子どものころ、母親がガレージセールで安く買ってきた中古のミシン。高校生になって使ってみようとしたら、どうもうまく動きません。「まあ、壊れてるんだろう」と見切りをつけた投稿者は、新しいミシンを買ってもらい、古いほうはほったらかしに。それから9年、無料で修理をしてもらえる機会がめぐってきたのですが、持ち込む前に念のため糸の掛け方を調べてみたら……。
※注:ガレージセール(ヤードセール)は、アメリカなどで一般的な、自宅の庭先やガレージに不用品を並べて安く売る個人のセール。また欧米では、壊れた家電や道具を持ち込むと修理の心得がある人たちが無料で直してくれる催し(「リペアカフェ」などと呼ばれる)が各地で開かれている。
何をやらかした?
📌 子どものころに母親がガレージセールで買ってきた中古のミシンを、高校生のときに動かそうとしてうまくいかず、「壊れている」と思い込んだ投稿者。新しいミシンを買ってもらい、古いほうは9年間ほったらかしに。無料の修理イベントに持っていく前に糸の掛け方の解説を見たら、手順を1つ飛ばしていただけで、ミシンはずっと問題なく使える状態だった。
事の発端
説明書なし、動くかどうかも分からない中古ミシン
話は、投稿者がまだ小さかったころにさかのぼります。母親が、よその家のガレージセールで中古のミシンを買ってきました。
売り主の女性は説明書をなくしていて、しかも最後に使ったのがずいぶん前なので、ちゃんと動くかどうかも覚えていないとのこと。それでも母親は「もし壊れていたら、そのとき修理に出せばいい」くらいの気持ちで買うことにしました。
お値段は10ドル(約1500円)ほど。しかもその値段で、しっかりした持ち運び用のケースと、ほかにもこまごました家電の類までついてきたそうです。投稿者の記憶では、とにかく「ものすごくお得な買い物」でした。
ほこりをかぶったまま年月が過ぎる
ところが、よくある話で、日々の暮らしに追われるうちにミシンの出番はなく、ただほこりをかぶっていくばかり。投稿者が裁縫に興味を持ったのは、それからだいぶたった高校生のころでした。
やらかしの一部始終
「まあ、壊れてるんだろう」
せっかくだから、あのミシンで何か縫ってみよう。投稿者の言葉を借りれば、ミシンを「起動」してみたわけです。ところが、どうもうまく動いてくれません。
何度か試してはみたものの、結果は同じ。投稿者は肩をすくめて、「まあ、壊れてるんだろう」のひと言で片づけてしまいました。
結局、母親が新しいミシンを買ってくれて、この件はそれでおしまい。古いミシンのほうは、忙しかったのと面倒だったのとで、修理に出すことも捨てることもしないまま、また年月が過ぎていきます。
無料の修理イベントを前に
そして今週末。壊れた物を無料で直してくれる修理の腕利きたちが、各地を回る途中で投稿者の住む地域にやって来ることになりました。これはいい機会だと、ついにあのミシンを持っていこうという話になります。
持ち込む前に、投稿者はあらためてミシンを見直してみました。あちこちいじって、どこが悪いのか探ってみます。そのついでに糸の掛け方の解説を見てみたところで、あることに気づきました。
飛ばしていた、たった1つの手順
ミシンの糸掛けは、糸こまから針穴まで、いくつもの溝やフックに決まった順番で糸をくぐらせていく作業です。1か所でも飛ばすと、きちんと縫えません。投稿者は、その手順のうちの1つを、ずっと飛ばしていたのです。
その手順をちゃんと踏んで糸を掛け直すと、ミシンは嘘のように快調に動き出しました。壊れてなどいなかった。この9年間、ずっと問題なく使える状態だったのです。
その後
驚きはもうひとつありました。それまで気づかなかった隠し収納から、交換用の押さえ金(布を上から押さえる金具)がいくつも、それに新品の針、ボビン(下糸を巻く小さな糸巻き)、ミシン用の工具までまとめて出てきたのです。
いまの投稿者の心境は、「クリスマスの朝の子どもみたいな気分と、もっと早く検索しなかった世界一のバカになった気分の間で揺れている」。
