詐欺のやらかし:電話・メール・投資話の見分け方と、やられたあとの連絡先

r/tifu には、詐欺に引っかかった人、引っかかる寸前で気づいた人の告白が投稿されます。「機械に強い」と自負していた人も、怪しいと感じていた人もいました。読み返すと、だまされた理由は頭の良し悪しより、急かされたこと、本物らしく見えたことにありました。

舞台は海外でも、手口は日本で警察庁が注意を呼びかけているものとよく似ています。このページでは、実際の告白を5つの型に分け、見分け方と、やられたあとの連絡先をまとめます。

資料の確認日:2026年11月1日。手口は変わり続けます。最新の情報は警察庁などの公式ページをご覧ください。

あわてて動く前に

電話を切り、相手が教えた番号にはかけ直さず、自分で確かめた番号で確認します。

警察に相談するときは#9110(警察相談専用電話)、消費生活の窓口は188(消費者ホットライン)。お金を振り込んでしまったら、すぐ警察と金融機関へ。カード番号を入力してしまったら、すぐカード会社の紛失・盗難窓口へ連絡します。

本物の番号から電話がくる

「機械に強い」が自慢の投稿者は、Appleの公式番号ぴったりの着信を信じて、読み上げられた個人情報に「はい」と答え続けました。最後に6桁の認証コードを読み上げる寸前で気づき、電話を切っています。もし口にしていたら、乗っ取りを自分の声で承認することになっていました。

見分け方:番号の表示は証拠になりません。日本でも、実在する警察本部の代表番号を表示させ、現金を振り込ませた例を警察庁が公表しています。警察官が電話で「あなたは捜査の対象だ」と伝えることはなく、そう言われたら詐欺です。電話を切って#9110に相談します。相手が教えた番号には折り返しません。

認証コードは、電話口で誰にも読み上げないでください。投稿者がそのあとやったように、不安が残るならカードの停止や銀行、各サービスのパスワード変更を、自分で公式の窓口から行います。

「身内のためのお金」を急かされる

「兄が逮捕された、保釈金が必要」と頼まれた人は、電話口の「警察官」と話して確認したつもりで約4万2000円を送りました。その「警察官」が詐欺師で、お金は薬局の電子マネーカードに入れられて消えています。

見分け方:確認の電話に出た相手も、詐欺の一員かもしれません。本人や家族の元の番号にかけ直します。警察庁は、「コンビニで電子マネーカードを買って、カード番号を教えて」は詐欺だとしています。事業者や法務省、裁判所が、未納料金の名目でコンビニの電子マネーを買わせることは絶対にありません。

メールのリンクからログインしてしまう

しばらく学校を休んでいた先生から届いた「請求書」のリンクを開いた高校生は、パスワードを入力した1秒後に気づきました。乗っ取られたアカウントから100〜150人に詐欺メールが送られ、学校のアドレス帳の全員にも順に届いています。知り合いの名前で届いたこと、休み明けという事情に合っていたことが、怪しさを打ち消しました。

防ぎ方:国民生活センターは、まずフィッシングを疑い、メールのリンクは開かず、あらかじめブックマークした正規のサイトやアプリから確かめるよう呼びかけています。

入力してしまったら:フィッシング対策協議会によると、IDとパスワードならすぐ変更し、不審な利用履歴を確かめます。同じパスワードを使い回しているサービスも変えます。カード情報なら、カード会社の紛失・盗難窓口に連絡して利用を止めます。ネットバンキングの情報なら、金融機関に連絡します。学校や会社のアカウントは、自分で変えられないこともあるので、管理者にすぐ知らせます。

増えて戻ってくる投資話

2回は本当に増えて返ってきた“投資”に3回目の入金をした人は、「引き出すには追加入金が必要」と言われるまま送金を重ね、学費と母のローン返済に充てるお金など約62万円を失いました。恋人が入金していたアプリは、画面の残高が増え、引き出すには「手数料」が必要と表示されていました。

見分け方:警察庁によると、利益を引き出す段階で手数料や保証金、税金を求められたら詐欺を疑います。最初に少額が戻ってきても、本物の投資の証拠にはなりません。「必ず」「確実」「あなただけ」という言葉、連絡先がLINEに変わる、個人名義の口座を指定される、振込先が毎回変わる、といった点にも注意します。業者が登録されているかは、金融庁の検索サイトで確かめられます。

身近な人が巻き込まれたときの話もしておきます。恋人の話の投稿者は、抑えられずに相手を責めてしまい、あとで本当に腹が立っていたのは止めなかった自分だと気づきました。だまされた人を責めると、次に相談してもらえなくなるかもしれません。当サイトとしては、まず一緒に窓口へ電話することをおすすめします。

詐欺師に言い返して遊んでしまう

迷惑電話の相手に、教わった罵倒語を浴びせて遊んでいた人は、数日後から着信が1日70本を超えました。どれも自分と同じ市外局番の別の番号に偽装されていて、ブロックが追いつきません。父の代わりに1回だけ電話に出た人の話では、着信がそのあと途切れなくなり、留守番電話が1日で満杯になりました。

防ぎ方:相手をしないことです。警察庁は、知らない番号の着信拒否や、固定電話の国際電話の着信を止める手続き、携帯電話の着信規制アプリなどをすすめています。知らない番号は留守番電話に任せ、用件を聞いてから折り返すようにします。

お金を払ってしまったら

  • 振り込んだ:金融庁の案内のとおり、まず警察や金融機関に連絡し、振り込んだ口座の利用停止を求めます
  • 電話やメールは残す:相手の番号、メール、振込の記録は消さずに相談先へ見せます
  • 「取り戻します」に注意:金融機関や金融庁を名乗り、返金すると言ってATMに誘導する二次被害が報告されています

参考資料