「来週には返すから」と息子のゲームボーイアドバンスを取り上げた親、隠し場所を忘れて返せたのは18年後だった話

「来週には返すから」と息子のゲームボーイアドバンスを取り上げた親、隠し場所を忘れて返せたのは18年後だった話 家族

宿題をやらない息子から、ゲームボーイアドバンスを1週間だけ取り上げた。親の隠し場所を知り尽くしている息子に見つからないよう、今回は「絶対に探さない場所」を選んだ。ところが1週間後、今度は隠した本人がその場所を思い出せない。家じゅう探しても、引っ越しをしても出てこなかったゲーム機がようやく姿を見せたのは、18年後のことだった。

※注:ゲームボーイアドバンスは、2001年に発売された任天堂の携帯ゲーム機で、単3電池2本で動く。元の投稿は2021年のもの。

何をやらかした?

📌 投稿者は、宿題をしない息子のゲームボーイアドバンスを没収し、息子が絶対に探さない場所へ隠した。ところが投稿者は数年前に頭を強く打つ大けがをしていて、その影響で物忘れがあった。1週間後に返そうとしたら、自分でも見つけられない。引っ越しを経ても出てこなかったゲーム機は18年後、寄付に出そうとした古いトレンチコートのポケットから現れた。電源を入れると、ちゃんと動いた。

事の発端

宿題をやらない息子と、1週間の没収

始まりは、どこの家庭にもありそうな話だ。息子が宿題をやらない。そこで投稿者は、息子のゲームボーイアドバンスを取り上げた。「来週になったら返す」という約束つきで。

いつもの隠し場所は全部バレている

やっかいなのは、息子がなかなか頭の切れる子だったことだ。親がゲーム機を隠しそうな場所は、すでに全部把握されている。いつもの場所にしまったところで、あっさり見つけ出されるのは目に見えていた。

そこで投稿者は考えた。今回は、息子が絶対に探さないであろう場所にしまおう、と。

投稿者には、ひとつ事情があった

投稿者はその数年前、頭を強く打って脳を損傷する大けが(外傷性脳損傷)を負っていた。それ以来、物事を忘れてしまうことがある。

そしてこの事情が、1週間後の話に関わってくる。

やらかしの一部始終

1週間後、返すはずのゲーム機が見つからない

息子は約束どおり宿題をやり、1週間後に「返して」と言ってきた。投稿者のほうも、もちろん返すつもりだった。

ところが、いざ取りに行こうとして手が止まった。どこに隠したのか、まったく思い出せない。

家じゅうを探した。心当たりのある場所は全部見た。それでも出てこない。本人いわく「ありとあらゆる場所を探した」。

ナレーション「もちろん、ありとあらゆる場所ではなかったのである」

※注:この一行は原文でも投稿者自身が書いたもの。自分の言い分に、ドキュメンタリー番組のナレーション風の冷静なツッコミを入れる、海外のネットでおなじみの書き方。

引っ越しをしても出てこない

やがて一家は引っ越しをした。家じゅうの物をいったん全部動かすことになる、あの引っ越しである。それでもゲームボーイアドバンスは見つからなかった。

約束の「来週」に返すはずだったゲーム機は、こうして行方不明のまま、年月だけが過ぎていった。

――そして、18年後。

※注:原文ではここを「スポンジ・ボブ:18年後……」と書いている。アメリカのアニメ『スポンジ・ボブ』で、場面が一気に飛ぶときに出る「◯◯年後」の字幕をまねた、海外のネットの定番ネタ。

寄付に出すコートのポケットから

18年後のある日、投稿者は長いあいだ袖を通していなかったコートを何着か、寄付に出すことにした。

その中の1着が、1930年代のウィーン製のトレンチコートだった。そのポケットから出てきたのは……息子のゲームボーイアドバンスだった。

試しに電源を入れてみた。すると、動いた。画面には、ちゃんとポケモンが現れた。

その後

投稿者は新しい電池を入れ直して、ゲーム機を息子に手渡した。あのとき宿題をさぼっていた息子は、もう28歳になっていた。

息子はたっぷり5分は笑い続けた。それから数時間、そのまま遊んでいた。そして最後に、投稿者の妻や、同じくもう大人になったきょうだいたちに、投稿者がどれだけ間抜けだったかを話して回った。

ちなみに、18年ぶりに電源が入ったとき、中に入っていたのは当時の乾電池(海外の定番メーカー、デュラセル)のままだった。投稿者はコメント欄で「自分でもちょっと驚いた」と書いている。

投稿者自身による要約は、こうだ。「子どものゲームボーイを隠して、場所を忘れた。20年近く経って見つかった。家族は、私が間抜けだという証拠をまたひとつ手に入れた」。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
話の中身より先に、ゲームボーイアドバンスがもう18年以上前の機械だって事実にやられてる。自分の中では、あれはいまだに「新しいほうのゲームボーイ」なんだけど。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
18年どころか、もう20年だよ。発売は2001年の3月。自分は9歳のときにクリスマスにもらったお金で買って、今29歳。最初のソフトは父が買ってくれた『ぷよぷよ』だった。

3. やらかし名無しさん
この18年間、息子さんは宿題をずっと真面目にやり続けてたんだろうな。宿題を終えるたびに「今日こそ返ってくるかも」って、ちょっと期待しながら。

4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
投稿者です。いや、さすがにそれはない(笑)。代わりのゲーム機はちゃんと買ってやったよ。ついでに小さなゲームボーイミクロも買ってやったら、そっちは息子がなくした。で、それも何年か後に私が見つけた。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
いや、それ息子さんがなくしたんじゃなくて、あなたがどこかにしまったんだと思う。残りのコートも、寄付に出す前にポケットを全部確かめたほうがいい。

6. やらかし名無しさん
手渡すときは真顔で「これに懲りたら、宿題はちゃんとやるように」って言うべきだった。18年かけて、ようやくしつけが完了するところだったのに。

7. やらかし名無しさん
「電源を入れたらポケモンが出てきた」で終わらせないでほしい。一番大事な情報が抜けてる。何のソフトで、最初にもらう3匹(いわゆる御三家)はどれを選んでたの?

