「その審理は、昨日でしたよ」3年待った期日に書類一式を抱えて裁判所へ行った結果…

「その審理は、昨日でしたよ」3年待った期日に書類一式を抱えて裁判所へ行った結果… 職場

3年待った。台所の床が波打ったまま、保険金が下りないまま、書類だけが分厚くなっていく3年だった。そしてようやく決まった審理の日、投稿者はファイルを抱えて裁判所へ向かう。受付でこう言われるまでは、すべて順調だったのだ。「その審理は、昨日でしたよ」。

※注:この話にはアメリカ特有の制度がいくつも出てきます。(1)住宅保険=日本の火災保険にあたるもので、水漏れ事故による床や電気設備の修理費も補償の対象になります。(2)州の保険監督当局=保険会社とのもめごとを住民が申し立てられる各州の役所で、日本でいえば金融庁に近い立場です。(3)本人訴訟=弁護士を立てず自分で法廷に立つこと。アメリカでは珍しくありません。(4)欠席判決=当事者の一方が期日に出てこないと、中身を審理せずに相手の言い分どおりに出てしまう判決。(5)判決取消の申立て=「うっかり出られませんでした、もう一度やらせてください」と裁判所に頼む手続きで、判決の中身の誤りを争う「上訴」とは別ものです。金額は1ドル150円で換算しています。

何をやらかした?

📌 台所の配管が破裂して床と分電盤が壊れ、保険会社との交渉が3年こじれた末に、ようやく審理の期日が決まった。投稿者は書類一式を抱えて裁判所へ向かったが、期日は前日だった。出頭しなかった扱いで欠席判決が出ることになり、請求していた4万5千ドル(約675万円)が宙に浮いている。

事の発端

台所の床から、水が湧いた

3年前のある日、投稿者の家の台所で、冷水側の配管が破裂した。水は床一面に広がり、フローリングは乾いたあとも波打ったまま元に戻らなかった。さらに悪いことに、水は分電盤にまで達してショートさせた。家が燃えなかったのは、ほとんど運がよかっただけと言っていい。投稿者はまず止水と応急処置を済ませ、加入していた住宅保険(トラベラーズ)に保険金を請求した。ここまでは、誰がやっても同じ手順である。

見積もりが、通らない

ところが、そこから2年が過ぎた。投稿者は複数の工事業者に見積もりを出させたが、どれも認められなかった。投稿者いわく、保険会社の側から紹介された業者が出した見積もりですら通らなかったという。その間も台所は壊れたままだ。電気系統だけは放っておくと家ごと危ないので、自腹の1万ドル(約150万円)でやり直した。残る台所本体の工事にはさらに3万5千ドル(約525万円)が必要で、投稿者はローンを組んで先に直すことにした。保険金が1円も入らないまま、借金だけが積み上がっていく状態である。

受けてくれる弁護士が、いない

我慢の限界に来た投稿者は、州の保険監督当局に申立てを行った。同時に弁護士を探したが、ここでも壁にぶつかる。州内で評判のいい法律事務所3社をまわり、1社は成功報酬35%という条件でいったん引き受けてくれた。しかし1週間で降りてしまう。残る2社は、契約書を出すことすらしなかった。独立してやっている弁護士たちには「自分でやったほうが早いし安く済む」とまで言われたそうだ。こうして投稿者は、弁護士を立てずに自分で法廷に立つことを選んだ。

やらかしの一部始終

8か月、ただ待った

申立てから審理の期日が来るまで、さらに8か月近くかかった。当初の期日は7月21日。ところが裁判所の都合で日付が変更になる。相手は企業の法務、こちらは素人が一人。投稿者は集められるだけの資料を集めた。破裂した配管の写真、業者ごとの見積書、支払った工事代金の領収書、これまでのやりとりの記録。3年ぶんの紙束である。

「その審理は、昨日でした」

そして当日。投稿者は書類一式を抱えて裁判所へ出向いた。3年の集大成である。だが、期日は「今日」ではなかった。変更後の日付を1日読み違えていたのだ。審理は前日に、投稿者がいないまま行われていた。出頭しなかった当事者として、投稿者には欠席判決が出ることになる。中身を一度も戦わないまま、負けが確定しようとしていた。手元には、誰にも見せられなかった3年ぶんの書類だけが残った。

その後

投稿者は掲示板に「上訴できることを願っているが、分は悪い」と書いた。ここから先が、この投稿がただの不運話で終わらなかったところだ。コメント欄には、同じ立場を経験した人や制度に詳しい人が次々に現れ、「上訴ではなく、判決取消の申立てをすべきだ」と口をそろえた。上訴は「判決の中身に誤りがある」と争う手続きで、日付を勘違いしたという事情は理由にならない。一方、取消の申立ては「出られませんでした、もう一度やらせてください」と頼むもので、代理人を立てていない人にはよく認められるという。

投稿者はすでに書面を用意し、郵便局から配達証明付きの書留で送ったと報告している。書類一式を抱えて翌日に現れたという事実そのものが「逃げていなかった証拠」になる、と励ますコメントもついた。3年かけて積み上げたものが、日付の読み違えという一瞬で崩れかけている。それでも、まだ終わってはいない。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
法律の専門家ではないんだけど、欠席判決は「取消の申立て」で戻せることが多いよ。特に弁護士を立てていない人の場合はけっこう認められる。まず自分が行った裁判所のサイトを見てみて。上訴じゃなくて申立てで済む話だと思う。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
(投稿者)ありがとう。実はもう上訴の書面を書き上げたところなんだ。これから郵便局に行って、配達証明つきで送ってくる。

