「2年間、たぶん1日4回は握ってた」ラスベガスで買った3,000円のキーホルダーを調べたら

「2年間、たぶん1日4回は握ってた」ラスベガスで買った3,000円のキーホルダーを調べたら 体調・身体

ラスベガスの土産物屋で、いかにもブランド品らしい見た目のキーホルダーが20ドルほどで売られていた。安いし格好いいし、ちょうど鍵をまとめるものが欲しかった。それから2年間、投稿者はそれを毎日ポケットに入れて持ち歩いた。先週、ある書き込みを読んでしまうまでは、何ひとつ気にしていなかったのである。

※注:この話に出てくる「鉛の検査キット」は、海外の日用品店や通販で普通に売られている簡易キット。付属の綿棒で対象の表面をこすると、鉛が含まれている場合に先端の色が変わる仕組みで、専門機関の分析ではなく、家庭でおおよその目安を見るためのものである。また記事中の金額は1ドル=約150円で換算した。

何をやらかした?

📌 投稿者は2年前、ラスベガスのシーザーズパレス(ストリップ通りに面した大型カジノホテル)に入っている店で、ブランド品を模したキーホルダーを20ドルほど(約3,000円)で購入。以来、集合住宅のオートロックのカードキーや車の鍵をまとめるのに毎日使っていた。先週「偽ブランドの金属製品には、鉛を鋳造して銀色に塗っただけのものがある」という書き込みを読み、通販で鉛の検査キットを購入。綿棒を当てたところ、そのキーホルダーだけが即座に反応した。

事の発端

「安いし、格好いいし」で買った20ドル

2年ほど前、投稿者はラスベガスにいた。滞在していたのはシーザーズパレス。その中に入っていた店の一つが、有名ブランドを模したキーホルダーを20ドルほど(約3,000円)で並べていた。
投稿者の判断は、おそらく誰もが一度はする種類のものである。ちょうど鍵をまとめるものが欲しかった。値段は安い。見た目も悪くない。買わない理由が特にない。土産物としても実用品としても中途半端に成立してしまう、あの手の買い物だった。

2年間、1日4回、ポケットの中

旅行から戻ってからも、そのキーホルダーはずっと現役だった。集合住宅のオートロックを開けるカードキー、車の鍵、そのほかこまごました鍵——生活に必要な金属をひとまとめにぶら下げて、投稿者は毎日それを握った。
本人の見積もりでは、触る回数は1日およそ4回。家を出るとき、車に乗るとき、帰ってきたとき、部屋に入るとき。特別に気に入っていたわけでも、意識していたわけでもない。要するに、鍵とはそういうものである。2年間、ずっとポケットの中にあった。

やらかしの一部始終

読まなければよかった一行

先週、投稿者はネット上のある書き込みを目にした。曰く、偽ブランドの金属製品には、鉛を鋳造して銀色に塗っただけのものがある。理由は単純で、鉛が安く手に入るからだという。
ここで大半の人は「へえ」と言って画面を閉じる。投稿者は閉じなかった。手元にある心当たりが、あまりに具体的だったからである。ラスベガスの店。20ドル。ブランド品風の、銀色の金属。条件がきれいに揃ってしまっていた。

綿棒を当てた瞬間に、答えが出た

投稿者は通販で鉛の検査キットを買った。届いた箱を開け、綿棒を取り出し、2年間ポケットにあったキーホルダーの表面をこする。
反応は即座に出た。迷うような変化でも、じわじわ色づく感じでもない。本人の言葉を借りるなら、当てた瞬間である。

家じゅうの金属を10個試してしまった

ここからの投稿者の行動が、この話をきれいに閉じてしまった。キットのほうがおかしいのではないか——そう疑って、家にある他の金属を片っ端から試したのである。その数、およそ10個。
結果はすべて無反応だった。何ひとつ起きない。投稿者はこの箇所に「素晴らしい」と書いている。もちろん皮肉である。キットはちゃんと働いていて、家の中で反応したのはあのキーホルダーだけ、という事実だけが残った。わざわざ自分で答え合わせまでしてしまったせいで、逃げ道が消えたのだ。

その後

投稿者が自分でつけた要約は、身も蓋もないものだった。「私は2年間、鉛をポケットに入れて歩き回っていた。たぶん1日4回は触っていた」。そして続けてこう書いている。「この先どうなるのかは分からないが、とりあえずこれから数時間は検索し続けることになりそうだ」。

スレッドには「触るだけなら気にしすぎ」という返答が次々に付いた。投稿者はそれに対して、自分は専門家ではないけれど、長く触り続けるのが良いこととは思えない、と返している。加えて、触った手のまま食事をしたことも何度かある、念のため血液検査を受けるつもりだ、とも書いた。実際に検査を受けたのか、受けたとして結果はどうだったのか——そこは投稿の時点では書かれておらず、分かっていない。

もっとも、投稿者は終始うろたえていたわけでもない。「ご冥福をお祈りします」という定番の茶化しには、「香典は出口の左手にある箱へどうぞ」と返している。深刻に落ち込むというより、知らないままでよかった事実をうっかり知ってしまった人の、あの落ち着かない感じ。心当たりのある人には、たぶん一発で伝わる温度である。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
結論だけ言うと、なめなければ大丈夫だと思いますよ。問題になるのは口から入るか、粉になったものを吸い込むかのどちらかなので、ポケットの中で握っていただけなら、そこまで神経質にならなくていいのでは。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
その「なめなければ」が案外あやしくて。鍵を触った手のまま、そのままパンを持って食べるくらいのことは誰でもやりますよね。手を洗う習慣があるかどうかで、だいぶ話が変わってくる気がします。

