動物保護施設で働く投稿者は、ある暇な日、少しでも役に立ちたくて、ふだんは対象にしていない猫たちにもワクチンを打って回ることにした。8匹ほど順調に済ませ、次のケージを開けた瞬間、体重3キロちょっとの縞模様の猫が脱走。毛布を手に追いかけ、ようやく部屋の隅に追い込んだところで、猫は投稿者の顔めがけて飛びかかってきた。
※注:ノーズチェーンは、鼻のピアスと耳のピアスなどを細い鎖でつなぐアクセサリー。7ポンドは約3.2kg。
何をやらかした?
📌 動物保護施設の職員である投稿者が、暇な日に張り切って、まだ譲渡に出していない猫たちにもひとりでワクチンを打って回った。8匹ほど済ませたところで、体重7ポンド(約3.2kg)の縞模様の猫がケージから脱走。部屋の隅に追い込んで捕まえようとした瞬間、顔に飛びかかられ、目の周りにあざ、頬に大きな引っかき傷、鼻のピアスまで外れた。目そのものは無事で、失ったのは「少しの尊厳」だけだったという。
事の発端
暇な日に、役に立ちたくなった
投稿者は動物保護施設(シェルター)で働いている。手の空いた時間に、動物たちのワクチン接種が期限どおりに済んでいるかを確かめ、必要な子に注射を打っていくのも仕事のひとつだ。
本来、ワクチンを打つのは「譲渡できる状態の子」だけと決まっている。ただ、その日の施設はとても暇だった。投稿者は役に立ちたくて、まだ譲渡に出していない子たちの分まで済ませ、接種の遅れをなくしておこうと考えた。譲渡に出していないのは、不妊・去勢手術の順番を待っているなど、それぞれ理由のある子たちである。
「シャーッ」と来たら手を引く決まり
施設にはひとつ決まりがある。猫が「シャーッ」と威嚇して前足で払ってきたら、その子には手を出さず、そのままにしておく、というものだ。
この日の投稿者は、すでに8匹ほどの猫にワクチンを打ち終えていた。残りも8匹ほど。本人いわく「いい調子で進んでいた」。
やらかしの一部始終
ケージを開けた瞬間、3キロの猫が脱走
次の1匹は、体重7ポンド(約3.2kg)の縞模様の猫、いわゆるトラ猫だった。投稿者がケージの扉を開けると、彼女はその一瞬を逃さず、自由をめざして飛び出した。
そして部屋じゅうを、手のつけられない勢いで駆け回りはじめた。投稿者はすぐに注射をあきらめた。「あの子は明らかに『そんな気分じゃない』と伝えてきていたから」である。
毛布を手に追いかけ、隅に追い込んだその瞬間
とはいえ、部屋に放したままにはできない。投稿者は安全に捕まえようと毛布をつかんで追いかけたが、猫は一歩ごとにするりとかわしていく。
ようやく部屋の隅に追い込み、上から布をかぶせようとした、その瞬間。猫は投稿者の顔めがけて飛びかかってきた。
気がついたときには、目の周りにあざができ、頬には大きな引っかき傷が走っていた。鼻のピアスは外れ、ノーズチェーンがぶらりと垂れ下がっていたという。
網を持った同僚が駆けつける
投稿者はメッセージを送って助けを求めた。やってきたのは、網を手にした「すばらしい同僚」。猫は無事にケージへ戻された。
その後
投稿者は顔から血をしたたらせ、目を腫らしたまま、廊下の先にあるクリニックまで歩いていった。本人いわく「ホラー映画からそのまま出てきたような姿」だったそうだ。
幸い、目そのものは引っかかれていなかった。「視界の半分を失うなんて、いちばん避けたいことだから」と投稿者は書いている。失ったのは「ほんの少しの尊厳」で、あとは自尊心が少しへこんだくらい。投稿者はこう振り返っている。「張り切りすぎて、よりによって相手を間違え、ひとりでワクチンを打とうとした。間違いなくやらかしました(笑)」。最後に添えられた一行の要約は、「保護施設で働いていて、ひとりで猫にワクチンを打とうとして、こてんぱんにされた」である。
投稿者はコメント欄でこう補足している。動物クリニックのスタッフが強い消毒薬で傷を洗ってくれて、「たぶん大丈夫だろう」と言われた。傷を清潔に保って様子を見て、気になることがあれば抗生物質の注射を受けに行くように、とのことだ。今回の件は念のため記録に残してあり、病院にかかることになっても労災でカバーされると説明されたという。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
