アメリカの山あいの田舎で暮らすおじいちゃんのような格好がしたい――その一心で、何年も探し続けた本場の作業用オーバーオールをついに手に入れた投稿者。ほぼ新品で、新品よりずっと安く、サイズもぴったり。ところが届いたそれは、極寒の冬に外で働く人のための「脚に着るコート」だった。日中の気温が10〜16℃の自分の国で、家族にも友達にも「それを着るには暑すぎる」と言われ続けている。
※注:アパラチアはアメリカ東部を南北に走る山岳地帯。農業や炭鉱の素朴な暮らしのイメージが強く、胸当てとサスペンダーの付いた作業用のオーバーオールは、この地方のおじいちゃんの定番の服として知られる。カーハートとディッキーズは、どちらもアメリカの老舗の作業着ブランド。
何をやらかした?
📌 憧れのカーハートの防寒オーバーオールを中古で格安で手に入れたが、中綿がぎっしり詰まった極寒地向けの仕様だった。日中10〜16℃の自分の国では暑すぎて、冬になっても着る機会があるのか分からない
事の発端
アパラチアのおじいちゃんに憧れて
1〜2年ほど前から、投稿者の中に「アパラチアのおじいちゃんみたいな格好がしたい」という気持ちが湧いてきた。ところが、投稿者の国で本物のアメリカのオーバーオールを手に入れるのは、ほぼ不可能だとすぐに分かった。街の服屋に置いているのは子ども服くらい。ネットで買えなくはないが、輸入業者を通すので手数料がかかる。海外発送をしているブランドもいくつかあるものの、海外向けの在庫はいつも少なく、自分のサイズはたいてい無い。
中古サイトで見つけた「夢の一本」
そこで中古サイトを探し始めると、すぐに掘り出し物が見つかった。しかも、すでに国内にある品だ。ずっと欲しかったカーハートの、黒の防寒モデル。知らない人のために説明すると、これは冬用に中綿がぎっしり詰まったオーバーオールで、言ってみれば「脚に着るコート」。そして見た目がかっこいい。
ほぼ新品の状態で、新品を買うよりずっと安く、サイズも合っている。実はもう一つ候補があり、ディッキーズのデニムのオーバーオールも売りに出ていたが、そちらは投稿者の体より大きかった。カーハートへの強い憧れと、サイズが合っていたことが決め手になり、投稿者はカーハートを選んだ。
やらかしの一部始終
届いた日は最高だった
届いてすぐに洗濯して、試着してみた。すっかり気に入って、大事にハンガーに掛けた。それが夏のことだ。
待てど暮らせど、出番が来ない
問題は、今年それを着る機会があるのか分からないことだ。ようやく上着が要るくらいに冷えてきたところで、日中の気温は10〜16℃ほど。それに投稿者は、そもそも外で過ごす時間がそれほど長くない。
家族や友達に「そろそろあのオーバーオールを出してもいいかな」と聞くたびに、返ってくる答えはいつも「それを着るには暑すぎる」。投稿者が買ったのは、ミシガン(アメリカ北部の州)やカナダの厳しい冬に向けて作られた服なのだ。着られるとしたら雪が降ったときくらいだが、投稿者の住む地域で雪はめったに降らない。
投稿者は「今思えば、ディッキーズのほうを買っておけばよかったと思うこともある」と書いている。
その後
いま投稿者は、三つの道の間で迷っている。周りの声を無視してとにかく着るか、中綿を引っこ抜くか、しまい込むか。そして、言うまでもなく、次に欲しいのはデニムのほうだという。
コメント欄で「欲しい気持ちが先走って、合わない物を買うことは誰にでもある」と声をかけられると、投稿者は「後悔した買い物はこれだけじゃないけど、今回は大失敗した気がする。あんなに中綿が入っているとは思わなかった。それでも見た目は大好きで、本当に着たい」と返していた。アパラチア出身の女性からは「年明けにそっちへ行くとき、一本持っていってあげようか」という申し出まであり、投稿者は礼を言いつつ「自分で探せると思う」と答えている。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
秋の普段着に、中綿入りの防寒オーバーオールを持ってきたのか。気合いの入れどころが季節ひとつ分ずれてて好き。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
氷点下50℃でも外で働く人を生かしておくための作業着が、日中10℃台の秋にぴったり。うん、ぴったりだね(汗だくで)。
3. やらかし名無しさん
かっこいい物が自分の暮らしに合わないことって、普通にあるよ。勢いで買って後悔した物なんて、みんな一つや二つは持ってる。そんなに落ち込まなくていい。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
自分は勢いで買ったスキーウェアが、もう何年もクローゼットの奥で眠ってる。買ってから一度も雪山に行ってない。投稿者、仲間だな。
