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「スペースキーの文字が、ぐにゃりと横に流れた」洗ったキートップに熱風を4秒当てた結果…

「スペースキーの文字が、ぐにゃりと横に流れた」洗ったキートップに熱風を4秒当てた結果… 職場

「あと少しで終わる、早く乾かしてしまいたい」——その一心が、3万円かけたお気に入りを一瞬でダメにすることがある。今回の主人公がやっていたのは、ただのキーボードの大掃除だった。分解して、洗って、あとは乾かすだけ。作業台の下にあった工具に手を伸ばしてから、わずか4秒。色とりどりのキーは、溶けたろうそくのように垂れ下がっていた。

※注:この記事の「自作メカニカルキーボード」は、キーの土台になる部品や表面のキートップを1個ずつ自分で選んで組み上げる趣味のこと。色や打鍵音を好みに寄せるため、数万円かける人も珍しくない。「ヒートガン」は塗装をはがしたり配線用のチューブを縮めたりする工具で、数百度の熱風が出る。見た目はドライヤーに似ているが、まったくの別物。

何をやらかした?

📌 投稿者は約3万円の自作キーボードを分解して丸洗いし、外したキートップを早く乾かそうとして塗装はがし用のヒートガンを当てた。弱設定・約30センチの距離でも、たった4秒でセットの半分以上が溶けて変形。キーボード本体は無傷なのに、載せられるキーが1枚もない状態で交換品を1週間待つことになった。

事の発端

思い立った机まわりの大掃除

話は投稿の3時間ほど前にさかのぼる。その日、投稿者は仕事場の机まわりをとことんきれいにしようと思い立った。愛用しているのは、自分で部品を選んで組み上げた自作のメカニカルキーボード。値段にして約200ドル、日本円でおよそ3万円。数千円で買える既製品がいくらでもある中、色も打鍵音も自分好みに詰めていった一点ものだ。

あと5秒が待てなかった

キートップを1個ずつ外し、ぬるま湯に食器用洗剤を溶かしたボウルでていねいに洗う。アルミ製の本体も内側までふきあげた。ここまでは完璧だった。すすいだキートップをタオルの上に並べ、あとは乾くのを待つだけ。ところが投稿者は、一刻も早くパソコンの前に戻りたかった。ふと視線を落とすと、作業台の下に先月使ったヒートガンが転がっている。配線用のチューブを縮める作業で引っぱり出したまま、しまい忘れていたものだ。「少し離して弱い風を当てれば、残った水滴なんて5秒で吹き飛ぶはずだ」——本人いわく、そのときは名案に思えたという。

やらかしの一部始終

設定は「弱」、距離は30センチ

投稿者はヒートガンを弱に合わせ、タオルから30センチほど離して構えた。そのまま、並べたキートップの上を左から右へゆっくりとなでるように風を当てはじめる。このとき頭からすっぽり抜け落ちていたのは、キートップに使われる薄いプラスチックが、工具の熱風に比べてとんでもなく低い温度で溶けてしまうという事実だった。ヒートガンは機種によっては50度から600度まで上がる道具で、いちばん弱くしても髪を乾かす温度とは桁が違う。塗装をはがすための工具なのだから、当然といえば当然である。

スペースキーの文字が、横に流れた

異変は4秒で来た。最初に傾いたのは、いちばん面積の大きいスペースキー。表面に刻まれた文字が、ぐにゃりと横に流れた。投稿者が引き金から指を離すより早く、上段の半分が泡立つように波打ち、原形をとどめない塊へと変わっていく。キーを土台にはめるための裏側の突起は、自分自身の重さに耐えられずぺしゃんこにつぶれた。数秒前まで整然と並んでいたキートップの列が、色つきのろうを垂らした跡のような何かになっていた。

その後

被害を数えると、セットの半分以上が見分けもつかない状態。手元に残ったのは、完璧に動作するのにキーが1枚も載っていないキーボード本体だけだった。救いがあるとすれば、基板もアルミの本体も無傷で、買い直すのは部品の中では比較的安いキートップだけで済むという点だろう。とはいえ交換品が届くのは1週間後。それまで仕事道具の主役は使えない。投稿者は今、作業場で溶けたプラスチックの山をながめながら、この告白を書いている。教訓はもう本人がいちばん分かっている。プラスチックを乾かすなら、当てるのは「温度のない風」で十分だということだ。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
ダメーーー! プラスチックを乾かすなら、ドライヤーの弱、いや、いっそ冷風でいい。熱風を当てていいのは、絶対に溶けないと分かっているものだけだ。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
まあ、もっとひどいやり方もあったわけで。ガスバーナーを持ち出さなかっただけ、この人はじゅうぶん理性的だったと思う。

