長崎出身の新人バリスタに「長崎って何で有名なの?」と聞いてしまった客、本人の一言に救われる

長崎出身の新人バリスタに「長崎って何で有名なの?」と聞いてしまった客、本人の一言に救われる 職場

オランダの行きつけのカフェに、日本から新しいバリスタがやってきた。自己紹介ついでに出身を聞くと「長崎です」。そこで投稿者の口から出たのは「長崎って、何で有名なんだっけ?」という一言だった。頭に浮かんでいたのは原爆のことだけ。気まずい空気を救ってくれたのは、聞かれた本人だった。

※注:長崎市は1945年8月9日、広島に続いて原子爆弾が投下された都市。投稿者は「どこかで聞いた名前だ」とは思ったものの、それ以外の長崎を何も知らないまま質問してしまった。

何をやらかした?

📌 オランダのカフェで、長崎出身の新人バリスタに「長崎って何で有名なの?」と聞いてしまった。原爆しか思い浮かんでいなかったが、本人が「オランダ風の村もあるんですよ」と別の話題を出してくれて、どうにか会話がつながった

事の発端

行きつけのカフェに新しい店員

投稿者はオランダに住んでいて、近所のカフェの常連だ。少し前に店主から「今度、日本から来る人を雇うんだ」と聞かされていた。

ある日店に行くと、見慣れない女性がカウンターに立っていた。新しく入ったバリスタだ。お互いに名乗り合い、そのまま世間話になった。店主の話を思い出した投稿者が「日本の方ですか?」と聞くと、彼女は「はい、長崎の出身です」と答えた。

聞き覚えはあるのに、中身が出てこない

長崎。どこかで聞いたことのある名前だ、とは思った。ただ、広島ほどはっきりとは結びつかない。何で聞いた名前なのかをきちんと考える前に、口が先に動いていた。

やらかしの一部始終

「長崎って何で有名なの?」

投稿者は、何も考えずにその質問を口にした。しかも店主がすぐ横にいて、ちょうどその瞬間に話へ入ってきた。言ってしまってから、自分の頭の中に「長崎といえば」の答えが一つしか無いことに気づいた。原爆である。それを本人に言わせるような質問をしてしまったわけだ。

本人が出してくれた助け舟

ところが彼女は、まったく別の答えを返してくれた。「長崎には、オランダ風の村みたいな場所もあるんですよ」。

この会話をしていたのはオランダのカフェだ。投稿者はここぞとばかりに乗っかり、「ああ、それSNSの動画で見たことあるかも。だから長崎が何かで有名だって覚えてたんだ」と、それらしく話をつないだ。本人いわく「信じられないことに、ちょっとは挽回できた」。

※注:オランダ風の村は、長崎県佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」(1992年開業、オランダの街並みを再現)とみられる。原文では名前は出てこない。

その後

彼女は終始とても礼儀正しく、嫌な顔ひとつしなかったという。投稿者は「誰も驚かないと思うけど」と添えている。

投稿者は、これからも同じカフェに通い続けるつもりだそうだ。シフトに誰が入っていようと関係なく。本人のまとめは「何も考えずに長崎の人に地元の名物を聞いてしまったが、彼女が気にせず別の名物を教えてくれたおかげで、なんとか助かった」。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
地雷を思いきり踏みかけたところを、踏まれる側の本人に助けてもらってるの、すごい構図だな。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
しかも投稿者は自分では何も挽回してない。出された助け舟に「それ動画で見た!」って飛び乗っただけ。

3. やらかし名無しさん
長崎にオランダっぽい場所があるのは、本物のオランダ人が何百年もそこで暮らしていたからだよ。オランダのカフェでその話になるの、ちょっと出来すぎてる。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
オランダ人、そんなに長生きだったのか。さすが背が高いだけある。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
一人で何百年じゃなくて、入れ替わりながら住んでたんだよ。分かってて言ってるだろ。

6. やらかし名無しさん(>>3への返信)
ちょっと補足すると、オランダ人が住んでいたのは長崎の出島で、テーマパークがある佐世保じゃない。場所も時代もまったく別物。

※注:出島は1636年に長崎港に造られた扇形の人工の島。はじめはポルトガル人を住まわせるためのものだったが、1641年からはオランダ商館が置かれ、幕末の1859年まで江戸幕府とオランダの貿易の窓口になった。

7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
しかも出島って、街の一区画くらいの広さしかない人工の島で、オランダ人は基本そこから出られなかったんだよな。日本の外に帰るとき以外は。住んでたというより、囲われてた。

8. やらかし名無しさん
歴史的にはものすごく大事な場所なんだよ。江戸時代の日本では、西洋の学問をまとめて「蘭学」、つまり「オランダの学問」と呼んでいたくらいだから。

