「あなたのカンザス訛り、大好き」と言われた瞬間、本当のことが言えなくなって数週間…

「あなたのカンザス訛り、大好き」と言われた瞬間、本当のことが言えなくなって数週間… 恋愛

旅先でちょっとふざけて始めたことが、いつのまにか引っ込められなくなる。身に覚えのある人は、たぶん少なくない。今回の投稿者がやったのは、下手な南部訛りの真似だった。友達と面白がって続けているうちに抜けなくなり、その状態のまま知り合った相手に「その訛り、大好き」と言われてしまう。数週間が過ぎた今も、投稿者は本当のことを言えずにいる。

※注:アメリカ南部(テキサスやジョージアなど)の英語には、母音を長く間延びさせる独特の訛りがある。映画やドラマでは「南部の人物」を一目で示す記号として使われるため、アメリカ人にとっては誰でも真似できる定番の話し方でもある。一方、投稿者の地元であるカンザス州は南部ではなく中西部で、この訛りはない。つまり「カンザス訛りが大好き」という褒め言葉は、そもそも成り立っていない。また作中に出てくる『オクラホマ!』は1943年にブロードウェイで初演された古典的な名作ミュージカルで、開拓時代のオクラホマが舞台。登場人物が南部寄りの話し方をするのが定番になっている。

何をやらかした?

📌 カンザス州の田舎に住む21歳の投稿者が、友人3人とニューヨークへ1週間の旅行に出かけた。滞在中に観た小規模なミュージカル『オクラホマ!』の南部訛りがあまりにひどく、面白がって友人と真似しているうちに訛りが抜けなくなる。その状態でクラブに行き、そこで知り合った相手に出身を聞かれて「カンザス」と答えたところ、「あなたたちのカンザス訛り、大好き!」と褒められてしまった。訂正するタイミングを逃したまま連絡先を交換し、数週間経った今も、偽の訛りのまま通話を続けている。

事の発端

ニューヨークで観た、小さな『オクラホマ!』

数週間前、投稿者は友人3人とニューヨークへ1週間の旅行に出かけた。住んでいるのはカンザス州の、本人の言い方を借りるなら「何もないど真ん中」である。都会での一週間は、それだけで十分に非日常だった。
滞在中、一行は小規模な公演のミュージカル『オクラホマ!』を観る。ここまではよくある旅行者の一日だ。問題は舞台の中身のほうだった。出演者たちの南部訛りが、投稿者いわく「ひどいなんてものじゃなかった」。舞台はオクラホマなのだから南部風に話すはずで、実際そう演じてはいるのだが、その訛りがことごとく下手だったのである。

面白すぎて、抜けなくなった

観劇のあと、投稿者と友人の一人は、舞台で聞いたあの下手な南部訛りを真似して喋り始めた。最初はただのふざけである。ところが、これが妙に癖になった。
気づけば二人は、旅行中のほとんどの時間をその訛りで喋るようになっていた。投稿者は当時をこう書いている——「本当に中毒性があった。訛りから抜け出せなくなった。訛りで考えるようになった。訛りの中で自分を見失った」。自分でも上手だとも、説得力があるとも思っていない。ただ、めちゃくちゃ楽しかった。
旅行の帰り道、友達と数日間ずっとエセ関西弁で喋り続けてしまった——そんな経験のある人には、たぶん一発で通じる状態だと思う。

やらかしの一部始終

「あなたたちのカンザス訛り、大好き!」

そんな状態のまま、投稿者は例の友人とクラブへ出かけた。フロアで踊っていると、ある女性とその連れが近づいてきて、4人でひとつの輪になる。自己紹介をして、少し話す。当然、投稿者はまだ訛りから抜けていない。そして投稿者が訛ったままなので、友人のほうもつられて訛りを続けるしかなかった。
やがて相手が聞いた。どこから来たの? 投稿者は正直に答えた。カンザス。
返ってきたのは、こんな一言だった。「あなたたちのカンザス訛り、大好き!」

訂正しないまま、テーブルへ移動した

念のため書いておくと、カンザスで生まれ育った人はまず南部訛りでは話さない。投稿者の地元にも、南部から引っ越してきた人でもない限り、そんな話し方をする人はいない。相手はニューヨーク出身で、そこまでは知らなかったのだ。
つまりここが分岐点だった。「これ、本物の訛りじゃないんです」と言えば、それで終わる話である。所要時間はせいぜい3秒。
投稿者が実際に言ったのは、「あ、ありがとう!」だった。
そのまま会話は続き、4人はフロアからテーブルに移って話し込んだ。最後には連絡先まで交換している。投稿者と友人が先に店を出たあと、友人が教えてくれた——あの子、一晩中ずっとあなたに気があったよ、と。投稿者はまるで気づいていなかった。

