社会に出たばかりの頃に手に入れた、自分だけのメールアドレス。「@」の後ろまで自分専用の名前にした、いわゆる「独自ドメイン」のアドレスだ。20年以上、大事なネットサービスの登録はほとんどこのアドレスでしてきた。ところが、ネットから離れて海辺で過ごした3週間の休暇のあいだに、そのドメインの契約がひっそりと期限切れに。本人が気づいたのは、それから3か月近くたってからだった——。
※注:ドメインとは、メールアドレスの「@」より後ろや、ホームページのアドレスに使われる「ネット上の住所」のこと。好きな名前を選んで自分専用にできる(独自ドメイン)が、買い切りではなく、1年単位などで料金を払って借りる仕組みになっている。更新を忘れて期限が切れると、そのアドレスあてのメールもやがて届かなくなる。多くの業者には、登録したクレジットカードで期限前に自動で支払う「自動更新」の設定がある。
何をやらかした?
📌 20年以上前に取った独自ドメインのメールアドレスを、大事なネットサービスの登録用にずっと使ってきた投稿者。そのドメインの更新期限が6月27日で、契約はそのまま切れていた。ちょうどその数日前から、ネットを断って3週間の休暇に出ていたタイミングだった。気づいたのは3か月近くたってから。PayPalやSteam、マインクラフトまで、このアドレスで登録してきたアカウントの数々が、確認メールひとつ受け取れない状態になっていた。
事の発端
始まりはレンタルサーバー会社のコールセンター
投稿者が働き始めたのは、もう20年以上前のこと。最初の職場は、レンタルサーバー(ホームページやメールを置く場所を貸し出すサービス)を扱う会社のコールセンターだった。パソコンやネットが好きな若者にとっては、なかなか悪くない最初の仕事だったという。
「自分だけのアドレス」がかっこよかった
その頃、投稿者は自分でもサーバーを借り、個人用のドメインを取った。自分のドメインを持って、自分だけのメールアドレスを使う。それがかっこいいと思ったからだ。本人いわく、「あくまで自分の中では」だが。
以来このアドレスは、主に「ちゃんとしたサービス」の登録用として使われてきた。のちにGmailのアドレスも1つ2つ作り、独自ドメインあてのメールはGmailに転送する設定に。日々のこまごましたことはGmailのアドレスで済ませ、独自ドメインのほうは大事な登録を一手に引き受けるアドレスとして、長年ずっと働き続けてきた。
やらかしの一部始終
転送されてこない通知
異変に気づいたのは最近のこと。独自ドメインあてに届くはずの通知メールのうち、いくつかがGmailにきちんと転送されてきていない。投稿者は最初、Gmailが外部のメールを取り込む古い仕組み(POP3)への対応をやめたとか、そのあたりのせいだろうと軽く考えていた。
ところが念のため、契約しているサーバーの管理画面を開いてみると……。
期限は6月27日、そのとき投稿者は海辺にいた
そこにははっきりと、ドメインの契約が6月27日で終わっていると表示されていた。
投稿者はその数日前から休暇に出ていた。行き先は海辺。のんびり穏やかに過ごすため、ネットからも離れる「オフラインモード」を決め込んでいた。休暇は3週間。更新や期限切れを知らせる通知が、戻ってきたときにはたまったメールの山にすっかり埋もれてしまう——それにはちょうど十分な長さだった。
雨の中の涙のように
Meta(フェイスブックやインスタグラムの運営会社)、SteamやGOGといったPCゲームの配信サービス、ネットオークションのeBay、ネット決済のPayPal、通販サイトのAliExpress、ゲーム会社ブリザードの作品を遊ぶためのBattle.net。挙げ句の果てには、マインクラフトまで。どれも、あの独自ドメインのアドレスで登録してきたサービスだ。アドレスが生きていなければ、いざログインの確認やパスワードの再設定を求められても、そのメールを受け取るすべがない。
投稿者はこう書いている。「全部消えた。雨の中の涙のように」。映画『ブレードランナー』の終盤、死を目前にした人造人間が、自分の見てきた光景もすべて雨の中の涙のように消えていくと語る、あの名台詞のもじりだ。
その後
投稿者は最後に、「メールをオフにして休暇に出たら、ほとんどのサービスをひもづけていた20年もののドメインを失った」と要約している。
コメント欄で「どうして3か月近くも気づかなかったのか」と突っ込まれると、投稿者は「まあ、あまり几帳面なほうじゃないとだけ言っておく。それに最近のサービスは、メールでの確認をそんなに頻繁には求めてこないんだ」と返した。そして、こう付け加えている。「あと、二度目の休暇にも出てたので」。
ドメインがすでに他人の手に渡ったのか、まだ取り戻せる見込みがあるのかについて、投稿者は何も書いていない。コメント欄では「まだ間に合うかもしれない」「もう手遅れだろう」と見立てが割れる一方、「なぜ自動更新にしていなかったのか」という総ツッコミと、「二度目の休暇」をめぐる大喜利が同時に進行することになった。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
なんで自動更新にしてなかったの? それに普通、期限が近づくと何度も更新のお知らせが来るはずだよね。しかも気づくまで3か月近くって。次からはカレンダーにリマインダーを入れておこうよ。二度とこうならないように。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
このコメントを見て、慌てて自分のドメインを確認してきた。次の自動更新は2028年。よし、問題なし。いいきっかけをもらったわ、ありがとう。
3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
投稿者です。まあ、あまり几帳面な性格じゃないとだけ言っておくよ。それに最近のサービスって、メールでの確認をそんなに頻繁には求めてこないんだ。あと、二度目の休暇にも出てたので。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
一度目の休暇なら聞いたことがあるけど、「二度目の休暇」ってのは初めて聞いたな。休暇って、そんなふうにおかわりできるものだったっけ?