うちの老猫に注射が必要になるたびに、かかりつけの先生が「3人で押さえるよ!」と叫んでた。先生とスタッフさんがわっと集まってきて、猫を押さえにかかる。たいていそこに、追加の悲鳴と悪態もついてきた。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
動物病院のスタッフさんには本当に頭が下がる。うちの真っ黒な子は20歳になったいまでも、病院では悪夢そのもの。前回はすぐ終わるはずの採血だったのに、30分以上奥から戻ってこなかった。出てきたスタッフさんは制服の前が黒い毛だらけで、「お顔が『ちゅ〜る』まみれなんですが、まだすごく怒っていて……このままお帰ししても大丈夫ですか?」って、まるで自分たちが悪いみたいに言うんだよ。うちの小悪魔に「よそへ行ってくれ」と言うでもなく、悪魔祓いの準備をするでもなく、「きれいな子だね、元気いっぱいだね」ってあやしてくれてた。
※ ちゅ〜る:日本のペットフード会社「いなば」の猫用おやつ。海外でも「Churu」の名前のまま売られていて、原文のコメントにもそのまま登場する。
3. やらかし名無しさん(>>2への返信)
うちのふわふわの黒猫とは22年いっしょだった。私が2歳のとき、母に連れられて選びに行った子。ふだんは気品があって天使みたいな猫だったのに、動物病院に着いたとたん、まるで別の猫になった。小さな体をウールの毛布2枚でくるまれても絶叫しっぱなしで、隙あらば攻撃しようとしてた。20歳のときの通院でも最後まで全力で闘い抜いたので、それからは通院を免除にしたよ。22年間ありがとう、クラリス。
4. やらかし名無しさん(>>3への返信)
クラリス、きっと素敵な子だったんだね。正直に言うと、うちの黒猫は病院に限らず、昔からずっと気が強い(笑)。でも甘えてくるときは本当にかわいくて、家族みんなで溺愛してる。
5. やらかし名無しさん(>>1への返信)
猫のほうも、さぞご立腹だっただろうね(笑)。私は以前、小さな子どもの予防接種を担当していたんだけど、押さえるときの掛け声も段取りも、これとまったく同じだった。こっちが味わう情けなさも、だいたい同じ。
6. やらかし名無しさん
猫に薬を飲ませなきゃいけない日は、これから地獄を見るんだと覚悟を決める。猫をお風呂に入れる日も、ほぼ同じレベル。薬のときは、彼氏に気を持たせて家に呼び出して、来てから「実は猫に薬を飲ませるのを手伝ってほしいだけ」と明かすことにしてる。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
彼氏さん、毎回ひっかかってるのか、分かったうえで来てくれてるのか。後者なら相当いい人だよ。腕の引っかき傷は愛の証ということで。
8. やらかし名無しさん
うちの猫もまさにこのタイプで、病院に連れていくたびに恥ずかしくなる。前回の注射のときは私も診察室に呼ばれて、押さえるのを手伝いながら「ちゅ〜る」を食べさせる役を任された。先生とスタッフさんも一緒に押さえて、そのあいだに注射。もはや総力戦だった。
9. やらかし名無しさん
保護施設でボランティアをしていて、犬の散歩と猫部屋の世話を担当してる。施設の犬はピットブル系の雑種が多くて、大きくて力も強い。「大きい犬、怖くない?」と聞かれるたびに、「猫のほうが心配」と答えてるよ。猫は、想像もしなかったやり方でこっちをボロボロにしてくるから。投稿者さん、ほぼ無事で何より。引っかき傷は急に悪くなることがあるから、よく見ておいてね。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
わかる。うちの犬は機嫌が悪いとちゃんと顔に出してくれるけど、うちの猫はさっきまでゴロゴロ言ってたのに、次の瞬間には爪が出てる。予告というものがない。
11. やらかし名無しさん
