幼なじみの彼氏から「旅行中にプロポーズしたい」とこっそり打ち明けられたら、誰だって張り切って手伝うはず。投稿者もそうでした。1週間のモントリオール旅行を一緒に盛り上げるつもりが、旅の終わりには小学校時代から20年以上続いた親友との縁がきれいさっぱり消えていた——。プロポーズは成功、友情は崩壊。最後にはお気に入りの服まで失った、なんとも切ない告白です。
※注:モントリオールはカナダの都市。Airbnb(エアビー)は一般の人が自宅やマンションの部屋を旅行者に貸し出す民泊サービス。
何をやらかした?
📌 親友の彼氏のサプライズプロポーズを手伝うため、4人で1週間のモントリオール旅行へ。ところが下水の臭いがする激暑のエアビー、費用の押し付け合い、たった1本の鍵の奪い合いでギスギスし、最終日に大喧嘩。20年以上の友情が一夜で終わり、相手は投稿者の汚れ物が入ったカバンをゴミ捨て場に放置して先に帰っていった。
事の発端
20年来の親友のために、はりきって旅行を計画した
登場人物は4人。投稿者のサリー(26歳・女性)と恋人のダン(26歳・男性)、そしてサリーの小学校時代からの大親友デイジー(27歳・女性)と、その彼氏アーロン(27歳・男性)。このアーロンが旅行中にプロポーズを計画していて、サリーとダンに「成功させたいから協力してほしい」と内緒で持ちかけてきたのが始まりでした。大切な親友の門出です。二人は心から喜んで引き受けました。
「計画があると安心するの」という親友に、何度も付き合った
旅行前、サリーはデイジーと2〜3回にわたってじっくり打ち合わせ。アクティビティ、食事、予算まで細かく詰めました。デイジーは「ごめんね、こんなに細かくて」と謝りましたが、本人が「ちゃんと計画があると気持ちが落ち着くの」と言うので、サリーは喜んで付き合いました。プロポーズ旅行をスムーズに進めたい一心だったのです。この時点では、まさかこの旅で20年来の親友を失うことになるなんて、想像もしていませんでした。
やらかしの一部始終
スーパーでの「割り勘なのに口出し」から、歯車が狂い始めた
最初の違和感はスーパーでした。デイジー側は節約のため食料品を割り勘にしたがったのですが、なぜか細かい品まで「これは買っていい」「それはダメ」と許可制。ダンが手に取った商品まで、子どもみたいに「棚に戻して」と言われる始末でした。自分たちの分くらい別で買えたのに。さらにデイジーのカードが決済エラーで止まり、サリーが立て替えていた分を「私の立て替え分も、あなたが今いくら借りてるかも、両方返してね」と説明したら、デイジーはパニック気味に取り乱しました。サリーは「いっぱいいっぱいなんだな」と大目に見ましたが、デイジーは謝りもせず、帰り道はずっと無言。「機嫌が悪くて」「ストレスで」と言い訳をこぼすだけでした。
当たりだったはずの民泊は、下水臭のする蒸し風呂だった
到着すると、デイジーは即座に一番広い寝室を確保。誰のものでもないので構わないのですが、なんだか妙な感じはしました。そして肝心の民泊が大問題。ネットの写真は可愛らしく高評価だらけだったのに、現実は下水の臭いが漂う狭い部屋。排水溝は逆流し(シャワー中はくるぶしまで下水が溜まる始末)、夜でも室温は約29℃。サリーとダンは何日も眠れず、毎晩2〜3時にようやく気を失うように寝るのがやっとでした。廊下の奥に小型のクーラーが1台ありましたが、部屋には非力すぎて全く効きません。窓にネジ2本で留まっているだけだったので「オーナーに頼んで動かせないか聞いてみよう」とサリーが提案すると、デイジーは「オーナーに迷惑をかけたくない」と拒否。声を荒らげ「そんなに言うなら自分で連絡すれば」と——でもオーナーへの連絡アプリはデイジーしか使えないと知っていてのセリフでした。結局二人は片道40分歩いて扇風機と温度計を自力で買いに行く羽目に。デイジーは「そんなに暑くない」と言い張っていたので、温度計だけが「自分は気が狂ってない」と確認できる唯一の正気の拠り所だったといいます。
「カード情報を入れて」スワンボート代を黙って払わされる
極めつけはカフェでの一件。冷たい飲み物を注文して席に戻ると、デイジーがスマホを突き出し「これにカード情報を入れて」と要求。何の支払いか聞いただけで、イラついた様子で「スワンボート(白鳥型のボート)の代金よ」。自分が何に参加して何を払うのか確認しただけで不機嫌になられ、サリーは唖然としつつ黙って従いました。話し合いも何もなく、ただ「言われた通りカードを差し出して列に並べ」と言わんばかり。この旅で自分が提供しているのは、部屋代と食費とガソリン代の肩代わりだけなのでは——二人はただ向こうの旅費を安くするための「財布」だったのでは、と気づき始めたのでした。
たった1本の鍵をめぐる、出るも地獄入るも地獄
