誕生日というのは、一年でいちばん自分に甘くしていい日である。海に行き、みんなで料理を作り、夜は友人の家でだらだらする。完璧な一日だった。その締めくくりに、投稿者は自分で言った冗談に自分でいちばん笑い、息ができなくなって椅子から床に落ちた。しかも肝心のその冗談を、本人はもう覚えていない。
※注:投稿者が口にしたのは、英語で「wordplay joke」と呼ばれる種類の冗談——音の似ている語や二重の意味をひっかけた、いわゆるダジャレである。この手の笑いは言語をまたぐとまず成立しないうえに、投稿者自身が「英語は母語ではないので読みにくかったらすみません」と断ったうえで、「中身はもう覚えていない」と書いている。つまりこの記事には、笑いの中身が最後まで出てこない。海外のコメント欄もまったく同じところで引っかかっているので、そこも含めて読んでほしい。
何をやらかした?
📌 数年前の誕生日。誕生日がまるごと同じ友人ルークと一日中遊び倒し、夜は共通の友人の家でくつろいでいた投稿者が、その場に出た「支払いが面倒くさい」という愚痴にダジャレを返し、自分でそれに笑いすぎて呼吸ができなくなった。そのまま椅子から転げ落ちて頭を打ち、意識を失う。座っていたのは窓のすぐそば。友人たちは真っ青になり、投稿者を2時間そこから帰さなかった。
事の発端
誕生日が同じ友人と、丸一日を使い切った
数年前のことである。投稿者には、誕生日がまったく同じ日という友人がいる。本人が仮にルークと呼んでいる相手だ。誕生日が重なっているなら二人でその日を丸ごと使おう、ということになり、日帰りの遠出が決まった。
行き先は海。その後はみんなで一緒に料理を作って食べた。長くて、楽しくて、へとへとになる一日である。日が落ちてからは共通の友人の家に流れ込み、ようやく何もしなくていい時間になった。お酒も少し入っている。飲みすぎというほどではない、という但し書きは、投稿者本人が付けている。
話題は「あの支払い、やり方が面倒すぎる」だった
くつろいだ空気のなか、ルークの友人の一人が愚痴をこぼし始めた。ある支払いをしなければならないのだが、その手続きの仕方がとにかく面倒で、払いたくても払いづらい——という話である。何の支払いだったかは原文でも伏せられているが、内容は大した問題ではない。どこの国のどんな集まりにも一つはある、誰も傷つかない種類の愚痴だ。
投稿者はそこで、言葉をひっかけた冗談を一つ思いついた。そして口に出した。ここまでは、世界中のあらゆる飲み会で毎晩起きていることである。
やらかしの一部始終
笑い出しは、普通だった
この場面の投稿者の描写は、やけに細かい。まず、笑い方は普通に始まったのだという。ところが、そこで止まらなかった。
数秒のあいだに笑いはどんどん強くなっていき、途中からはもう笑うというより咳き込んでいるのに近い状態になる。胸が激しく上下して、息が吸えない。吐き続けているのに、吸うほうが一度も間に合わない。
そして投稿者の記憶は、ここでぷつりと切れる。次に覚えているのは、なぜか夢を見ていたこと。それから、目が覚めたことだった。
目を開けたら、その場の全員が青ざめていた
気づくと投稿者は床にいた。頭が痛い。感覚としては、レム睡眠(夢を見ている浅い眠り)の途中で誰かに叩き起こされたときのあれに近かったという。ぼんやりしたまま顔を上げると、その場にいた全員が怯えた表情でこちらを見ていた。
何が起きたのかは、友人たちの説明で分かった。笑いながら咳き込んでいた投稿者は、そのまま椅子から落ち、頭を床に打ちつけたのである。本人にはその瞬間の記憶がまったくない。
そして友人たちが本気で恐れていたのは、実は床のほうではなかった。投稿者が座っていたのは、窓のすぐそばだったのだ。倒れる向きがもう少しずれていたら、投稿者は窓から外へ落ちていたかもしれない——それが、あの怯えた顔の理由だった。
その後
友人たちは、投稿者をすぐには帰さなかった。頭を打っているので、脳震盪(のうしんとう)を起こしていないか確かめるため、そのまま2時間ほど様子を見たのである。酒の入った夜の集まりの対応としては、かなりまともな部類だと思う。
結果としては、たんこぶと頭痛だけで済んだ。投稿者はもともと定期的に健康状態を確認しているほうで、この件も後日、かかりつけの医師に相談している。医師の見立ては「心臓に関係することかもしれない」というものだったが、検査では何も出なかった。投稿者自身の結論は、もっと単純である。「息が吸えなくなったから落ちたのだと思う」。
そして、この投稿がコメント欄で少しだけ広がったあとに、投稿者本人が付け足した情報がある。笑って気を失ったのは、実はこれが最初で最後ではない。もう一度あったのだそうだ。ただし二度とも、そばに誰かがいて面倒を見てくれた。投稿者はそこを強調して、「あいつらのことが本当に好きだ」と書いている。
肝心の冗談については、最後まで思い出せないままだった。「たぶん、そんなに“いい”ジョークではなかったと思う。ただ、自分は言葉遊びの冗談が大好きなんだ」というのが投稿者の弁である。あまりに聞かれるので「友人たちがもっと覚えているか聞いてみる」とまで書いているが、続報は今のところ届いていない。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
そのジョークを教えてくれ。ここまで読ませておいて肝心の中身なしはずるいですよ。もう完全に当事者の気分で続きを待っています。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
覚えていないということは、たぶん本人が思っているほどの傑作ではなかったんだと思います。この手の「自分で言って自分で笑い転げたダジャレ」って、翌朝になると何がそんなに面白かったのか誰にも説明できないんですよね。
3. やらかし名無しさん