要するに、壊れていると思い込んで新しいミシンまで買ってもらったものの、実は壊れておらず、このミシンには決まった糸の掛け方があっただけ。修理してもらうつもりで引っ張り出したミシンは、直すまでもなく動いたというわけです。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
「クリスマスの朝の子どもみたいな気分と、世界一のバカになった気分の間で揺れてる」って、どっちか選ぶ必要ある? 両方いっぺんに味わえばいいじゃん。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
それな。その2つはまったく矛盾しないんだよ。子どもってのは、もともとだいたいバカなもんだから。
3. やらかし名無しさん
あのミシン、部屋の隅で9年間じっと待ってたんだな。持ち主が解説動画をたった1本見てくれる日を。忍耐強さがハンパじゃない。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
しかも隠し収納に押さえ金も新品の針もボビンも全部そろえて、黙って待ってたんだぞ。9年越しのクリスマスプレゼントを自分で用意してたとか、健気すぎるだろ。
5. やらかし名無しさん
売り主が「動くかどうか覚えてない」って言ってたの、実は売り主も同じ手順を飛ばしてて、「調子が悪いな」としまい込んでたんじゃないかと疑ってる。二代続けて「壊れてる」と思われてたミシン説。
6. やらかし名無しさん
ミシンを使うことを「起動」って言ってるのがツボ。電源を入れるんじゃなくて、起動。次世代の裁縫用語が生まれた瞬間を見た気がする。
7. やらかし名無しさん
投稿者の名誉のために言っておくと、ミシンの糸掛けは説明書があっても本当にややこしい。前に友達の家まで糸の掛け方を教えに行ったら、友達のミシンは自分のと微妙に違ってて、結局その場で説明書を読んで、何回か試してからやっと教えられた。
正直、足で踏むペダルがなくて動かし方が分からなかったってオチかと思ってたよ。
8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
全然気にしなくていいよ。うちの母は同じことを10年やって、新しいミシンを2台も買った。そしたらある日、遊びに来た祖母が30秒ほど眺めて糸を掛け直しただけで、完璧に動いたからね。誰の家にも、人の鼻っ柱をへし折ってくる家電が1台はあるもんだ。
9. やらかし名無しさん
これはあるある。うちの母も、チャリティーの中古品店で買ったロックミシン(布の端がほつれないようにかがる専用のミシン)で同じことをやってた。「中で固まって動かない」と信じ込んで、ガレージに5年くらい放置。去年、私が型番で動画を探してみたら、糸を掛ける前に押さえを上げてなかっただけだった。
今では完璧に動いてて、母は月に20枚くらいトートバッグを作っては私に渡しながら、「これ、もう少しで捨てるところだったのよ」って毎回言ってる。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
「押さえを上げてから糸を掛ける」は本当に大事。押さえが下りたままだと、糸の張り具合を調整する部分に糸がきちんと挟まらなくて、布の裏で糸がぐちゃぐちゃに絡まったりする。投稿者がどの手順を飛ばしてたのかは書いてないけど、ほかにありがちなのは天秤(上下に動く糸掛け用のレバー)の掛け忘れかな。
11. やらかし名無しさん
祖母から譲り受けたミシンを、ずっと壊れてると思ってた。ペダルを踏むと音はするのに、針がちっとも上下しない。原因は、下糸をボビンに巻くためのスイッチをうっかり入れっぱなしにしてたこと。あの音は、ありもしないボビンを一生懸命巻いてる音だったんだよ。
12. やらかし名無しさん
これ、わざわざ高性能な映像パーツ(グラフィックボード)を積んでたのに、何年もそれを使わず、パソコンに元から付いてる簡易な映像機能で過ごしてた人の話を思い出す。何にせよ、ちょっとしたクリスマスが来たね!
