信号待ちで、車の窓ごしにホームレスの男性と目が合った。笑顔で手を振った──つもりだった。ところがその瞬間、車内では大好きな曲が流れていて、口は無意識にサビを口ずさんでいた。よりによってその歌詞が「お前なんか大嫌い」。投稿者は、にこやかに手を振りながら、見ず知らずの相手に「嫌い」と口パクしてしまったのだ。数週間たった今も、思い出すたびに頭を抱えているという。
※注:原文に出てくる曲はCherub(ケラブ)というアメリカのバンドの「Doses and Mimosas」。サビで「oh yeah, I hate you too(ああ、こっちもお前が大嫌い)」というフレーズが何度もくり返される、ノリのいいヒット曲です。
何をやらかした?
📌 普段はホームレスの人に食べ物やお金を渡す優しい投稿者。ある朝、信号待ちで初対面の男性に笑顔で手を振った瞬間、車内で流れていた曲のサビ「お前なんか大嫌い」を無意識に口ずさんでいて、窓ごしに「嫌い」と口パクする形になってしまった。
事の発端
そもそも投稿者は、見かけたら声をかける側の人だった
まず断っておきたいのは、投稿者は決してそういう人を見下すタイプではない、ということ。通勤路にある交差点には、よくホームレスの人たちが立っていて、車の列に沿って看板を掲げたり、「窓を拭きましょうか」と声をかけてくることがある。投稿者は近くで食べ物を買って渡したり、いくらか現金を手渡したりすることもしばしば。何も渡せるものがないときでも、相手が自分のほうを見たら、せめて目を合わせ、笑顔を返し、「あなたがそこにいるのは分かっていますよ」と態度で示すようにしていた。つまり、ごく自然に人として接する側の人間だったのだ。
その朝も、いつも通りの一日のはずだった
事件が起きたのは、最近のある朝。投稿者は職場へ向かって車を走らせていた。例の交差点にさしかかり、信号で停車する。すると、それまで会ったことのない男性が車のそばまで歩いてきて、こちらをのぞき込んだ。投稿者はいつものように振り返り、笑顔を作って、通り過ぎる相手に手を振った。一瞬、二人の目がしっかり合った。ここまでは、投稿者にとって何度もくり返してきた、ごく当たり前のやりとりだった。
やらかしの一部始終
問題は、車内で爆音で流れていた一曲だった
ところが、その「目が合った瞬間」、車のスピーカーからは大音量で例の曲が流れていた。投稿者にとっては一番のお気に入りで、当然のように一緒に歌っていた。そして本当に間が悪いことに、ちょうど目が合って笑顔を向けたその一拍が、サビの「ああ、こっちもお前が大嫌い」という一節とぴったり重なってしまったのだ。投稿者の口は、笑顔のまま、無意識に「大嫌い」と動いていた。
気づいたときには、もう手遅れだった
信号が青に変わり、車をゆっくり前へ進めながら、投稿者は自分が何をやってしまったのかにようやく気づく。だが時すでに遅し。今さら窓を下ろして「ちがう、ごめん、嫌いじゃないんだ!」と叫んだところで、もう相手は遠ざかっている。それに──仮に追いかけて弁解できたとしても、果たして信じてもらえただろうか。笑顔で手を振りながら「大嫌い」と口を動かした人間の言い訳など、どう繕っても怪しいだけだ。投稿者の頭の中には、その瞬間の男性の表情だけが、くっきりと焼きついて残った。
その後
もう数週間も前の出来事なのに、投稿者はいまだにこの一件に取り憑かれている。「絶対にわざとやったわけじゃない」「あんなことは死んでもしたくない」と本人は何度もくり返す。優しさのつもりで送った笑顔が、最悪のタイミングで真逆のメッセージになってしまった──このやるせなさは、なかなか消えてくれないらしい。せめてもの救いは、相手が口の動きを読めていなかった可能性が十分にあること。そして投稿者自身は「もしまた彼に会えたら、今度こそ自分は君を嫌っていない、と伝えたい」と願っている。やらかしを悔やみながらも、最後まで相手への気づかいを忘れないあたりが、なんとも投稿者らしい。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
よほど耳がよくて口の動きが読める人でもない限り、相手が何を言ったか分かる確率はほぼゼロだよ。人間って想像以上に読唇がヘタなんだから安心しな。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
それはたしかに、ものすごく心が軽くなる情報だわ……。
3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