これ、妙に他人事じゃないんです。昔、自分が言った冗談で兄が本気で笑い転げたことがあって。向かいに座っていた兄が、笑いを無理やりこらえようとしているうちに、こっちを見ていた目が、だんだん自分を通り越して見ている目になったんですよ。そこから右に傾いて、ドスンと椅子から床へ。すぐ起き上がったんですが、本人は何が起きたのか覚えていませんでした。医者の見立ても同じで心臓かもしれないと言われて、でも兄は健康そのもの。結局、笑いすぎて息ができなかったんだろう、という本人の結論で落ち着いています。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
「こっちを見ていた目が、自分を通り越して見ている目になった」の描写が怖すぎます。笑いをこらえようとして、こらえきれなくて、意識のほうが先に落ちるんですね。目撃した側の記憶にも一生残るやつです。
5. やらかし名無しさん
そこまで笑ったのは、自分は子どものとき以来ですね。大人になると、腹の底から息ができなくなるまで笑うこと自体がめっきり減ります。倒れたのは災難ですけど、そんな笑い方ができる相手がそばにいるのは、普通にうらやましいです。
6. やらかし名無しさん(>>5への返信)
しかも脳震盪の心配をして2時間帰さないあたり、ちゃんとした友人たちですよ。この手の場面は「大丈夫大丈夫」と笑い話にして、そのまま解散になりがちですから。
7. やらかし名無しさん
救急に運ばれるようなことにならず、気を失っただけで済んだのは本当によかったです。とはいえ、やっぱりそのジョークは知りたい。ここまで来たら、読んだ全員が同じことを思っているはずです。
8. やらかし名無しさん
笑いすぎて息が続かなくなり、一時的に意識が飛ぶというのは実際に起きるらしい、と聞いたことがあります。ただ頭も打っているので、素人がここで原因を言い切るより、その後も一度きちんと診てもらったほうが安心だとは思います。
9. やらかし名無しさん(>>8への返信)
検査で何も出なかったというのが、安心なような、もやっとするような。原因がはっきりしないまま二度目が起きているところが、個人的にはいちばん引っかかっています。
10. やらかし名無しさん
床に落ちたことより、窓のほうがずっと怖いです。倒れる向きが少しずれていたら、この投稿自体が存在していなかったかもしれないわけで。笑い話として読んでいたのに、そこだけ一瞬ひやっとしました。
11. やらかし名無しさん
自分の冗談で笑い死んだ、という人が実際に語り継がれていますよ。ロバが自分のイチジクを食べているのを見て、「ついでにそれを流し込むワインも出してやれ」という趣旨のことを言い、自分のその一言がおかしくて笑い転げたまま死んだ、という古代ギリシャの哲学者の逸話です。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
クリュシッポスですね。紀元前の人なので、どこまで本当の話かは誰にも分かりません。それでも「自分のダジャレで笑い死んだ」という一点だけが二千年以上語り継がれているのがすごい。投稿者はその一歩手前で踏みとどまったことになります。
13. やらかし名無しさん
自分は笑いすぎたのではなく咳き込みすぎたほうで、一度落ちたことがあります。廊下でしゃがみ込んで、気づいたら天井が見えていました。息が吸えない時間がしばらく続くと本当にああなるんだな、と身をもって知りましたね。
14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
「息が吸えない」が共通しているのが興味深いです。笑いも咳も、結局はずっと息を吐き続けている状態ですからね。楽しいか苦しいかの違いだけで、体のほうは同じことをさせられている。
15. やらかし名無しさん
支払いの手続きが面倒だという愚痴から、その場で言葉遊びに持っていける発想力がまずすごいと思います。私はああいう場面で気の利いたことを言えたためしがありません。だからこそ中身が気になるんですよ。
16. やらかし名無しさん
自分で言って自分がいちばん笑うタイプ、身近に一人はいますよね。うちの父がまさにそれで、オチを言い切る前に本人が笑い出すので、最後まで内容が分からない冗談が毎年増えていきます。
17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
分かります。しかもそういう人の冗談って、本人が笑っているというだけでこっちも釣られて笑ってしまうんですよね。中身はもはや関係ない。投稿者もその現場にいた側からすると、たぶんそういう空気だったと思います。
18. やらかし名無しさん
英語が母語ではない状態で、その言語のダジャレを言って自分で笑い転げているの、地味にすごいことだと思います。第二言語で言葉の音をひっかけて遊べるところまで行くのは、相当な習熟ですよ。
19. やらかし名無しさん
誕生日が同じ友人と丸一日遊ぶ、という時点でもう良い話なんですよ。海に行って、みんなで料理を作って、夜はだらだら。そこまで完璧だったのに最後の最後で床に落ちるわけですが、おかげで絶対に忘れない誕生日にはなりましたね。
20. やらかし名無しさん
たんこぶと頭痛で済んで本当によかったです。ただ、笑って気を失ったのが一度きりではないというのが地味に効いていて。今後も、笑うときはなるべく誰かがそばにいるところで笑ってください。一人のときは自分の冗談を控えめに。
まとめ
誕生日に、自分で言った冗談で自分がいちばん笑い、息ができなくなって椅子から落ちた——という、どこをどう切っても本人以外に責任のない一件である。海外の反応はきれいに三つに割れた。同じ経験を語る人、頭を打った経緯と「心臓かもしれない」という医師の言葉を心配する人、そして最初から最後まで「で、そのジョークは何だったんだ」と食い下がる人。投稿者はそのどれにも完全には答えられていない。ただ、二度気を失って二度とも誰かがそばにいた、という一点だけは、この話のなかではっきりしている。
元スレッド: 自分のジョークに笑いすぎて気を失ってしまった


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