※注:蘭学は、江戸時代にオランダ語の書物を通じて学ばれた西洋の医学・天文学などの学問。『解体新書』の翻訳がよく知られている。

9. やらかし名無しさん
これ、そこまでの失敗じゃないと思う。彼女にとっては、地元のあまり知られていない一面を話すきっかけになったわけだし。たぶん普段から心ない冗談を言われることも多いだろうから、それに比べたらずっとましな質問だったはず。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
同感。アメリカ人で、あの戦争の歴史もそれなりに知ってるつもりだけど、あそこで彼女が原爆の話を返してきたら、むしろこっちがつらかったと思う。今の長崎の話を聞けたほうがずっといい。

11. やらかし名無しさん
しばらく長崎に住んでたけど、「長崎といえば?」と聞かれて最初に原爆が出てくることはあまりないよ。鎖国の時代に外国との窓口だった町で、オランダだけじゃなく中国とのつながりも深い。キリスト教が広まった時代の歴史もある。佐世保にはアメリカ海軍の基地があって、食べ物にもその影響が出てる。佐世保バーガーとかね。次は食べ物のことを聞いてみるといいよ。地元の料理を誇りにしてる人は多いから。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
稲佐山の展望台からの夜景も有名だよね。あんなに大勢の人が街の景色を夢中で撮ってるのは、ほかで見たことがない。

13. やらかし名無しさん
長崎出身です。その場の雰囲気は分からないけど、「長崎って何で有名なの?」と聞かれたら、長崎の人は「たくさんあるしなあ…」って困るかもしれない。港町だから、中国と盛んに行き来した時期も、オランダと盛んに行き来した時期もある。もちろん戦争のことも大事な一面。長崎には「和華蘭(わからん)」って言葉があって、日本・中国・オランダの文化が混ざって、どこの国か分からなくなるくらいだって意味。名物が多すぎて分からん、ってこと。だから大きな失敗じゃないと思うよ。

※注:「和華蘭」は、和(日本)・華(中国)・蘭(オランダ)が混ざり合った長崎の文化を表す言い方で、長崎の方言の「わからん」に掛けている。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
地元の人本人から「大きな失敗じゃないよ」って言ってもらえたら、投稿者もだいぶ救われるな。「和華蘭」って言葉、いいね。覚えておきたい。

15. やらかし名無しさん
長崎といえば、ちゃんぽんでしょ。肉と魚介と野菜がどっさり入った太麺のやつ。これを答えにすればよかったんだよ。

16. やらかし名無しさん
長崎の沖には軍艦島(端島)もある。一度は見ておく価値があるよ。ただ、上陸して見学できる範囲はかなり限られてるけど。

※注:軍艦島(端島)は、かつて海底炭鉱で栄えた長崎沖の小さな島。2015年に「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界遺産に登録された。

17. やらかし名無しさん
長崎は、もともとポルトガル船の港として開かれた町でもある。キリスト教が広まったあと、16〜17世紀には信者が厳しく弾圧された場所にもなった。一つの町にいろんな時代が重なってるんだよ。

18. やらかし名無しさん
日本語を2年くらい勉強してた友達が、広島で資料館を見たあと、泊まっていた宿の主人に「資料館どうだった?」と聞かれたんだって。「とても考えさせられた」と言いたかったのに、覚えていた単語の中から「interesting」に当たる言葉を選んで「おもしろかったです」と答えてしまったらしい。

19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
それは仕方ない。「胸にずしりと来る」みたいな言葉を、教科書の最初の2年で習うことはないからね。自分も去年の春に行ったけど、あのときの気持ちは英語でもうまく言い表せない。

20. やらかし名無しさん
店主の顔を想像して笑ってしまった。すぐ横で、客が「SNSの動画で見た」でなんとか切り抜けようとしてるのを見てたわけでしょ。黙ってうなずいてたのか、心の中で「もうそれ以上しゃべるな」と叫んでたのか。

21. やらかし名無しさん(>>20への返信)
店主からすれば、雇ったばかりの新人と常連客のどっちに助け舟を出せばいいのか分からない場面だよな。結局、新人さんが一番落ち着いてたっていう。

22. やらかし名無しさん
3年前、日本人の友達に「先週は何してた?」と聞かれて、「映画の『オッペンハイマー』を観てた」と答えた自分よりはだいぶまし。言った瞬間に二人とも黙った。

※注:『オッペンハイマー』は、原爆の開発を率いた物理学者を描いた2023年のアメリカ映画。

まとめ

出身地を聞いたその流れで、「何で有名なの?」と口走ってしまった投稿者。救ってくれたのは、聞かれた本人の落ち着いた一言だった。海外の反応では、出島や蘭学、ちゃんぽんに夜景、そして長崎出身者による「和華蘭」の話まで、長崎の別の顔が次々に語られた。「そこまでの失敗じゃない」という声も多い。次にカウンター越しに話すときは、地元の食べ物のことでも聞いてみるといいのかもしれない。

元ソース: 長崎出身の人に、地元が何で有名なのか聞いてしまった

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