3. やらかし名無しさん(>>2への返信)
横から失礼。どこの州か分からないけど、欠席判決の「取消」と「上訴」はまったく別の手続きだよ。管轄によっては、そもそも欠席判決は上訴できない。取消の申立てを出さないと土俵に戻れないから、出す前に確認したほうがいい。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
手遅れだ、そいつはもう投函された。……いや、笑いごとじゃないんだけど、この行動の速さだけは投稿者らしくて憎めない。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
(投稿者)そう、配達証明つきの書留でもう出した。追跡番号は控えてある。まあ、出したものは取り下げて出し直せるはずだから、明日は朝から裁判所の窓口に電話してみる。

6. やらかし名無しさん(>>3への返信)
1のコメント主だけど、もう一度言うね。上訴というのは「事実認定か法律の適用に誤りがある」と主張する手続きだから、理由が要る。日付を勘違いしましたは理由にならない。取消の申立ては「やっちゃいました、もう一回お願いします」と言うだけ。速いし、通る確率も比べものにならない。

7. やらかし名無しさん
で、結局いくら被ることになったの? 裁判の費用も込みで。あと、これを機に壁掛けカレンダーを買おう。今日買おう。

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
(投稿者)4万5千ドル(約675万円)だよ。カレンダーの件は本当にそのとおりで、今はもう壁掛けと携帯とパソコンの三重にした。遅い。

9. やらかし名無しさん
ちょっと待って、自分は投稿者が4万5千ドルを払わされる側だと思って読んでた。逆なの? 保険会社が投稿者に払う側だったってこと?

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
(投稿者)逆だよ。保険会社が私に4万5千ドル払う側。うち1万ドルぶんは、家が燃えないように電気工事をもう自腹で済ませてある。台所本体の工事にあと3万5千ドル要って、それもローンを組んで先に直した。だから今は借金だけが残ってる状態。

11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
じゃあ実質、4万5千ドル+ローンの利息だよね。あと、3年も台所がまともに使えなかったぶんの損害を上乗せできないかも調べる価値がある。請求額をこれから変えられるならの話だけど。

12. やらかし名無しさん
「州の弁護士が誰も相手にしたがらなかった」というところが引っかかる。市内の全員ならまだしも、州じゅうの弁護士がこの規模の案件を避けるというのは考えにくい。成功報酬でお願いしていたんじゃない? 時間単価で払うと言って、その費用も相手に請求すればいいと思う。

13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
(投稿者)いや、州で上位と言われる事務所3社に行ったんだ。1社は成功報酬35%で受けてくれたけど1週間で降りて、「この相手は分が悪い」とはっきり言われた。残る2社は契約書すら出さなかった。独立系の先生にも何人か当たって、そこでは「自分でやったほうが早いし安い」と言われたよ。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
責めるつもりはないんだけど、それでも何か抜けている気がする。普通なら早期の和解交渉くらいは仕掛けて手数料を取りにくるはずで、それすらしないなら案件そのものに弱点があると見ているのかもしれない。次に相談するとき「どこが弱いですか」と直接聞いてみるといい。

15. やらかし名無しさん
「州じゅうの弁護士が誰も」は言い過ぎだと思うな。州によっては他州の弁護士が手続きを踏んで入れるところもあるし、範囲を広げれば必ず一人は見つかる。世の中には、現金が必要で何でも出してくれる先生がいるものだ。

16. やらかし名無しさん
3年戦って、最後がカレンダーの取り違えっていうのが一番きつい。ただ、正直な間違いなら救済されることは本当にある。書類を全部抱えて翌日に現れたという事実自体が「逃げていなかった証拠」として効くはず。期限は短いから、とにかく今日動いて。

17. やらかし名無しさん
期日変更の連絡ってどういう形で届いたの? 郵便? メール? 裁判所のサイトの通知? もし通知の仕方が不十分だったなら、それ自体が取消を認めてもらう材料になる。封筒でも画面でも、残ってるものは全部保存しておいたほうがいい。

18. やらかし名無しさん
こういうときのために弁護士がいるんだよな、と言いたいところだけど、その弁護士に片っ端から断られた話なんだよなこれ。制度がちゃんと機能しているとは、ちょっと言いにくい。

19. やらかし名無しさん
出頭して負けるほうが、出頭しないで負けるよりずっとマシ。今回は出頭しようとして1日ずれただけで、その意思は書類の山という形で残ってる。裁判所もそこは見てくれると信じたい。

20. やらかし名無しさん
期日の管理だけは他人事に思えない。自分も去年、子どもの面談の日を1週間まるごと間違えて、誰もいない教室で15分待ってた。金額の桁が違うだけで、やってることは同じなんだよなあ。

21. やらかし名無しさん
読んでてお腹が痛くなってきた。3年って、生活の一部がずっと工事中のままってことだもんな。台所が使えない毎日を3年続けた人の粘りは、それだけで十分すごいと思う。どうか申立てが通りますように。

まとめ

配管の破裂から3年、弁護士なしで保険会社と向き合い続けた投稿者が、最後の最後に間違えたのは期日の1日だった。コメント欄は投稿者を笑うのではなく、「上訴ではなく取消の申立てを」「通知の記録を全部残せ」と具体的な手を次々に差し出す方向へ動いた。3年ぶんの書類を抱えて空の法廷の前に立った1日が、次の期日への切符になることを願いたい。

元ソース: 3年待った審理の期日を1日間違えて、出られなかった話

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