5. やらかし名無しさん
アパラチア出身の者です、笑っちゃった。うちのひいおじいちゃんたちは、オーバーオールに白いワイシャツを合わせて着てた。中折れ帽までかぶってた人もいたよ。あれは本当に粋な格好だった。
6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
白シャツにオーバーオール、最高だな。中綿入りじゃない普通のデニムなら、投稿者の国の秋でもその着こなしが真似できる。次の一本はそれで決まりでしょ。
7. やらかし名無しさん
カナダ北部に住んでるけど、雪用の防寒ズボンをはくのは、本気で寒い日に長い時間外にいるときだけ。中綿入りのオーバーオールは、氷点下で外仕事をする人のための服だよ。
8. やらかし名無しさん
こっちのカナダの平原地帯では、ああいう中綿入りのオーバーオールは、農家や一日じゅう外で働く人が冬に着るもの。日中の最高気温がマイナス20℃の日の服だ。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
最高気温がマイナス20℃って、想像しただけで耳がちぎれそう。そんな土地の人から見たら、10℃台なんて半袖で出歩く陽気なんだろうな。
10. やらかし名無しさん
同じくカナダ在住。気温がプラスの二桁ある日にあれを着るのはおすすめしない。裏起毛のレギンスですら、冬に室内へ入った瞬間に脚が汗でひどいことになる。投稿者の場合、それが外でもずっと続く。
11. やらかし名無しさん
アメリカでいちばん暑い街に住んでたとき、いちばんよく見かけた服はパーカーだった。季節物だからって、その季節にしか着ちゃいけない決まりはない。気に入ってるなら着ればいい。雪が降った日には最高の相棒になるはず。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
中綿を完全に抜くんじゃなくて、ボタンか何かで取り外せるように作り替えたらどうだろう。本当に寒い日だけ戻せる。器用な人ならいけそう。
13. やらかし名無しさん
ここまで手に入らないなら、デニムも縫えるミシンを買って自分で作るのがいちばん早い気がしてきた。新しい趣味もついてくるし。
14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
昔、ぶかぶかのジーンズをオーバーオール風のワンピースに作り替えたことがある。肩ひもの部分が分厚くて、指ぬきと指の力が要るけど、手縫いの縫い目って味があっていいよ。
15. やらかし名無しさん
私なら、寒い日が来るまで取っておく、わざと寒い土地へ旅行して着る、売って薄手のものを買う、のどれか。ちなみにこっちには、秋からくるぶし丈のダウンコートを首まで閉めて歩いてる猛者もいるから、案外いけるかも。
16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
旅行案に一票。カナダ西部の凍った湖は、冬に独特の厳しい美しさがあるし、冬は山小屋を借りるのも安い。雪の上を歩くかんじきか、歩くスキーを覚えにおいでよ。
17. やらかし名無しさん
家族に暑いって言われたから、着ていいかどうかをネットの見知らぬ人に聞きに来たの?着たければ着る、嫌なら着ない。それだけの話だよ。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
正論だけど、汗だくで帰ってきて「ほら言ったでしょ」と言われるのが目に見えてるから、誰かに背中を押してほしいんだよ。その気持ちはよく分かる。
19. やらかし名無しさん
「脚に着るコート」って説明が分かりやすすぎて笑った。真冬用のコートを10℃台の日に着ようとしてると思えば、家族が止めるのも当然だわ。
20. やらかし名無しさん
中綿を引っこ抜くのだけはやめとけ。せっかくの極寒地仕様が普通の作業ズボンになるだけだし、何年かに一度の大雪の日に絶対後悔する。
21. やらかし名無しさん
後悔してると言いながら、最後に「次はデニムが欲しい」で締めてるのがいい。全然懲りてない。オーバーオール好きはこうでなくちゃ。
まとめ
憧れの作業用オーバーオールを格安で手に入れたものの、それは極寒の冬に外で働く人のための防寒仕様だった、という失敗談。寒冷地に住む人たちからは「プラスの気温で着る服じゃない」と実感のこもった声が相次ぐ一方、「好きなら着ればいい」「雪の日や寒い土地への旅行まで取っておけ」と背中を押す声も多かった。手に入りにくい物ほど、買う前に冷静になるのは難しいのかもしれない。
元ソース: 自分の国の気候には大げさすぎる服を買ってしまった


コメント