「よそのホテルの方がご満足いただけるかと」で追い出した客に、備考欄つきの控えを印刷して渡した夜勤フロント

「よそのホテルの方がご満足いただけるかと」で追い出した客に、備考欄つきの控えを印刷して渡した夜勤フロント 職場

接客業で働いていると、心の中にだけ置いておくべき言葉というものがある。今回の投稿者は、それを心の中ではなく、ホテルの予約システムの備考欄に打ち込んだ。しかもその欄は、本人が思い込んでいたような「スタッフだけが見る場所」ではなかった。数時間後、その一言は紙に印刷されて、書かれた当人の手に渡ることになる。

※注:「宿泊登録カード」はチェックイン時に名前や住所を書いてサインする用紙で、日本の宿帳にあたるもの。「お客様メモ」欄はホテルの予約システムにある備考欄で、本来はスタッフ同士の申し送りに使う。また7月4日はアメリカの独立記念日で、この時期のホテルは家族連れで混み合う。

何をやらかした?

📌 ホテルの夜勤フロント担当が、3部屋つづけて苦情を出した宿泊客について、予約画面の備考欄に「文句ばかりのうるさい客」という趣旨の悪口を書き込んだ。ところがその備考欄は宿泊登録カードにそのまま印字される仕様で、控えを求めて戻ってきた客本人に、悪口ごと印刷して手渡してしまった。

事の発端

独立記念日の夜、フロントには二人だけ

投稿者が働くのはアメリカのホテル。担当は深夜の売上締めだが、人手の薄い時間帯なのでフロントの受付も兼ねている。この日は独立記念日で館内は落ち着かず、しかも受付に立てるのは投稿者ともう一人だけ。12時間勤務が何日も続いていて、そもそも余裕がなかった。もっとも本人も「これは言い訳にしかならない」と最初に断っている。

「たかがフロントの人間」という扱いを受けること自体は、この仕事では珍しくないという。見下されるのはさすがにうんざりするが、仕事としては悪くないし、休憩でたばこも好きなだけ吸える。投稿者はそう割り切って続けてきた。

1部屋目、2部屋目、3部屋目

その夜の宿泊客は、最初から手強かった。1部屋目では「草か干し草の切れ端が落ちている」。部屋を替えると、2部屋目では「髪の毛が1本ある」。もう一度替えた3部屋目では「生物由来のものがある」と言われた。それが具体的に何だったのかは、投稿者にも分からない。本人いわく「確認しに上がる気もなかった」。

3部屋替えて、3回とも駄目。この時点で、フロントと客の関係はもう元に戻らないところまで来ていた。

やらかしの一部始終

「よそのホテルの方がご満足いただけるかと」

投稿者はついに「別のホテルの方がご満足いただけるのではないでしょうか」と遠回しに切り出し、その場で予約をキャンセルした。言い方こそ提案だが、実質は退去のお願いである。客は出て行った。

そして投稿者は、予約画面の「お客様メモ」欄を開き、あの一言を打ち込んだ。原文はここに書き写せないくらい強い罵り言葉つきで、内容としては「文句ばかりのうるさい客」。打ち込んで保存し、そのまま自分の仕事に戻った。この時点では、その欄はホテルの内部だけで共有される非公開のメモだと信じ切っていた。

コピー機がないので、もう1枚印刷した

ところが客は戻ってきた。今度は連れの男性が「彼女がサインしたやつをくれ」と言う。宿泊登録カードの控えのことだった。夜のフロントにコピー機はない。原本をスマートフォンで撮影してはどうかと勧めたが、それは嫌だという。ならばと投稿者は、システムから同じカードをもう1枚印刷して渡した。

備考欄のところに、そのまま

出てきた紙には、氏名も日付も部屋番号も、そして「コメント」の見出しの下に、さっき自分で打ち込んだあの一言が、まったく隠れることなく印字されていた。お客様メモが宿泊登録カードにそのまま出力される仕様であることを、投稿者はこの瞬間まで知らなかった。

その後

とっさに投稿者は、「清掃担当が自宅からシステムを確認して、汚れた部屋が3つと退出済みの客がいるのを見て書き込んだものだ」という筋書きでごまかそうとした。当然、うまくはいかない。相手も黙って受け取るような状況ではなく、その場の空気は最悪になった。それでも最終的に、客は今度こそ本当に帰っていった。

投稿者いわく、これは「やらかしたと自分で分かっていて、もう直しようがなく、この先何年も恥ずかしくなる類のやらかし」。締めくくりに本人が残した一文はこうだ。「印刷ボタンを押す前に中身をちゃんと見ろ。心が折れるような恥をかかずに済む」。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
大丈夫だ、一緒にいた男性の方はとっくに知ってる。あの紙を見たときも「初めて聞いた」って顔はしてなかったはずだよ。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
とはいえ、うすうす思ってることと、公式の書類で裏づけが取れることはまた別だからな。ホテルの正式な記録として残ってしまったわけで。

