「メトロノームの音で発症する謎の病気じゃなくてよかった」ギター歴10年あまり、速く弾こうとすると目の前が暗くなる原因に気づいて、笑い出してしまった話

「メトロノームの音で発症する謎の病気じゃなくてよかった」ギター歴10年あまり、速く弾こうとすると目の前が暗くなる原因に気づいて、笑い出してしまった話 体調・身体

ギターを始めて10年あまり。速く弾く練習をしていると、決まってめまいがして、目の前が暗くなることもある。投稿者は長いあいだ、この謎の症状に悩まされてきました。手に力が入りすぎているせいだと考え、何時間もかけて握り方を直しても、症状は消えません。説明がつかなくて、もう少しでお化けのせいにするところだったそうです。答えが見つかったのは、ある楽しい曲に合わせて気ままに弾いていたとき。あまりに単純な原因に、投稿者は笑い出してしまいました。

何をやらかした?

📌 ギター歴10年あまりの投稿者は、速く弾く練習で無理のない速さを超えると、決まってめまいがして、目の前が暗くなることもあった。ギターを握る力が強すぎるせいだと考えて何時間もかけて直したが、症状は消えない。ある日、楽しい曲に合わせて弾いていて気づいた。速く弾くところで、弾き終わるまで息を止めていたのだ。ギターを弾いてきた年月の、ほぼずっと。

事の発端

ギター歴10年あまり、目標は速く弾けるようになること

投稿者がギターを始めて、10年あまりになります。本人いわく、腕前はスティーヴ・ヴァイ(速弾きで知られる名ギタリスト)には遠く及びません。それでもこの楽器が大好きで、今もほぼ毎日弾いています。

主に弾くのは、昔ながらのヘヴィメタル。目標は、世のギター弾きが誰でもそうであるように、速く弾けるようになることです。エディ・ヴァン・ヘイレン(同じく速弾きの名手)が見せつけていたような、あのかっこいい速弾きの見せ場を、自分も弾けるようになりたい。

そのための練習の柱が、メトロノーム(カチカチと一定の速さで拍を刻む道具)に合わせて弾くこと。数小節ごとに、速さを少しずつ上げていきます。

速くなると、めまいがして目の前が暗くなる

ところが投稿者は、ギターを弾いてきた年月のほぼずっと、奇妙な悩みを抱えていました。無理なく弾ける速さを超えると、めまいがしてくるのです。目の前が真っ暗になることもあり、ギターを置いてしばらく横にならなければいけないこともありました。

ここ2年ほどは少し体調を崩していたので、そのせいとも考えられました。けれど、この症状は、それより前のすっかり健康だったころから出ていたのです。

やらかしの一部始終

握る力のせいだと考えて、何時間もかけて直した

投稿者が疑ったのは、手の力でした。ギターのネック(弦を押さえる細長い棹の部分)を、強く握りすぎているのではないか。そう考えて、何時間もかけてこの癖を直します。

おかげで弾き方はよくなったので、後悔はしていないそうです。投稿者はここで脱線して、読んでいるギター弾きに呼びかけています。握りを直すのを後回しにしているギタリストは、後回しをやめて直すこと。それも「今すぐ」。

ただ、肝心の症状は消えませんでした。出せる速さの限界が近づくと、あいかわらず気を失いそうになります。上達の妨げになるうえ、投稿者はずいぶん気落ちしていました。

「イージー・ラヴァー」に合わせて弾いていて、気づいた

謎が解けたのは、弾くのが難しくない、とびきり楽しい曲に合わせて弾いていたときでした。フィリップ・ベイリーとフィル・コリンズの「イージー・ラヴァー」(原題 Easy Lover。1984年発表のヒット曲)です。即興で合わせるのがとにかく楽しくて、気がつくと否応なしにソロを弾かされている。そういう曲なのだそうです。

投稿者は曲に乗って、ところどころ、楽に弾ける速さより少しだけ速く弾いてみました。そして、あることに気づきます。速く弾くところで、弾き終わるまで息を止めていたのです。

