大型スーパーのネット通販で、9,000円ほどの電気圧力鍋が1,000円ちょっとで売られているのを見つけた男性。「これは買いだ」と、転売も見込んでまとめて注文した。ところが店に受け取りに行くと店員の様子がおかしく、翌日、自宅の玄関に現れたのは州警察の捜査員2人だった。
※注:Target(ターゲット)は米国の大型スーパーのチェーン。Instant Pot(インスタントポット)は米国で大流行した電気圧力鍋の商品名。2013年のボストン・マラソン爆弾テロで圧力鍋が使われたことから、米国では圧力鍋の大量購入が警戒の対象になることがある。投稿者を訪ねてきたのは、州警察の中でテロ対策を受け持つ部署の捜査員だった。
何をやらかした?
📌 値段の付け間違いを見つけて電気圧力鍋を20台注文 → 店頭受け取り分(10台)は店でキャンセル → 翌日、州警察の対テロ部署の捜査員が自宅に来て「なぜ圧力鍋を10台も?」と事情を聞かれた
事の発端
80ドルの電気圧力鍋が10ドルに
始まりは前日のことだった。投稿者は、ターゲットのサイトで、容量6クォート(約5.7リットル)のインスタントポットに値段の付け間違いがあるのを見つけた。本来80ドル(当時のレートで9,000円ほど)のものが、1台10ドル(1,100円ほど)で精算できてしまう。
投稿者は「クリスマスの贈り物を今のうちに用意しておこう、何台かは転売に回せばいい」と考えた。どちらかの注文が取り消されてもいいように、店頭受け取りで10台、配達で10台、合わせて20台を注文した。
店員たちの妙な目つき
配達のほうはキャンセルされたが、店頭受け取りのほうは「準備ができました」というメールが届いた。店に行って身分証を見せると、店員は注文を探しても最初は見つけられない。注文番号を伝えると、店員の1人がもう1人に「キャンセルが…」と小声で話すのが聞こえ、2人とも投稿者を妙な目で見ている。
やがて1人が「店長に、お客さんが来たと知らせないといけないので」と言って無線で連絡した。店長の答えは「価格ミスなのでキャンセルになった」というもの。そのためだけにわざわざ無線で店長を呼ぶのは少し変だと思ったが、投稿者はそれほど気にしなかった。
やらかしの一部始終
玄関に立っていたスーツの2人
そして翌日の午後。玄関のチャイムが鳴り、妻が「男の人が2人、あなたを訪ねてきてる」と呼びに来た。外に出ると、2人は州警察の対テロ部署の捜査員だと名乗った。
2人は次々に質問してきた。なぜ圧力鍋を10台も買おうとしたのか。圧力鍋が何に使われうるか知っているか。爆弾を作っているのではないか。2人の手元には、ターゲットの駐車場に停まっていた投稿者の車の写真まであった。
必死の説明
投稿者は、値段の付け間違いのこと、それをどうやって見つけたかなどを、できるだけ丁寧に説明した。捜査員たちは説明に納得した様子で帰っていった。ただ投稿者は「たぶん、もう何かの監視リストに載ってしまった」と不安が消えないという。
その後
結局、安く買えるはずだった圧力鍋は1台も手に入らず、残ったのは捜査員の名刺だけだった。投稿には「作り話だろう」という声も多く寄せられたため、投稿者は追記で、自分と捜査員の個人情報を隠したうえで、その名刺の写真を公開している。
本人がまとめた要約は「価格ミスに乗じて圧力鍋を10台買おうとしたら、爆弾に使えるものをなぜ10台もと、州警察の対テロ部署に問い詰められた」。お得な買い物のつもりが、思わぬところに見張りの目があったという話である。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
インスタントポットは本当にいい鍋だよ。それが10ドルって、ほぼタダで配ってるようなもん。飛びつく気持ちは分かる。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
最近うちのでヨーグルトを作り始めたけど、すごくおいしい。なので投稿者にはぜひ1台だけ、普通の値段で買ってほしい。
3. やらかし名無しさん
賢いな。この投稿で捜査の目をくらませる作戦か。
――捜査官スミスより
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
ネットで先に「ただの価格ミスです」と言っておくわけか。何手先まで読んでるんだ、この投稿者は。
5. やらかし名無しさん