3. やらかし名無しさん
去年、うちの会社で20年分・2000人分の顧客メモを全部点検する仕事をやった。担当者が残していたコメントがすごくて目を疑ったよ。「たぶんこの人キレてた」「この失礼な人とは二度と話さない」とか平気で書いてある。上に報告して、「お客様はいつでも自分の記録の開示を請求できるんです。感想を書く場所じゃありません、事実だけにしてください」と言って回るはめになった。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
それを聞いたら、よく泊まるホテルに自分の記録を開示請求してみたくなってきた。そんなに面倒な客のつもりはないし、何か書かれてても別に怒らないけど、単純に気になる。

5. やらかし名無しさん
仕事で入力する文章は全部、いつか客本人の目に触れると思って書いた方がいい。悪気のない担当者がまとめて客に転送してしまう、みたいなことは実際に起きるので。

6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
昔コールセンターにいたとき、「法廷で読み上げられて困ることは一文字も書くな」と教わった。当時はおおげさだと思ってたけど、今にして思えばあれは相当に実践的な研修だった。

7. やらかし名無しさん
同業だ、今まさに夜勤中。うちのシステムだと備考欄は明細にも登録カードにも出ないから、そこは安心して書けるんだけど……投稿者がどのシステムを使ってるのか本気で気になる。

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
それ、油断できないよ。うちは社内だけのメモ欄が、システム更新のあと急に控えに印字されるようになった。「この客からの返品は受け付けないこと」みたいなのがずらっと出る。今は総出で過去のメモを直して回ってる。

9. やらかし名無しさん
自動車販売店の整備部門にいたころ、社内だけが見られる客のメモ欄があった。ある日、新人が自分の義理の姉妹の記録を開いたら、そこに「けちで文句ばかり」と書いてあった。その後の空気は察してほしい。

10. やらかし名無しさん
みんな備考欄の話ばかりしてるけど、清掃担当のせいにしようとしたところは流していいの?

11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
そこがいちばん引っかかるんだよな。書き込んだのは勢いで分かるけど、とっさに同僚を差し出したのは別の問題だと思う。

12. やらかし名無しさん
このコメント欄、接客業をやったことがあるかどうかで反応がきれいに割れてて面白い。やったことある側は、備考欄に書き込んだこと自体はほとんど責めてない。

13. やらかし名無しさん
何を思ってもいい。なんなら休憩室で口に出してもいい。でも書き残すな。これは職種を問わない鉄則だと思う。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
昔、大型店の修理カウンターで働いてたとき、スーツを着た男の首から上がロバになってる新聞広告を見つけて、下に「典型的なお客様」と書いてカウンターの内側の壁に貼った。店長は見て呆れた顔をしただけで、会社が買収されて別店舗に移るまでずっとそこに貼ってあったよ。

15. やらかし名無しさん
消し忘れたのが問題なんじゃないんだよな。そもそもその欄に書いたのが問題で、書かなければ消す必要もなかった。

16. やらかし名無しさん
客側の気持ちも少しは分かるよ。1部屋目で草、2部屋目で髪の毛、3部屋目でよく分からない何か。そこまで続いたら普通は「このホテル大丈夫か」ってなる。

17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
「髪の毛? 私の部屋に? このお部屋、私の前に誰かが使ったとおっしゃるんですか?」……いや、ホテルってそういう場所なんですけども。

18. やらかし名無しさん
そもそも3部屋つづけてそういうものが出てくる時点で、清掃の側にも相当な問題があるのでは。客が神経質なのかどうかは、それを片づけてからの話だと思う。

19. やらかし名無しさん
保険会社の窓口にいたとき、どうしても話が通じない相手にまいって、上司へ「面倒なのが来てます」と打ったつもりが、送信先がそのまま相手とのチャットだった。画面を見た瞬間の血の気の引き方は、いまだに思い出せる。

20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
宛先の取り違えは、長く働いていれば一度はやると思う。自分は本人抜きのグループに送るつもりだった愚痴を、本人がいるグループに送った。あれ以来、送信ボタンを押す前に必ず宛先を二度見してる。

まとめ

やらかし自体は、印刷ボタンを押す前に中身を確かめなかった、という一瞬の出来事だ。だがコメント欄が繰り返し指摘していたのは、消し忘れではなく「そこに書いたこと」の方だった。接客業の経験者からは「気持ちは痛いほど分かる」という声が続き、同時に「業務システムに打ち込んだ文字は、いつか本人の目に触れると思っておけ」という現場の教訓も並んだ。心の中に置いておけば無傷で済んだはずの一言が、紙になって本人の手に渡るまで、たった数時間だった。

元ソース: 「うるさい客」と書いた備考欄を消さないまま、控えを印刷して本人に渡してしまった話

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