8. やらかし名無しさん
いい話だけど、ポケモンのソフトの中にあるセーブ用の電池が18年ももったとは思えないな。ゲーム機は動いても、セーブデータは消えてたんじゃない?

9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
ソフト内の電池でセーブを保っていたのは、赤・緑から金・銀までの世代だけだよ。アドバンス世代のポケモンはセーブを電池のいらないメモリに書き込んでいて、電池は時計のためにしか使ってない。電池が切れても「時間に関係するイベントが起きなくなる」と表示されるだけで、セーブは残る。……『銀』で育てた自分のバンギラスは、電池と一緒に永眠したけどな。

10. やらかし名無しさん
18年も放置して、電池が液漏れしてなかったのが一番の驚き。うちなんてリモコンに半年入れっぱなしにしただけで、端子にこびりついた汚れを削り落とす羽目になるのに。

11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
悪いけど、乾電池が18年も液漏れせずに電気まで残ってるなんて、普通はありえない。電源が入ったってところは、さすがに話を盛ってると思うよ。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
うちには1998年に学校用に買ったシャープの関数電卓があるけど、一度も電池を替えてないのに液漏れもしないで今も動いてる。電卓とゲーム機じゃ比べものにならないのは分かってるけど、たまに当たりを引くこともあるんだよ。

13. やらかし名無しさん
ゲームボーイって、ほかのおもちゃとは別格の存在なんじゃないか。何十年も行方不明→ひょっこり出てくる→普通に動く→なんだか人生まで明るくなる、って話をときどき見かけるけど、ゲームギア(同じ時代のセガの携帯ゲーム機)で同じ話は聞いたことがない。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
ゲームギアは本体がデカすぎて、そもそもコートのポケットに隠せないからな。行方不明になれる才能の時点で、ゲームボーイの圧勝。

15. やらかし名無しさん(>>13への返信)
1991年の湾岸戦争で爆撃を生き延びたゲームボーイの話も有名だけど、うちのゲームボーイポケットは火事を生き延びた。火が回ったのは主に隣の部屋だったのに、出てきたら真っ黒で、元の色はもう思い出せない。それでも普通に動いた。ただ、遊ぶたびに手が真っ黒になるのだけが難点で、アドバンスをもらうまで毎日その手で遊んでた。

16. やらかし名無しさん
笑いながら読んでたけど、頭のけがで物忘れがある、ってところだけはさらっと書かれていて、一瞬手が止まった。いまは無理なく暮らせているならいいんだけど。

17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
投稿者です。気にかけてくれてありがとう。頭のけがって、まさにそんな感じでね。ひどく疲れたりストレスがたまったりすると、英語がうまく話せなくなる。それなのに、ドイツ語やフランス語なら少し話せたりする。脳って本当に妙で、すごいものだよ。

18. やらかし名無しさん
それより、1930年代のウィーン製トレンチコートのほうが気になって仕方ない。なんでそんなすごいコートがクローゼットに眠ってたの?

19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
投稿者です。妻の祖父のものなんだ。第二次世界大戦の前は建築を学んでいた人で、大戦の最後の数日に、自分の妻と娘を連れてオーストリアのアメリカ軍の管理地域へ逃れ、そこからアメリカに渡ってきた。娘のコートに宝石を縫い込んでおいて、それを見張りの兵に渡して通してもらったそうだ。

20. やらかし名無しさん
笑い話にしてるけど、没収されたまま忘れられる側はけっこうつらいんだよ。自分は親にXbox 360を取り上げられて、半年後にやっと勇気を出して「いつ返してくれるの」と聞いたら「取り上げたこと自体忘れてた」。親の皆さん、子どもの側はこういうの一生覚えてるからね。

21. やらかし名無しさん
似たようなことをやったことがある。キャンプに行ったとき、テントの内側に小さなポケットが縫い付けてあるのを見つけて、アドバンスの置き場にぴったりだと思ってしまい込んだ。そのままテントごと畳んで片付けられて、1年近く家じゅう探し回ることに。なぜかそれから何年もキャンプに行かなくて、久しぶりにテントを張って横になった瞬間、頭がそのポケットにぶつかった。記憶が雷みたいによみがえって、うれしいのと腹が立つのが同時に来たよ。

22. やらかし名無しさん
うちは父に初代プレイステーションのコントローラーを没収されたことがある。刑期を終えても返ってこないから、ゲーム好きのおばあちゃんに1個借りて『クラッシュ・バンディクー』を続けてた。数か月後、父がコントローラーの入った袋を膝の上にぽいっと落としてきた。隠し場所はクローゼットの奥のネクタイ掛け。あの人がネクタイを締めてるところ、今日に至るまで一度も見たことがない。

まとめ

宿題をさぼった息子から1週間だけ取り上げたゲームボーイアドバンスが、隠した本人の物忘れで18年も行方不明に。最後は古いコートのポケットから現れ、電源まで入った。コメント欄には「電池が18年ももつわけがない」と疑う声や、忘れられた子どもの側の本音もあったが、多くはゲームボーイの頑丈さと、隠された・隠して忘れたという思い出話。28歳の息子が5分笑い続けた、というのが何よりの結末だ。

元ソース: 息子のゲームボーイを没収して隠したら、18年間見つからなかった話

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