は、クレヨンより白い工作のりのほうがうまいって知ってたけどな。

※注:ワックス・リップスやワックスボトルに使われているのは食品用のパラフィンなどで、ろうそく用のものとは別の基準で作られているとされる。

19. やらかし名無しさん
気休めになるか分からないけど、自分はタマーレ(トウモロコシの粉の生地を、トウモロコシの皮で包んで蒸すメキシコの料理)の皮は食べないものだって、ほんの数年前まで知らなかった。誰も教えてくれなかったんだよ。

20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
自分もやった。友達の家族がタマーレを売るのを手伝ってたとき、「皮がどうも苦手で」って言ったら、スペイン語で「いいかい、坊や……」と切り出された。あとはお察しのとおり。

21. やらかし名無しさん
90年代は大人たちがカミソリだ薬物だって目を光らせてたのに、いちばん割を食ってたのは、ろうを黙々とかじってた投稿者だったっていうオチ。しかも食べ物を粗末にしたくないっていう、いちばん真面目な理由で。

22. やらかし名無しさん
唇と小瓶を何個も食べたあとで、今日この事実を知りました。投稿者さん、ここにも仲間がいます。

まとめ

食べ物を無駄にしたくない一心で、ハロウィンのたびに味のしないろうの唇や小瓶を飲み込んでいた投稿者。30代のある日、職場で「あれ、ひどかったよね!」と言い、同僚たちの顔を見て、飲み込むものではなかったと知った。コメント欄では「あれもお菓子。ただ、ろうは噛んだら吐き出すもの」という指摘と並んで、「自分も食べてた」という仲間が相次いだ。真面目さが空回りした、ほろ苦い……というより、ほぼ無味の思い出だ。

元ソース: ハロウィンでもらった、あの変なお菓子が嫌いだった

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