でも世の中には恐ろしく読唇がうまい人もいるからな。逆に耳が聞こえにくい人だと、口の動きで会話する分むしろバッチリ読めちゃう場合もある。聞いてみるまで誰がどれだけ読めるかは分からないのが怖いところ。
4. やらかし名無しさん
「ホームレス嫌いの人間がいかにも使いそうな言い訳だな」って思ったけど、まあ冗談だよ(笑)。
5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
このスレで判明したこと:車の窓ごしに口パクするのが、世のホームレス嫌いにとって唯一にして最強の意思表示方法だったらしい。誰も知らなかった真実。
6. やらかし名無しさん
正直に言うと、信号待ちで車の窓まで人が近づいてくるの、相手がホームレスかどうかに関係なくちょっと苦手なんだよな。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
分かる。歩道で話しかけられるのは全然いいんだけど、停車中の車に寄ってこられると身構えちゃう。安全面の不安もあるし、何より「よそ見運転の車に轢かれたらどうしよう」ってこっちがヒヤヒヤする。
8. やらかし名無しさん
車の外って、思ってる以上にカーステレオの音が漏れて聞こえるんだぞ。口パクどころか、サビを熱唱してたのが丸聞こえだった可能性すらある。
9. やらかし名無しさん
次に会ったときは、口の形で「フィグニュートン(クッキーの名前)が食べたい」って伝えてみて、相手の反応を見るといいよ。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
口パクする権利はすでに自主返納いたしました……。
11. やらかし名無しさん
次に彼を見かけたら、今度は口の形で「オリーブジュース」って言ってごらん。形が「アイ・ラブ・ユー」にそっくりだから、これで世界の帳尻が合うよ。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
完璧すぎる作戦。文句のつけようがない。
13. やらかし名無しさん
ていうかその曲、めちゃくちゃいい曲だよな。つい一緒に歌っちゃう気持ちは痛いほど分かる。
14. やらかし名無しさん
読唇のひどさで言えば、海外の「badlipreading」っていう動画シリーズを観てみ。本物の映像に、口の動きから適当に読み取ったデタラメなセリフを当てるやつで、爆笑するから。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
あれ大好き。「お前、魚をひっぱたいたな!」って急に始まるやつ、何回観ても笑う。
16. やらかし名無しさん
自分、耳が少し遠くて口を読むのも苦手なんだよね。だから言わせてもらうと、まあそんなに気に病まなくていいと思うよ。
17. やらかし名無しさん
ホームレスかどうか以前に、信号待ちで車に近づいてくる人全般が苦手。前に車がいると咄嗟に逃げられないから、停車中に何かされたらと思うと落ち着かない。
18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
窓拭きを装った人がそのまま強盗、みたいなケースもあるって聞くと、つい身構えちゃうよね。
19. やらかし名無しさん
「こんな文章を自分が打つ日が来るとは思わなかった」案件だよな、これ。「車の窓ごしに口パクで暴言を吐いてしまった」とか、人生で書く想定ゼロだろ。
20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
今回ばかりは、まったく予想していなかった人生初体験のオンパレードで参っております……。
21. やらかし名無しさん
むしろ思ったんだけど、最初の「耳が聞こえないと分からない」ってコメント、ちょっと皮肉だよな。だって耳が聞こえにくい人ほど、ふだんから口を読んでる分バッチリ読めちゃうわけで。読まれてようがいまいが、投稿者がまたあの人に会えて「本当は嫌いじゃない」って伝えられる日が来るといいな。
まとめ
普段はホームレスの人に手を差し伸べる優しい投稿者が、信号待ちのほんの一瞬、車内で流れる曲の歌詞と笑顔がかみ合ってしまい、見ず知らずの相手に「大嫌い」と口パクしてしまった切ないやらかし。海外の反応は「人間は読唇がヘタだから大丈夫」という慰めから、「次は『オリーブジュース』で帳尻を合わせろ」というユーモアまで温かいものが大半。誰の心にも「最悪のタイミングってあるよね」と刺さる、思わず投稿者の肩を抱きたくなる一件だ。