もう知ってるとは思うけど、猫の引っかき傷は感染を起こすことがあるから、念のため診てもらったほうがいいかもしれないよ。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
投稿者さんの補足を読んだら、クリニックでしっかり消毒してもらって、たぶん大丈夫だろうと言われたみたいだね。それを聞いて安心した。きれいに治りますように。
13. やらかし名無しさん
真っ先に思ったのは投稿者さんと同じ。目をやられなくて本当によかった! それにしても、7ポンドのふわふわの毛玉に、あれだけのエネルギーが詰まってるなんてね。傷はしっかり消毒して、感染のサインが出ないか気をつけて見ておいて。猫ひっかき病って本当にある病気だから、体調がおかしいと思ったら早めにね。お母さんみたいなことを言ってごめん、でも猫の引っかき傷は甘く見ないほうがいいから。
14. やらかし名無しさん
「猫ひっかき病」は曲のタイトルでもあり、今回にかぎっては、ちょうどいいタイミングの警告でもある。
※ 猫ひっかき病:猫に引っかかれたあとなどに起こることがある、実在の感染症の名前。英語での呼び名「Cat Scratch Fever」には、同じタイトルのロックの曲がある。
15. やらかし名無しさん
今回の件で証明されたとおり、動物を相手にする仕事のときは、ピアスのチェーンは着けていないほうがいいね。
16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
猫からしたら、顔の前でゆらゆら揺れる鎖なんて、ほぼ猫じゃらしだもんね。狙ったのがチェーンだったのかどうかは、本猫に聞いてみないと分からないけど。
17. やらかし名無しさん
獣医さんって本当にすごい仕事だと思う。ひとりで4種類くらいの医者を兼ねてるようなものでしょ。しかも患者は症状を言葉で教えてくれないうえに、今回みたいに全力で抵抗してくる。
18. やらかし名無しさん
今回よりずっと穏やかな話だけど。うちのタイガーがまだ子猫だったころ、初めて動物病院に連れていったら、先生が錠剤を飲ませようとして噛まれた。結局、奥に連れていってスタッフさんたちに飲ませてもらうことに。それ以来、病院では薬を飲ませる専用の器具を使ってもらうようになったんだけど、その先生だけは毎回かならずスタッフさんに任せてた(笑)。それ以外では、タイガーは病院でもおとなしくて協力的ないい子だったよ。
19. やらかし名無しさん
うちは病院に着く前の段階が、すでに勝負。キャリーバッグをクローゼットから出す音がしただけで、ベッドの下のいちばん奥に消える。予約の時間に間に合ったことのほうが少ない。
20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
うちはかかりつけの先生に教わって、洗濯ネットに入ってもらってからキャリーに入れてる。うちの子は網ごしだと少し落ち着くみたいで、診察もネットに入ったまま。問題は、最近そのネットを見ただけで逃げるようになったこと。
21. やらかし名無しさん
投稿者さんがえらいのは、猫が逃げ出した時点で注射をすっぱりあきらめたところ。猫の「今日は無理」をちゃんと聞いてる。そのうえで顔に飛びかかられたのは、もう運が悪かったとしか言いようがない(笑)
22. やらかし名無しさん(>>21への返信)
暇な日に「ついでにあれもやっておこう」と張り切ると、だいたい何か起きるんだよね。うちの職場でも、事件が起きるのは忙しい日じゃなくて、決まって暇な日。
まとめ
暇な日に役に立とうと張り切った保護施設の職員が、体重3キロちょっとの猫に顔へ飛びかかられ、目の周りのあざと頬の引っかき傷、そして少しの尊厳を持っていかれた。コメント欄には、動物病院で大暴れする愛猫の思い出や、「ちゅ〜る」で気をそらす作戦、傷を気づかう声が並んだ。あの小さな体のどこに、それほどの力があるのか。猫と暮らす人なら、深くうなずくしかない一件だったようだ。
元ソース: ひとりで猫にワクチンを打とうとして、やらかした

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