「ああ、なんてこった」。投稿者はそう思いました。

その後

メトロノームに合わせて練習していて、目の前が暗くなったときのこと。その一回一回を思い返すうちに、投稿者はくすくす笑い出してしまいました。

こんなにも明白なことに、こんなにも長いあいだ気づかなかった。そんな自分に、少し腹も立っています。投稿の最後では、自分のことを「とんだ大ばか者」とまで書いていました。

いま迷っているのは、彼氏と親友に話すかどうか。2人とも、投稿者が知る中でいちばんうまいギタリストです。話せば、この先ずっとからかわれ続けるかもしれません。それでも、あとから思えばあまりにおかしな話なので、たぶん飲み会の持ちネタにするだろう、とのこと。

投稿者はこう書いています。「メトロノームの音で発症する謎の病気でも、屋根裏にロック嫌いの幽霊がいるわけでもなくて、本当によかった」。そして最後にひとこと、「万事めでたし」。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
恥ずかしがることないよ。息をするのも忘れるくらい、音楽にのめり込んでたってことでしょ。自分は、それって素敵なことだと思う。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
投稿者です。今回の失敗から生まれたものの中で、このコメントがいちばん美しいです。世界をそんなふうに見られるなんて、素敵な人ですね。

3. やらかし名無しさん
読み始めてすぐ「これ、息を止めてるやつだな」と思ってニヤニヤしてた。最後まで読んだら、期待を裏切らないオチだったよ。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
投稿者です。すっかり先を読まれるようになってしまいました。次にギターでやらかすときは、火薬を使った派手な演出がらみの話にします。

5. やらかし名無しさん
みんなが思っているより、ずっとよくあることだよ。どんな分野でも、プロが人に教えているところを見ると、決まって「息をするのを忘れないで」と言っている。最初はばかばかしく聞こえるんだけど、やっていることに夢中になると体がこわばって、本当に息が止まるんだ。

6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
うちのバレエの先生も、難しい振り付けを練習していると、ときどき「はい、息をして、2、3、4!」と声をかけてきた。集中しているとき(バランスを取っているときも!)に息を止めてしまうのは、ものすごくよくあることだよ。

7. やらかし名無しさん(>>5への返信)
投稿者です。本当にそうなんですよ! 楽器を教える人はみんな、たぶんレッスンが始まって真っ先に「息をして、力を抜いて」と言います。脳が勝手にやってくれるはずの、当たり前すぎることなのに、それでも……。今は、ギターでほかにも「当たり前」のことをいくつ忘れているんだろうと気になって、弾き方を一から見直しているところです。とにかく、気づけてよかった。これでやっと上達していけます。

8. やらかし名無しさん
夫に、居間と廊下の掃除機がけを頼んだときの話。ふだん掃除機をかけない人だから、さっさと終わらせたかったらしい。自分でも気づかないまま、大きく息を吸っては止めて、力まかせに掃除機を押したり引いたりしていたの。そのうちめまいがして気分が悪くなって、私に伝えようとしたんだけど、私は「今、電話中!」と手で追い払って、部屋を出てしまった。夫は最後の力をふりしぼってよろよろと出てきたところで気を失い、棒が倒れるみたいにばったり倒れて、机に頭をぶつけた。あわてて救急車を呼んだら夫は意識を取り戻して、救急外来で検査を受けて、結果は異常なし。脳しんとうもなくて、壊れたのは、ぶつかった引き出しの取っ手だけだった。教訓。力を入れて動くときこそ、息をすること。筋肉は酸素が大好きだからね。

9. やらかし名無しさん
息をするのを忘れるほど集中できるなんて、むしろ感心するよ。自分にはそこまでの集中力がないから、ちょっとうらやましいくらい。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
投稿者です。何がおかしいって、自分は、頭が体にくっついていなかったら、頭を付けるのも忘れるくらいの忘れっぽさなんです。だから、脳が「速弾きか、呼吸か、どっちかだ。両方は無理」と言い出すのは、いかにも自分らしい話なんですよ(笑)