少しは安心できるかもしれない話をすると、来る前にもう身元は一通り調べてあって、危険人物じゃないと分かってたはずだよ。玄関先の聞き取りは、話して緊張しすぎてないか、怪しい点がないかを確かめるためのもの。本当に疑ってたら令状を持って来てる。
6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
「来る前に身元を全部調べてあった」と聞かされて、安心できる人っているのかな。自分ならむしろ眠れなくなる。
7. やらかし名無しさん
しばらくは海外旅行なんて考えないほうがいいぞ。出国審査で何を聞かれるか分からない。
8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
投稿者です。もちろん、今は行く予定はまったくありません。家で静かにしています。
9. やらかし名無しさん
いい面もあるぞ。ホームセキュリティの契約を解約して節約できる。家の見張りなら、もう無料でやってもらえてるんだから。
10. やらかし名無しさん
「何に使えるか知ってるか?」と聞かれて、捜査員が帰ったあとにネットで「圧力鍋 料理以外 使い道」と検索する投稿者の姿が目に浮かぶ。それが一番やっちゃいけないやつ。
11. やらかし名無しさん
これから空港に行くたびに楽しい思いができそうだね。保安検査で毎回呼び止められるやつ。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
行きの便でも帰りの便でも、たぶん同じ目に遭うと思う。往復で2回、ていねいに調べてもらえるよ。
13. やらかし名無しさん
飛行機に乗るたびに、預けたスーツケースに「保安検査のため開けました」という紙が入ってるようになるかもね。セルフの機械で手続きできなくて、窓口で身分証を二度見されるとか。
14. やらかし名無しさん
で、家族へのクリスマスプレゼントはどうするの? 全員に圧力鍋を配る計画だったんでしょ。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
今年はみんな手袋とマフラーでいいと思う。少なくとも、手袋を10組買って警察が来ることはないはず。
16. やらかし名無しさん
インスタントポットに「買いすぎ」っていう概念があったとは知らなかった。家族が多い家なら2台ぐらいは普通だと思ってたけど、10台は確かに多い。
17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
ボストンのテロで圧力鍋が使われたと知ってから、疑われるのが怖くて、何年も電気調理鍋を買えずにいた。最近やっと「自分みたいな地味な人間は、どのリストにも載らない」と気づいて買ったよ。
18. やらかし名無しさん
店員を責める気にはなれないな。価格ミスの注文だけでも目立つのに、同じ人が同じ鍋を10台、しかも配達でも10台。報告する決まりがあったんだろうし、そりゃ無線で店長も呼ぶ。
19. やらかし名無しさん
いっそ本社に「警察に通報されて怖い思いをした」と苦情を入れたら、お詫びのギフトカードくらいもらえるんじゃない? 店の値段ミスのせいでリストに載ったなら、少しは元を取らないと。
20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
それ、プライバシーの侵害にあたりそうな気もするけど、本物の危険を防ぐためだったと言われたら何も言えないよね。どこまでが許されるのか、正直よく分からない。
21. やらかし名無しさん
転売で一儲けしようとして、手元に残ったのは捜査員の名刺1枚。値段の付け間違いを見つけたときの「やった!」が、ここまで高くつくとはね。でも正直に名刺まで見せる投稿者は好き。
22. やらかし名無しさん
「初めての監視リスト入り」で、こんなに心配していられるなんて。なんて純粋なんだろう。その気持ち、いつまでも大事にしてほしい。
まとめ
1台10ドルという値段の付け間違いに飛びつき、転売も見込んで電気圧力鍋を20台注文した投稿者。鍋は1台も届かず、代わりに州警察の対テロ部署の捜査員が玄関にやって来た。コメント欄は「これから空港が大変」「家の見張りがタダになった」と冗談で盛り上がる一方、店員の判断は無理もないという声や、事前に身元は調べてあったはずと冷静に読む声も。お得すぎる話には、思わぬ人も目を光らせているようだ。

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