3. やらかし名無しさん
キーホルダー1個で中毒になる可能性は、限りなくゼロに近いと思います。世の中に心配すべきことは山ほどありますが、正直これはかなり順位が低いほうです。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
とはいえ2年間、1日4回ですからね。総回数だけ並べられると気になってしまう気持ちは分かりますよ。数字の見え方って残酷で、一回一回はどうでもいい量でも、掛け算にすると急に怖くなる。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
そこは掛け算にならないという話だと思います。皮膚からはほとんど入っていかないそうなので、毎回なめていたとか、削って食べていたとかでない限り、たぶん心配いらないかと。

6. やらかし名無しさん
これは笑い話として書いているのか、本気で心配して書いているのかが分からなくて困っています。もし本気なら、家の中にはもっと先に気にしたほうがいいものが、いくらでも転がっていますよ。

7. やらかし名無しさん
落ち着いてください。プルトニウムを2年間ポケットに入れて歩いていたわけじゃないんですから。金属の塊のまま持ち歩いていただけなら、そんなに劇的なことは起きないと思いますよ。

8. やらかし名無しさん
水道水にも食べ物にも、微量なら普通に入っています。どうしても気になるならキーホルダーを買い替えればいいだけの話で、そのために眠れなくなるほどのことではないと思いますよ。

9. やらかし名無しさん
むしろ検査キットを買って実際に確かめたところが偉い。読んで不安になって終わり、が普通なので。うちにも旅行先で買った金属の小物が山ほどあるので、これを読んで注文しました。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
私も同じことを考えました。読んだ日のうちに調べて、結果まで公開しているわけですから、行動としてはむしろ真っ当ですよね。責められるところが一つも見当たりません。

11. やらかし名無しさん
他の金属を10個試して全部無反応だった、というくだりが地味に効いてます。キットの誤作動ではなく、家の中でそのキーホルダーだけが反応した、という意味になってしまうので。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
そこ大事ですよね。1個だけ試して色が変わったなら「このキットが変なのでは」で終われたのに、律儀に他も確かめてしまったせいで、言い訳の余地が完全に消えている。

13. やらかし名無しさん
電子機器まわりの仕事をしていて、鉛の入ったはんだを毎日素手で扱っています。溶かしたものを顔の前で扱うこともあります。90年代からずっとですが、今のところ何ともありません。食べる前に手を洗う、私がやっている対策はそれだけです。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
結局そこに行き着きますよね。触ったか触らなかったかより、触った手で何を口に入れたか。話がいつも手洗いに戻ってくるのが、いちばん現実的で拍子抜けするところです。

15. やらかし名無しさん
40年以上生きてきて、壁も扉もドアノブも鉛入りの塗料という家に何度も住みました。そこで子どもを4人育てましたが、全員問題なしです。触った回数は1日4回どころではありませんでした。

16. やらかし名無しさん
検索して最初に出てくる自動生成の要約だけ読んで怖がるのは、やめておいたほうがいいですよ。あれは不安をあおる言葉ばかり拾ってきますから。考えすぎのほうがよほど体にこたえます。

17. やらかし名無しさん
ご愁傷さまです。心よりご冥福をお祈りいたします。……というのは冗談で、あなたはたぶんこの先何十年も、その鍵で普通に家のドアを開け続けることになると思います。

18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
「香典は出口の左手の箱へ」と即座に返せるあたり、投稿者もだいぶ余裕がありますよね。この手の話は、最終的に笑い飛ばせる人がいちばん強い気がします。

19. やらかし名無しさん
人は危険の大きさを測るのが本当に下手だ、という話を思い出しました。宝くじは当たる気でいるのに、毎日の運転はまるで怖がらない。今回のもたぶん、その仲間だと思います。

20. やらかし名無しさん
ここまで「気にしすぎ」の意見が並んでいますが、私は検査した投稿者のほうが真っ当だと思いますよ。何が入っているか分からない安物の金属を、確かめもせず2年持ち歩き続けるほうが落ち着かない。

21. やらかし名無しさん
気になって仕方がないなら、キーホルダーを替えて話を終わらせるのがいちばんです。買い替えは数千円で済むのに、もやもやは何ヶ月も居座りますから。あとは、金属の小物をなめないこと。それだけです。

まとめ

2年前にラスベガスで買った20ドルのキーホルダーを、思い立って検査したら反応が出てしまった、という話である。海外の反応は「なめなければ大丈夫」「心配する順位としては低い」と落ち着かせる側が多数派で、鉛入りの塗料の家で子育てをした人や、仕事で鉛入りのはんだを毎日触っているという人の体験談も並んだ。一方で「中身の分からない安物を確かめもせず2年持ち歩くほうが落ち着かない」と投稿者を支持する声もあり、意見はきれいに割れている。ただ、ほぼ全員が一致していた点が一つだけあった——金属の小物をなめるな、である。

元スレッド: キーホルダーを検査してやらかした

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