鍵の問題も追い打ちでした。エアビーの鍵は1本だけ。車もデイジーとアーロンが押さえ、その上で美術館を回る間も鍵は常に自分たちが持っておくと主張。サリーとダンが「近くにいる方が持つ形で、その都度受け渡そう」と提案しても即却下。「あなたたちを締め出すなんてフェアじゃない、信じられない」とデイジーは言いました。結果、予定が分かれるたびにサリーとダンは「部屋に閉じこもる」か「部屋から閉め出される」かの二択。炎天下の観光地で安心して涼める場所もなく、無力感と怒りだけが募りました。そんなさなか、4人で部屋に集まって話し合おうと戻ると、オーナーが見知らぬ二人連れと外に立っていたのです。「購入希望者に部屋を見せている、連絡も試みた」と言うものの、誰一人連絡など受けていません。全員の荷物が中にある部屋に、無断で他人を入れようとしていた——さすがにエアビー運営も「不適切だ」と認め、別の物件へ移してくれました。
手のひら返しと、ベッドに寝転んだ「ちょっとした冗談」
腹立たしかったのは、ここで急に手のひらが返ったこと。何日も「暑い」「臭い」と訴えていた時は自分たちが神経質扱いだったのに、オーナーが悪者になった途端、車中で「暑かったよね」「臭かったよね」と全員が同意し出したのです。新しい部屋は確かに快適。でも空気の張り詰めた緊張は消えませんでした。到着後、サリーが冗談で広い方のベッドにダイブして「はい、ここ私のね、ごめんね〜」とおどけてみせると、アーロンが即座に「本気で言ってる、サリー?」と一言。その口調は「なんで自分たちがそこをもらえると思うわけ? また面倒なこと言う気?」と聞こえました。本当はプロポーズも済んだ二人に良い部屋を譲るつもりで、ほんの数秒からかっただけ。なのに、自分たちがその部屋にいる可能性すら「ありえない」と思われていると分かり、サリーは冗談を言う気力も失いました。
その後
決壊は最終日でした。出発時刻を決めるだけの話が、なぜか全面戦争に発展。叫び声まで飛び交いました(サリーからではありません)。しかも発端は、まさかのベーグルをめぐる、どうでもいい馬鹿げた言い争い。たまらずサリーとダンはいったん外に出て頭を冷やし、ついにサリーは溜まりに溜まった思いをデイジーに文面でぶつけました。返ってきた答えは衝撃的でした。デイジーいわく「あなたが不満だったなんて全然知らなかった」「一度も気持ちを伝えてくれなかった」「あなたたちは旅行中ずっと平気なふりをしていた」。部屋のこと、鍵のこと、何度も話し合ったよねと指摘しても、デイジーは繰り返し「私を都合よく言いくるめようとしている」とサリーを責めるばかり。やがてダンがグループチャットの中に、デイジーの主張を真っ向から覆すスクリーンショットを発見。それを送りつけると、長い沈黙のあと一言。「私たち、今夜帰るから」。それで終わりでした。もう一緒に帰る気にもなれず、サリーとダンは自力でカナダ国境を越える帰路を手配し、残りの旅は別行動に。そして最後の侮辱——デイジーたちは出発直前、サリーの汚れた服が全部入ったカバンを丸ごと捨てていったのです。一週間着回したお気に入りのシャツもズボンも何もかも。アーロンは電話で一応謝りましたが、デイジーは一言も発しませんでした。サリーは取り戻そうかと裏のゴミ捨て場へ向かいましたが、まるで家賃を払っている主のようにアライグマが居座っていたので、断念。「狂犬病のリスクも注射代も、服に見合わない。あいつにくれてやる」と決めたそうです。こうしてサリーは、貴重な有給を一週間まるごと人生最悪クラスの旅に費やし、小学校から続いた友情と、それに連なる共通の友人たちも、そして服まで失って帰宅したのでした。なお、プロポーズだけはちゃんと成功したそうです。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
いやこれ、あなた何もやらかしてないから。デイジーが旅行中に「プロポーズ旅行は友達が割引してくれて当然」と思い込んだプレ・ブライダルモンスターに変身しただけ。悪いのは100%向こうです。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
むしろ安く済んだ方ですよ。あのノリだと結婚式の準備期間や独身お別れ会でどれだけ請求されてたか…。挙式に巻き込まれる前に縁が切れて、不幸中の幸い。
3. やらかし名無しさん
まず一つ言わせてほしい。登場人物に全員ちゃんと名前を付けてくれて本当にありがとう。海外の告白系って、みんな「A」「B」みたいな記号で呼ぶから誰が誰だか追えなくて読むのが大変なんですよ。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
わかる。それか身内だけの謎の略語を当然みたいに使ってくるパターンね。「最愛の夫」を独自の頭文字で書かれても、初見の読者には絶対伝わらないっていう。
5. やらかし名無しさん(>>3への返信)