13. やらかし名無しさん
気持ちがよくわかる。昔持ってたエルナ(スイスのミシンメーカー)の年代物が、どうしても調子よく動かなかったんだ。すぐ糸が切れるし、縫えても縫い目がきつすぎるかゆるすぎるか。それで20年くらい前にしまい込んで、そのまま忘れてた。
こないだ急に縫い物が必要になって、どうにか動かそうと引っ張り出したら……出てきたのはシンガー(アメリカの老舗ミシンメーカー)の「99k」だった。ずっと前に、きょうだいが持ってた99kの1台とエルナを交換してくれてたのを、きれいさっぱり忘れてたんだよ。ベルトを新しくしただけで完璧に動いた。もうすぐ70歳になるミシンだ。
ちなみに自分は男だけど、裁縫とキルト作りが得意な家族の中で育ったから、基本は自然に身についた。99kの糸の掛け方は今でも何も見ないでできる。
14. やらかし名無しさん
9年ほったらかしでも普通に動くって、メーカー名を添えて「一生使える名品」を紹介し合う掲示板に投稿できるレベルでしょ。どこのメーカーなのか気になる。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
古いベルニナ(スイスのミシンメーカー)はいいよ。自分のは20年くらい使ってるし、母のは50年くらい。しかも母のはもともと祖母のもので、頑丈すぎて、馬に着せる毛布みたいな牧場の道具まで縫って直せちゃうんだ。
16. やらかし名無しさん(>>14への返信)
5年くらい前、曾祖父母の家の地下室を片付けてたら、古いテーブルの中にカビっぽいミシンが収まってるのを見つけた。コードを探し出して、ダメもとでコンセントに挿してみたら、一発で電源が入って普通に動き出したんだよ。信じられなくて即「これもらう」と宣言したけど、誰も反対しなかった。持ち帰って掃除して、もう何点も縫ってる。1955年製のシンガー、モデル15。
17. やらかし名無しさん(>>14への返信)
ミシンってのは、基本的にどれも一生ものだよ。修理して使い続けられないミシンを見つけるほうが難しいくらい。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
最近のミシンに関しては、それは完全に間違い。制御基板が焼けても交換部品はもう作られてないし、技術自体が古くなって使えなくなることもある。1970年代より前のミシンならその通りだけど、プラスチックやコンピューター制御の部品が入ってるものは当たり外れがあるよ。
19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
そこまで言い切れないと思う。母が60年代の鋳物のシンガーを譲ってくれなかったから、2010年ごろに、なるべくシンプルでパワーのある機種を探して買ったんだ。外側こそプラスチックだけど中身は金属で、今も絶好調。アメリカからイギリスに引っ越したとき(コンセントの形も電圧も違う)、変換用の電源タップまで買って持っていった電化製品は、これと80年代のベルニナのロックミシンの2台だけだった。
20. やらかし名無しさん
私の最初のミシンは、ゴミ回収用の大型コンテナに捨てられてたものだよ。冗談じゃなくて、1965年製なのにほぼ新品で、箱には当時のレシートまで入ってた。値段は43.60ポンド。たぶん結婚祝いにもらって、一度も使われなかったんだと思う。劣化してたゴムの車輪部品を交換する必要はあったけどね。
難点は鋳鉄製でとにかく重いこと。家まで運んだら腕が死んだ。直線縫いしかできないから新しいミシンも持ってるけど、きれいな淡い水色のシンガーだから、絶対に手放さない。
21. やらかし名無しさん
それだけ長くしまい込んでたなら、たぶん油が切れてる。機種によっては自分で簡単に差せて、手順も説明書に……って、そもそも説明書がないんだった。複雑な機種ならプロに任せたほうがいいし、せっかくだから例の修理イベントには予定どおり持っていって、点検と油差しだけでもしてもらえば? 長く使いたいなら絶対やったほうがいい。
22. やらかし名無しさん(>>21への返信)
うちは妻のミシンの調子が悪くて、変な音まで出てたんだ。自動車整備士の自分が中をのぞいてみたら小さな回転軸があって、そこに万能オイルを1滴差しただけで、見違えるほど元気になった。油ってほんと大事。
まとめ
高校生のときに「壊れてる」と決めつけ、新しいミシンまで買ってもらって9年。修理に出す直前に糸の掛け方を調べたら、飛ばしていたのはたった1つの手順でした。海外の反応は「クリスマス気分とバカ気分、両方でいい」と笑う声に、「糸掛けは本当にややこしい」「うちの母も同じことをした」という体験談、古いミシンの頑丈さをめぐる議論まで。隠し収納から付属品まで出てきて、9年越しのプレゼントのような結末です。

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