犬に「バーン!」と声をかけると、パタッと倒れてみせる。あの「死んだふり」の芸を、この投稿者は逆に自分がやって、子犬と遊んでいた。いつもなら倒れた飼い主の背中を子犬が歩き回り、耳をなめにくる、ほほえましい遊びだ。ところがその日に限って、子犬は首の後ろに噛みついた。しかも翌日は、海外から来る役員の前でプレゼンをする予定だった。
※注:ラブラドール・レトリバーは、もともと猟で撃ち落とした鳥をくわえて持ち帰る仕事をしてきた犬種。投稿者の子犬も、その仕事向けの血統だという(コメント欄での本人の補足)。
何をやらかした?
📌 生後16週(約4か月)のラブラドールの子犬と遊ぶとき、投稿者はときどき自分が床にうつ伏せに倒れて「死んだふり」をしていた。いつもは子犬が背中に乗ってじゃれてくるのに、この日は倒れて数秒で首の後ろを噛まれ、払おうとした手も噛まれ、起き上がろうとしたら頬を引っかかれた。首の後ろに4つ、手に4つの小さな穴と頬のひっかき傷が残り、その姿で翌日、海外から来る役員に会社でプレゼンをすることになった。
事の発端
なでられるのは数秒だけ、遊ぶのは大好き
投稿者の家には、生後16週(およそ4か月)のラブラドールの子犬がいる。メスだ。ついこのあいだまでは、べたべた甘えてくるタイプではなかった。
遊ぶのは大好きなのに、なでてもらうのはほんの数秒。すぐにおもちゃを手に押しつけて、遊びに誘ってきた。膝の上に乗ってきて甘えるかと思えば、30秒もすると「もういい」とばかりに降りていってしまう。そんな子だった。
なぜか始めた「飼い主の死んだふり」
理由は聞かないでほしい、と投稿者は前置きしている。いつのころからか、遊んでいる最中に、ときどき自分のほうが死んだふりをするようになった。膝をついた姿勢から、ばたりと床にうつ伏せに倒れるのだ。「変なのは分かってる。独身の男で、かなりの田舎に住んでると、たまにはおかしなこともするもんだよ」と本人。
いつもの流れはこうだ。倒れた投稿者の背中を、子犬がとことこ歩き回り、前足でちょいちょいとつつく。投稿者いわく「子犬のマッサージ」。耳をなめようとしたり、おもちゃを押しつけてきたりもする。そこで投稿者が笑いながらがばっと顔を上げ、子犬をくすぐる。子犬は大はしゃぎで、ころんと転がっておなかを見せてくる。
とにかくかわいい。それに、あまり甘えてこなかった子犬のほうから体を寄せてくる、いいきっかけにもなっていた。
やらかしの一部始終
その日の子犬は、もううんざりしていた
ところが、その日は違った。投稿者の言葉を借りれば「今日のあの子は、俺の茶番にうんざりしてた」。
いつものように床に倒れて、ものの数秒。子犬は投稿者の首の後ろに、思いきり噛みついた。子犬の歯は、細い針のようにとがっている。
思わず声を上げ、払いのけようと手を上げると、今度はその手を強く噛まれた。慌てて起き上がろうとしたところへ前足が飛んできて、顔を引っかかれた。血がにじむくらいの勢いだったという。
子犬なりに心配していたのかも
もしかすると、死んだふりのせいで、本当に何かあったのかと子犬を心配させてしまったのだろうか。投稿者はそう振り返っている。
この子犬は、もう人をほとんど噛まなくなっていた。コメント欄での補足によると、猟の手伝いをする血統なので迎えた初日から訓練を続けていて、噛む力の加減を教えるしつけも早くから始めていた。ここ数週間は、ちょっとした失敗を除けば噛むこともなかった。だからこそ、この日の噛みつきは投稿者にとって予想外だったそうだ。
その後
残ったのは、首の後ろに4つの小さな穴、手にも4つの穴、そして頬に走る1本のひっかき傷。投稿者いわく「世界一ヘタクソな吸血鬼に襲われたみたい」な見た目になってしまった。
そして何より間が悪いのは、翌日の予定だった。海外から飛行機でやってくる、売上部門のトップを務める役員に、会社で2026年の計画を直接プレゼンすることになっていたのだ(投稿は2025年11月末)。噛み跡と引っかき傷を首と手と顔に付けたまま、会社の上層部の前に立つことになる。
当の投稿者は、笑ってこう書いている。「やっぱりあの子、俺のことをちょっとは気にかけてくれてるのかもな」。本人の要約によれば、死んだふりの飼い主を、子犬は今回、人工呼吸ならぬ「蘇生のひと噛み」で起こしにきた、ということらしい。
コメント欄では、家の中の被害も明かしている。これまでにやられたのは、ノートパソコンの充電ケーブルが1本。そこに今回、自分の首と手が加わった。「これで最後だと思うほど、おめでたくはないよ」。子犬の写真を見せてとせがまれると、写真を載せて「これでいいかな?」と返していた。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
もし明日、誰かに傷のことを聞かれたら「子犬にボコボコにされました」とだけ答えればいい。それだけで会議室は確実に笑いに包まれると思う。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
投稿者です。よし、明日はそれでいきます。どう考えても、それ以上にうまい答えは思いつかないので。
3. やらかし名無しさん
いっそ発表資料に子犬の写真を入れておけばいい。「昨日、うちの子犬にボコボコにされました。こちらが証拠写真です。先にこの件を片付けておきますね」で始めたら、つかみは完璧だよ。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
投稿者です。傷の写真も上げておくね。でもさ、これを見て「子犬にやられた」って本気で信じてくれる人、いると思う?