「かわいい訛りで読んでる」——言うなら、ここだった

翌朝、相手からメッセージが届く。文字でやりとりを重ねるうちに、投稿者もようやく好意に気づいた。
そして途中で、相手がこう送ってきた。「あなたのメッセージ、あのかわいい訛りで再生しながら読んでるよ」。
投稿者は思った。今だ、と。訛りは本物じゃない、友達とふざけてやってただけなんだよね、あはは——そう打てば済む話である。
ところが次に届いたのは、「電話しない?」だった。
投稿者はパニックになり、「うん」と返してしまった。そして電話に出た以上、訛りを続けないわけにはいかなくなった。

その後

それから数週間が経った。二人はよく話すようになり、関係もかなり深いところまで進んでいる。相手は自分の友人たちに、投稿者を「彼女」として紹介しているらしい。ただ、二人の関係について本人同士できちんと話したことは一度もなく、投稿者としては、相手がどこまで本気なのか、それとも冗談半分なのかも掴めていない。

そして訛りは、いまだに続いている。相手と話すときは毎回、あの下手な南部訛りを演じている。投稿者はもう、この訛りを日常の声として採用するしかないのかもしれない、とまで書いている。今さら本当のことを言うのは気まずすぎるし、訛りがなくなったら自分を好きでいてくれなくなるのではないか、という不安もあるからだ。相手はいまも、それをカンザス訛りだと思っている。

投稿者自身の要約は、こうである。「友達とのふざけで作った偽の訛りのままクラブで自己紹介したら、数週間経った今、相手が『私の』訛りを気に入ってしまっていて、どう白状すればいいか分からない」。

やらかしの規模としては、たしかに小さい。誰も怪我をしていないし、お金も失っていない。それでもこの話が妙に刺さるのは、「一度作った設定を引っ込められなくなる」という感覚が、あまりにも身に覚えのあるものだからだと思う。訂正のコストは、黙っている時間に比例して上がっていく。3秒で済んだはずの一言が、数週間後には切り出し方から考えなければならない大仕事に育っているのである。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
これは早めに白状したほうがいいです。何がどうしてこうなったのかを順番に説明すれば、たぶん笑ってもらえます。いちばん悪いのは、ずっと後になって相手が自力で気づいてしまうパターンなので。うまくいくことを祈ってます。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
言い方はもう決まってると思いますよ。「友達とふざけて始めた訛りだったんだけど、あなたが気に入ってくれたし、しかもすごくかわいかったから、そのまま続けちゃった」。これで怒る相手なら、そもそも合ってません。

3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
白状するときのコツを一つ。事情を説明しながら、話の途中で少しずつ訛りを薄めていくんです。話し終わる頃には地の声に戻っている。演出としてこれ以上ないと思うんですが、どうでしょうか。

4. やらかし名無しさん
どこかで頭を打って、その拍子に訛りが取れたことにするのはどうでしょう。事故のあとに話し方が変わってしまう例は実際にあるらしいので、理屈だけは通ります。次はフランス訛りに乗り換えるという手もありますが、その場合はチーズとバゲットの用意が要ります。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
今のところ、自分で掘った穴からいちばん滑らかに出られる案がこれですね。もしくは開き直って新しい人格として生きる。どちらにしても、正直に言うより手間はかかりそうですが。

6. やらかし名無しさん(>>4への返信)
その作戦、友達のほうも一緒に頭を打たないと辻褄が合わないですよ。二人そろって訛っていたのに片方だけ治ったら、それこそ説明が面倒なことになります。巻き込まれる友達がかわいそうすぎる。

7. やらかし名無しさん
友人がスコットランド訛りで同じことをやったことがあります。相手の女性はすっかり気に入っていたんですが、その友達が輪に加わってきた。留学で一年スコットランドにいた人でした。話の穴を次々に突かれて、友人は最後に諦めて店を出ていきました。

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
その手の場面で必ず来るのが「で、向こうのどこ出身なの?」ですよね。地図にない町の名前を口走った瞬間に終わりが確定する。追い詰められて出てくる地名って、なぜかいつも同じような響きになるのが不思議です。