カップルは有名な組み合わせの名前にすると更に分かりやすいですよね。ロミオとジュリエットとか。三姉妹なら「春子・夏子・秋子」みたいに。読み手が誰のことか一瞬で掴める。
6. やらかし名無しさん
うわぁ…。それは本当に大変でしたね。でも正直、もっと大きな弾を避けられたと思いますよ。これで一年以上にわたって新婦付添人として地獄を見ずに済んだわけですから。あの調子なら準備中ずっと神経すり減らされてたはず。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
本当にそれ。私も去年、結婚準備を始めた途端に豹変した友達と縁が切れたんですけど、今振り返ると関わってたら確実に地獄でした。自己中な花嫁は放っておくに限ります。
8. やらかし名無しさん
20年付き合ってて、こうなる兆候は一度もなかったんですか? それはそれですごい話だ…。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
投稿者です。信じがたいですよね。でも付き合いの大半は思春期だったので、衝突も性格の欠点もあったけど、その分お互い成長して変わってきたんです。今回みたいな急変を予感させるものは何もなかった。分かっていたら、こんな旅行には自分も恋人も絶対参加させませんでした。
10. やらかし名無しさん
前半読んでる時は「デイジーさん、不安が強くてストレスで余裕がなくなってるのかな」と思ったんですよ。カードが止まったり、全部計画したがったり、オーナーに連絡したがらなかったり。でも後半でわかった。不安もあるけど、それ以上に「当然してもらえる」が染みついた人ですね…。
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
投稿者です。彼女は昔から不安症であることを隠さず話す人でした。実は私自身も中〜重度の不安を抱えていて毎日薬を飲んでいるので、しんどさには本当に共感します。ただ、自分の不安を人の責任にしないよう努めるかどうかは別問題で。失敗したら一度立ち止まって自分の非を考える——その力を、彼女はまだ身につけられていないんだと思います。
12. やらかし名無しさん
そもそも、スーパーでカードが弾かれるような状況の人が、なんで一週間も旅行に行ってるんだ…?という素朴な疑問。
13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
投稿者です。あれはセキュリティ上の理由で、旅行に行くことを事前に銀行へ届け出ていなかったから止まっただけなんです。残高がなかったわけではなく。
14. やらかし名無しさん
こんなことで20年来の友情が終わるなんて、つらすぎる。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
いやこれ、今回のことで失われた友情じゃないと思いますよ。元々こういう人で、今までうまく隠してただけ。人間そんなに一瞬で変わらないでしょう。長い旅行で本性が出ただけかと。
16. やらかし名無しさん
一緒に旅行に行って初めて「あ、この人やばい」って気づくこと、たまにありますよね。旅の平穏を失うのは痛いけど、おかしな揉め事を人生から切り離せた利益の方がずっと大きい。安いものですよ。
17. やらかし名無しさん
で、結局その二人はちゃんと結婚したんですか? そこが一番気になる。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
それな。婚約まで漕ぎ着けたアーロンが、よく最後までプロポーズ実行したなと逆に感心してしまった。あの空気の中で…。
19. やらかし名無しさん
最後の捨て台詞ならぬ「捨て荷物」がひどすぎる。人の汚れ物とはいえ、お気に入りの服を全部ゴミ箱に放り込んで帰るって、もう完全に嫌がらせじゃないですか。アーロンが謝ったのがせめてもの救い。
20. やらかし名無しさん
アライグマにくれてやる、のくだりで笑ってしまいました。こんな最悪な一週間の締めにユーモアを残せるあなたは、きっと大丈夫。狂犬病のリスク背負ってまで取り戻す服じゃないという判断、120点です。
21. やらかし名無しさん
ここでは「あなたは悪くない」と全肯定されるだろうけど、一応デイジーさん側の言い分も聞いてみたいところではある。まあ、それを差し引いてもあなたの対応は冷静で大人だったと思いますけどね。
まとめ
親友の幸せな門出を手伝うつもりが、財布扱いされ、暑さと臭いに耐え、鍵すら自由にならず、最後は服まで捨てられて20年の友情を失った投稿者。海外の反応は「これはやらかしじゃない」「結婚式に巻き込まれる前で良かった」と擁護一色で、不安症との向き合い方にまで踏み込む人も。一緒に旅をして初めて見える本性、というのは万国共通のようです。プロポーズは成功したのに友情は崩壊——その皮肉な後味が、なんとも忘れがたい一件でした。