5. やらかし名無しさん
ケンカ帰りの定番ジョーク「俺はまだマシなほう。相手を見てみろよ」を言ってから、子犬の写真を出すのがおすすめ。みんなの心がとろけて、昇進の可能性が1000%上がる。
6. やらかし名無しさん
子犬はたぶん、この遊びがあんまり好きじゃなくて、新しいことを試してみたんだよ。で、あなたがびっくりする。それを見て子犬もびっくりする。あなたがまたびっくりして、子犬もまたびっくりして……。打ちながら笑いが止まらなくなった。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
投稿者です。びっくりの連鎖とは考えてもみなかったけど、言われてみればそうかも。噛まれた瞬間に「ブラッディ・ヘル!」(イギリス英語で「なんてこった!」)って叫んだからね。そう、イギリス人です。
8. やらかし名無しさん
子犬があなたを大好きなのは間違いない。でも、その遊びはそろそろ卒業したほうがいいね。今回で、楽しいだけの遊びじゃなくなったみたいだし。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
飼い主が急に倒れて動かなくなるのは、犬によってはかなり不安なことかもしれないよ。反応がおもしろくても、子犬の気持ちのほうも大事にしてあげてほしいな。
10. やらかし名無しさん
笑い話にはなってるけど、あそこまで強く噛むのはやっぱりよくない。小さいうちに、人の体にはそっと触るものだと、ちゃんと教えてあげてね。
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
犬のしつけを仕事にしている者です。専門の話題のスレを開くといつもそうなんだけど、ここのコメント欄にも頭を抱えた。この月齢の子犬なら、今回のはよくある範囲の行動だと思う。やめたくないなら、この遊びをやめる理由はないよ。むしろ私は、お客さんにこういう遊びを勧めているくらい。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
投稿者です。要するに「どうぞ子犬に食べられてください」ってことだよね。いかにもオオカミが言いそうなセリフだな……。怪しいぞ。
※ このトレーナーの元のユーザー名は、英語で「やあ、ぼくオオカミだよ」と読める名前だった。
13. やらかし名無しさん
このくらいの月齢の子犬って、何でもかんでも噛みたがる時期があるよね。今回のは遊びのせいというより、その時期のせいかもしれない。うちのゴールデン・レトリバーのときは本気で心配して、悪魔を育ててるんじゃないかと思ったくらい。でもちゃんと卒業して、優しくて辛抱強い犬になったよ。
14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
うちの子もちょうど生後4か月になったところ。迎えた日からずっとサメみたいに噛んでくる子でね。今日は私が落ち込んでいたからか、初めて歯を使わずに20分くっついていてくれた(その前後はしっかり歯が出てたけど)。手を引っ込める、その場を離れる、おもちゃに気をそらす、を繰り返して、だいぶましになった。小さな傷あとは数えきれないけどね。
15. やらかし名無しさん
少なくとも、説明しやすい傷でよかったじゃない。「子犬と遊んでいたら、ちょっと行き過ぎまして。人を噛まないよう、ちゃんとしつけます。まだ分かってなかっただけなんです」で済むんだから。
16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
投稿者です。たしかに。この子は猟で働く犬の血統で、初日から訓練を続けていて、本当にいい子なんだ。何か「仕事」を与えてあげないといけないタイプ。獲物をくわえて運ぶときに傷つけないよう、噛む力の加減も早くから教えてきた。ここ数週間は、ちょっとした失敗を除けば噛むこともなかったから、今日は本当に驚いたよ。
17. やらかし名無しさん
子犬の頭の中ではきっと、一緒に生まれたきょうだいが倒れた、という一大事だったんだよ。早く起こして、ここから連れ出さなきゃって。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
投稿者です。仲間は1匹も置いていかない! たとえその「仲間」が、役立たずのイギリス野郎でもね。
19. やらかし名無しさん
犬は鼻がいいから、ふりだってことはお見通しなんじゃないかな。本当に何かあったときは、体の様子がふだんと変わるはずだし。てんかんの発作が起きる前や、糖尿病の人の血糖値が変わるときに気づく犬もいるって聞くよ。
20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
それで「本当に倒れてるのか」を確かめに、噛んでみたわけだ。本物の死人なら、針みたいな子犬の歯で噛まれても声なんか上げないもんな。見事にはったりを見抜かれてる。
21. やらかし名無しさん
去年、夜中に猫と並んで寝ていたら、私の手の動きに驚いた猫が、顔を踏み台にしてベッドから飛び出していった。顔の半分にくっきりひっかき傷が残って、職場で説明するのが本当に大変だったよ。気持ちはよく分かる。
22. やらかし名無しさん
これで子犬は、あなたに死んだふりをやめさせる一番手っ取り早い方法を覚えたね。あと、昔うちの母がやっていたことだけはやめておいて。毛布の下で手足の指をもぞもぞ動かして、猫とドーベルマンの子犬を遊ばせていたんだ。楽しかったのは、夜中に寝ている母の足へ、猫が飛びかかってくるまで。それに、ドーベルマンの子犬がすっかり大きくなってからは、もう笑いごとじゃなかった。
まとめ
生後16週の子犬と「死んだふり」で遊んでいた投稿者が、その日に限って首と手を噛まれ、頬まで引っかかれて、翌日の役員プレゼンを傷だらけで迎えることになった話でした。コメント欄には「子犬なりに起こそうとしたんだよ」という声と、ジョークでプレゼンを乗り切る作戦が並び、しつけを仕事にする人からは「この月齢ならよくあること」という声も。明日の第一声は「子犬にボコボコにされました」で決まりのようです。

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