9. やらかし名無しさん
この話の裏で地味に燃えそうなのが、オクラホマを南部に数えるかどうかです。区分の仕方によっては南部に入るんですが、いわゆる南部訛りで喋る土地かというと、それはまた別の話で。舞台の人たちも、そのへんを深く考えずに「南部っぽく」やっていた気がします。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
カリフォルニア育ちの自分からすると、あのあたりは全部ひとまとめに見えてしまうんですが、現地の人に言わせると隣の州でも全然違うらしいですね。そこを厳密にやり出すと、そもそもこの話が始まらなくなるので、今回は目をつぶりましょう。

11. やらかし名無しさん
訛りの話で盛り上がってますけど、一晩踊って連絡先を交換しただけの相手が、周りに向かって「彼女」と紹介している件は流していいんでしょうか。しかも本人同士では関係の話を一切していないという。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
そこは数週間の間に相当進んでいるようですし、本人も関係が深くなってきたと書いていますから、流れとしてはそこまで急でもないかと。むしろ言葉にする前に既成事実だけ積み上がっているのが、この二人らしい気もします。

13. やらかし名無しさん
もう白状しなくていいので、数十年かけてゆっくり薄めていってください。年に数パーセントずつ地の発音を混ぜていけば、還暦を迎える頃には誰にも気づかれずに元の声に戻れているはずです。気の長い話ですが、確実です。

14. やらかし名無しさん
というわけで、あなたは結婚して、どちらかが老衰で亡くなるその日まで訛り続けることが確定しました。おめでとうございます。葬儀で弔辞を読む友人だけが真実を知っている、という構図になりますね。

15. やらかし名無しさん
これ、四分の一くらい読んだあたりで、自分も頭の中で下手な南部訛りを再生しながら読んでいることに気づきました。文字なのにうつるんですよ。投稿者が抜け出せなくなったのも、正直よく分かります。

16. やらかし名無しさん
映画やドラマに出てくるカンザス出身の登場人物が、なぜか毎回南部訛りで喋るのが昔から嫌いでした。自分はカンザスの人間ですが、南部っぽい話し方になったのはジョージアに何年も住んだあとです。地元では誰もあんな喋り方をしていません。

17. やらかし名無しさん
海外ドラマの『フレンズ』で、ロスが講義中に急にイギリス訛りを使い出して、途中でやめられなくなる回を思い出しました。あれもだんだん引き返せなくなっていく感じが最高でしたが、まさか現実でやる人がいるとは。

18. やらかし名無しさん
いっそ『50回目のファースト・キス』方式にしてはどうでしょう。毎日違う訛りで電話に出るんです。今日はスコットランド、明日はオーストラリア。そのうち相手のほうが「どれが本物なの」と聞いてくれるので、白状する手間も省けます。

19. やらかし名無しさん
作った訛りで一財産築いた芸人だっているわけですから、押し通すのも立派な道です。ただしその場合、いずれ地元に帰省したときに家族の前でどう喋るのかという、別の難題が待っていますが。

20. やらかし名無しさん
これはもう「一日だけやらかした」話ではないですよね。数週間にわたって毎日更新され続けているやらかしです。今この瞬間も進行中というのが、他の投稿にはない怖さだと思います。

21. やらかし名無しさん
真面目な話、訂正のコストは黙っている時間に正比例して上がっていきます。数週間ならまだ「ふざけてたら抜けなくなって」で笑い話にできる範囲です。半年経つと、なぜ半年も言わなかったのかという別の話が始まってしまう。今がいちばん安いですよ。

まとめ

旅行先で友達とふざけて始めた下手な南部訛りが抜けなくなり、その状態で知り合った相手に「その訛り、大好き」と言われてしまった——訂正のタイミングを逃したまま数週間が過ぎた、という話である。海外の反応は「早く白状したほうがいい、そのほうが笑い話で済む」という現実的な助言が中心で、切り出す台詞まで用意してあげる人が何人もいた。一方で「頭を打って訛りを失ったことにしろ」「毎日違う訛りで電話に出ろ」といった無責任な代案も並び、さらに「そもそもオクラホマは南部ではない」と話の腰を折る指摘まで飛んでいる。共通していたのは、投稿者を責める声がほとんど無かったことだ。引っ込められなくなった設定を抱えた経験は、たぶん誰にでもある。

元スレッド: 偽の南部訛りで話していたら、相手に気に入られてしまった

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