3. やらかし名無しさん(>>2への返信)
「もっとひどい例」がガスバーナーという時点でおかしいのに、なぜか少し慰められている自分がいる。

4. やらかし名無しさん
素朴な疑問なんだけど、普通に扇風機を回しておくんじゃダメだったの? 30分ほったらかしにしておけば終わってた話では。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
投稿者です。あのときだけ、忍耐力が体からすっと抜け出ていました。今思うと、なぜすぐそこの扇風機が視界に入らなかったのか自分でも分かりません。

6. やらかし名無しさん
不幸中の幸いだと思う。基板もアルミの本体も無事で、買い直すのは部品の中でいちばん安いところだけ。これが本体側だったら泣くに泣けない。

7. やらかし名無しさん
50度から600度まで調整できるヒートガンを2台持ってる者だけど、プラスチックを乾かすときは迷わずドライヤーの送風にする。道具の実力を知っていると、逆に怖くて熱を入れられない。

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
本当にそう。慣れてない人ほど「弱にしたから大丈夫」と思ってしまうんだよね。弱でも塗装がはがれる代物だという感覚がまだ無い。

9. やらかし名無しさん
ジェット燃料の話を聞いたらもっと驚くと思う。あの手の熱は鉄骨すら相手にするんだから、薄いキートップなんて一瞬で消える。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
「キーボードが濡れたので、ロケットの噴射口の後ろに置いてみた」——次の投稿のタイトルが見えた気がする。

11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
そろそろ候補に太陽も入れてあげてほしい。乾燥効率は文句なしで最強だし、電気代もかからない。

12. やらかし名無しさん
もう割り切ってアート作品にしよう。「焦り」というタイトルを付けて額に入れれば、それっぽい現代美術としてじゅうぶん通用すると思う。

13. やらかし名無しさん
細かい話だけど、たぶん水道水で洗ってるよね。溶けずに残ったキーのほうにも、乾いたあと白い水あかが浮いてくるはず。二重の意味でやり直しになるやつだ。

14. やらかし名無しさん
なぜ最初にドライヤーが浮かばず、工具のほうへ手が伸びたのか。そこがこの話でいちばん人間くさくて、正直ちょっと好きだ。

15. やらかし名無しさん
20年くらい前、弱風のドライヤーでキーボードを溶かしたことがある。安物だったのが唯一の救い。経験者として言うけど、ドライヤーもあまりおすすめしない。

16. やらかし名無しさん
洗うのは夜、寝る前にやるのが正解。水切りかごに立てて一晩置いておけば朝には乾いてる。急ぎたい作業は翌朝の自分に投げるのがいちばん安全。

17. やらかし名無しさん
4秒って、コーヒーを一口飲む時間より短い。「あ、まずい」と思ったときにはもう終わってるわけで、想像しただけで胃のあたりが冷たくなる。

18. やらかし名無しさん
疑うようで悪いんだけど、この人のアカウントが10日前に作られてるのが少しだけ引っかかってる。話としては面白いんだけどね。

19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
気持ちは分かる。ただ「忍耐力が体から抜け出ていた」みたいな間抜けさは、作り話からはなかなか出てこない気がする。自分は信じたい。

20. やらかし名無しさん
笑えないのは、これがキーボードで済んでるだけってところ。水没したスマホを早く乾かそうとドライヤーで温めて、完全にとどめを刺した友人を知っている。

21. やらかし名無しさん
濡れた革靴をドライヤーで乾かして一回り縮ませた者です。「早く乾かしたい」という気持ちは、だいたい待つ時間より高くつく。この人を笑えない。

まとめ

洗ったキートップを早く乾かしたい一心で、塗装はがし用の工具の熱風をたった4秒当てた——それだけで3万円分のこだわりが、溶けたプラスチックの塊に変わった。海外の反応は「乾かすなら冷風で十分」という実用的な助言と、ガスバーナー、ジェット燃料、ロケット、太陽と熱源がどんどん物騒になっていく大喜利に大きく二分された。投稿者を責める声はほとんどなく、多くの人が自分の「早く乾かそうとして壊した何か」を思い出していたのが印象的だった。急ぐ気持ちは、たいてい待った時間より高くつく。

元ソース: 高価な自作キーボードを「早く乾かそう」としてヒートガンを当ててしまった

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