5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
『ロード・オブ・ザ・リング』で、食いしん坊のホビットが「朝ごはんはもう食べたけど、2回目の朝ごはんは?」って真顔で聞く場面があるだろ。あれの休暇版だな。ついでにあのノリで聞くけど、じゃあ「おうちでのんびり休暇」は? 「癒やしの旅」は? 「昼寝」は? 「ドライブ旅行」は? 「キャンプ」は? 投稿者、そっちもちゃんと知ってるよな?
6. やらかし名無しさん(>>4への返信)
真面目な話、休暇から帰ってくるとかえって疲れてて、「休暇の疲れを取るための休暇」が欲しくなることってあるよね。二度目の休暇、気持ちはすごく分かる。
7. やらかし名無しさん
ちょっとよく分からないんだけど、ドメインを失ったからって、なんでほかのサービスまで失うことになるの? SteamやPayPalのアカウント自体は、別に消えてないでしょ?
8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
ログインや本人確認にそのメールアドレスを使ってて、そのアドレスでもうメールを受け取れないなら、実質同じことなんだよ。登録アドレスを変えようにも、たいていのサービスは「本当に変更しますか?」っていう確認メールを元のアドレスに送ってくる。だから変更すらできないことが多い。
9. やらかし名無しさん
念のため、もう一度確認してみて。ドメインって期限が切れてもすぐ終わりじゃなくて、まず「猶予期間」があって、その後に「取り戻し期間」がある。長さは業者によって違うはず。猶予期間なら普通に料金を払えば戻るし、取り戻し期間でも、追加で数万円払えば取り戻せるって仕組みだったと思う。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
まさにそこなんだよな。そんなに簡単になくなるものじゃないはずだから、正直この話、作り話なんじゃないかと思ってる。
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
疑いすぎだって。猶予期間はだいたい2週間から1か月、たいていは1か月くらい。取り戻し期間のほうも長くて30日。6月に切れたなら、今から取り戻せる見込みは薄いと思う。話としては別におかしくないよ。
12. やらかし名無しさん
異議を申し立てれば、ドメインを返してもらえる可能性はあるよ。20年も持ってたなら、うっかり切らしただけだって証明できるはず。有名企業のドメインだって、こういう横取りはしょっちゅう仕掛けられてるんだから。
13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
有名企業には腕利きの弁護士がついてるからね。個人が同じようにやって、同じ結果になるかはちょっと怪しいと思う。
14. やらかし名無しさん
自分も同じことをやらかした。期限が切れた途端、転売目的の業者にすかさず取られたよ。ところが1年後にふとのぞいてみたら、また空いてたんだ。結局、普通の登録料で取り戻せた。
15. やらかし名無しさん
もう誰かに取られちゃった感じかな? 知り合い2人が同じ目にあってるけど、どっちも横取りした業者から約30万円(2000ドル)で買い戻せってふっかけられてた。えげつないよ。
16. やらかし名無しさん
地元の公立図書館も、20年前に更新が遅れてドメインを取られたことがある。で、新しく作ったアドレスが、元の名前の頭に英語の「the」を付けただけのやつ。あちこちに載せてたアドレスを全部探して書き換えるの、どれだけ大変だったか想像もつかない(笑)。最近になって古いほうのドメインが空いたんだけど、図書館は取り戻さなかったらしい。
17. やらかし名無しさん(>>16への返信)
2000円ちょっと(15ドル)で済むなら、自分が登録して、新しいほうのサイトへ自動で飛ぶように設定してあげたいくらいだ。ちょっとした社会貢献として。
18. やらかし名無しさん
どの業者を使ったときも、更新のお知らせはだいたい期限の90日前から来たよ。休暇のせいにするのは100%言い訳。そもそも自動更新にしておくべきだし、止まったあとでも1週間から1か月くらいは直す時間がある。それでも気づかなかったなら、正直そんなに使ってなかったってことだろ。
19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
本人も自分のせいだって分かってるから、ここに書いてるんだよ。そもそもここは「自分のやらかし」を告白する場所なんだし。わざわざ「100%お前が悪い」って念を押すのは、ちょっと意地悪すぎない?
20. やらかし名無しさん
休暇中にわざわざネットを断ちたがる人の気持ちが、どうも分からない。仕事をしたくないとか、連絡を返したくないならそれでいい。でも通知にざっと目を通すくらい、1日5分もかからないでしょ。休暇より大事なことだってある。留守中に誰かに家へ火をつけられたとして、それも休暇だからって知らずにいたい?
21. やらかし名無しさん(>>20への返信)
休暇中くらいスマホを見ずに過ごしたい、って気持ちは分かるけどな。今回まずかったのはネット断ちじゃなくて、自動更新にしてなかったことだと思う。自動更新のすごいところは、こっちが休暇中でもちゃんと働いてくれることなんだから。
22. やらかし名無しさん
自分も20年持ってるドメインがあって、メール専用で使ってる。これが自分の身に起きたら、ネット上の生活がまるごと崩壊すると思う。まったく他人事じゃない。投稿者、心中お察しします。
まとめ
社会に出たばかりの頃に取った独自ドメインのメールアドレスを、3週間のネット断ち休暇のあいだに期限切れにしてしまった投稿者。海外の反応は「なぜ自動更新にしていないのか」という総ツッコミが大勢で、猶予期間なら取り戻せる、いや6月ならもう遅いと見立ても割れた。その一方で「二度目の休暇」に食いつく大喜利や、「20年ものなら他人事じゃない」という同情の声も。大事なアドレスほど、自動更新とカレンダーの二重の備えを。
元ソース: 休暇のせいで個人ドメインを失った

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