11. やらかし名無しさん
まあ、考えようによっては、速く弾ければ弾けるほど、そのぶん早く息ができるってことだからね。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
投稿者です。おっしゃるとおりです。いっそ練習メニューに水責めも取り入れたほうがいいかもしれません。

13. やらかし名無しさん
自分も、何かに必死で取り組んでいるときは同じことをやってるから、あなただけじゃないよ! ただ、自分がやっていた楽器はトロンボーンなんだ。難しいところを吹いている最中に、どうにかして息を止めていたとしたら、そっちのほうがもう少し心配な話になる……。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
投稿者です。同じ悩みを抱えたトロンボーン奏者を想像して、ひとりでくすくす笑っています。どうしても楽器で息を詰まらせなきゃいけないなら、お願いだからトロンボーンだけはやめてください。

15. やらかし名無しさん
ギターを何十年も弾いているけど、今でもときどき、曲の難しいところを練習している最中に、息を止めている自分に気づく。とくに、曲に合う自分なりのソロを考えているときがそう。「酸素があったほうがよく覚えられるぞ」と、自分に言い聞かせないといけない。めったにないけど、いまだにあるんだよ。

16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
なるほどね。フルートを吹いている自分には、一度も思い浮かんだことのない悩みだったよ。

17. やらかし名無しさん
ギターは弾かないけど、何かにぐっと集中していると、気づいたら息を止めていることがよくある。針に糸を通すときなんて、通し終わってからやっと息を吐いてるよ。

18. やらかし名無しさん
これほどじゃないけど、似た話がある。バイオリンを習っていたとき、もっとなめらかに弾けるようにと、先生が「力を抜いて、友だちと立ち話をしているときみたいに立ってごらん」と言った。「そうしてます」と答えたら、「でも、あごの力を抜いて」。「これで抜いてます」と言うと、先生は教えてくれた。たいていの人は、一日じゅう歯を食いしばってはいないんだよ、と。歯をかみ合わせずにいるなんて、考えたこともなかった。小さいころに「口をぽかんと開けていてはだめ」と言われて、なぜか口の中の話でもあると思い込み、そのままずっと続けていたんだ。今はあごの関節が痛むけど、そのかわり、彫刻みたいにくっきりしたあごの線を手に入れたよ。

19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
つまりこの人は、何年ものあいだ、知らないうちに顔の筋トレをして見た目を磨き続けていたってことか。

20. やらかし名無しさん
彼氏と親友が、あなたが気を失いかけているところを見たことがあるなら、話しておいたほうがいいと思う。からかわれるかもしれないけど、もし本当に倒れたとき、どう助ければいいか分かってもらえるでしょ。それに、ときどき「息してる?」と声をかけてくれるかもしれないよ。

21. やらかし名無しさん
クラシックのバイオリンとビオラをやってきた者だけど、弾きながら歌う練習をおすすめするよ。メロディーじゃなくて、適当にハモるだけでもいい。声が出ていればそれで十分。ただし、あくまで「息をし続ける感覚」を体に覚えさせるための練習用で、あとはときどき確かめるくらいにしておくこと。頼りすぎて、今度はそれが無意識の癖になったら困るからね。グレン・グールド(演奏中の鼻歌が録音にまで残っていることで知られるピアニスト)みたいになりたい人はいないでしょ(笑) それと、息を止めないと弾けないような速さなら、その速さはまだ早いのかもしれない。メトロノームを少し遅くして、また少しずつ上げていけばいいよ。

22. やらかし名無しさん(>>21への返信)
投稿者です。弾きながら歌う、ですか。それは本当によさそうですね。ありがとうございます。

まとめ

速く弾こうとするとめまいがする。ギターを始めてからほぼずっと続いた謎の正体は、速く弾くあいだ息を止めていたことでした。海外の反応では、「息をするのも忘れるほど音楽にのめり込んでいたなんて素敵だ」という声のほか、バレエの練習や掃除機がけなど、集中すると息が止まるという体験談が次々に寄せられています。投稿者はいま、ほかにも「当たり前」を忘れていないか、弾き方を一から見直しているそうです。

元ソース: この10年、ギターを弾きながらうっかり自分を窒息させていた話

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