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「明日は祝日だからバスは走らないよ」と言われて45km歩き出した18歳のその後

「明日は祝日だからバスは走らないよ」と言われて45km歩き出した18歳のその後 体調・身体

終電を逃した、どころの話ではありません。オーストラリアの田舎町で、当時18歳だった投稿者は深夜1時に「明日は祝日だからバスは走らないよ」と告げられました。手持ちは日本円で約2,500円。帰り道は45km。そこで彼が選んだのは、ガソリンスタンドでガムテープを一巻き買って歩き出す、という道でした。

※注:アンザックデーは毎年4月25日、オーストラリアとニュージーランドが戦没者を追悼する祝日。日本の終戦記念日に近い位置づけで、地方では公共交通が止まることもある。舞台のロックハンプトンとイエプーンはオーストラリア東海岸クイーンズランド州にある町どうしで、その間はおよそ45km——東京駅から横浜を通り越して鎌倉の手前あたりまでの距離にあたる。なお、オーストラリアの飲酒可能年齢は18歳。

何をやらかした?

📌 18歳の投稿者は、隣町の路上パーティーで泥酔。「明日は祝日でバスが走らない」と聞かされ、残金をガムテープと菓子に変えて深夜の幹線道路を45km歩いて帰った。所要12時間。そして道中、走らないはずのバスに追い抜かれた。

事の発端

公道を封鎖した違法パーティー

2014年、当時18歳。投稿者は友人の車に乗せてもらって隣町へ出かけた。行き先は、公道を占拠して開かれる大規模な違法パーティー。飲酒運転、路上での違法レース、薬物と、後から並べるとそこそこ悲惨な顔ぶれが揃っていた。投稿者自身は酒だけに専念していたが、一度だけ酔った運転手の車に同乗してしまったと本人も白状している。ただしその一件については「絶対に真似するな。酔っている人間の車には絶対に乗るな」と、本文の中で自分から強く念を押していた。

「明日、バスは走らないよ」

気づけば、送ってくれた友人たちはとっくに帰ったあとだった。深夜1時ごろ、誰かに「どうやって帰るの」と聞かれ、投稿者は「バス停で寝て始発を待つ」と答えた。返ってきたのは、想定外の一言だった。「明日はアンザックデーだから、バスは走らないよ」。

選択肢は二つ。ひとつは、その辺の茂みで一泊して丸一日を退屈と空腹でやり過ごし、翌日のバスを待つこと。ただし食費を使えば運賃が残るか怪しい。手持ちは25豪ドル、当時のレートで約2,500円だった。もうひとつは、今から歩き出すこと。彼は後者を選んだ。

やらかしの一部始終

ガムテープで武装する18歳

町を出る前に、24時間営業のガソリンスタンドへ片っ端から立ち寄って「装備」を整えた。水を2本、スポーツドリンクを1本、その廉価版にあたる大容量ボトルを1本。食料としてスナック菓子を3袋。そして、ガムテープ一巻きとハサミ。

ガムテープを買ったのには理由がある。彼はその直前、ガムテープをサバイバル道具として使い倒すテレビ番組『怪しい伝説』の回を見たばかりだった。そして実際、これが役に立ったと本人は言う。ガムテープをよじってロープを作り、レジ袋を吊るす肩掛けベルトを自作。ドリンクをいつでも抜き差しできるホルダーを腰に付け、いざというときの護身用にハサミを差すポーチまで増設した。こうして深夜の田舎町に、全身ガムテープ装備の18歳が誕生した。

街灯が終わる場所

歩き始めて1時間以上かけて、ようやく町のはずれにたどり着いた。振り返れば街灯があり、建物の光があり、車の音がある。前を向けば、曇り空の下、完全な暗闇に沈んだ幹線道路が伸びているだけだった。「ここまで歩いたんだから、最後まで行ったほうがいい」——引き返さない理由としてはかなり危うい部類だが、彼は前へ進んだ。

幹線道路に出て1時間ほどで、携帯電話の電池が切れた。歩きながら音楽を聴いていたせいだ。ここから先、何かあっても連絡する手段はない。

走らないはずのバス

夜が明け、通り過ぎる車が増えてきた。歩き始めて5時間、かかとに靴ずれができ始める。ガムテープを巻いて応急処置をしたが、痛みは消えない。道端の茂みで少し寝ようかとも考えたものの、空はむしろ暗さを増していて、雨に降られることだけは避けたかった。だからまた歩いた。

そして太陽が昇りきったころ。彼の横を追い越していったのは——走らないはずのバスだった。

全身ガムテープ、最後の小銭をスナック菓子に変えたばかりの男が、幹線道路の路肩に立ち尽くす。仮に手を挙げて止めたところで、もう運賃は一円も残っていない。彼は無言でガムテープを全部剥がし、その場に置いて先へ進んだ。食料も飲み物も、そのころにはとっくに空だった。

その後

歩行時間、合計およそ12時間。自宅にたどり着いた投稿者はベッドに倒れ込み、そのまま18時間眠り続けた。

本当にきつかったのは、そこからの3日間だった。まともに立てないのだ。部屋の中の移動手段はキャスター付きの事務椅子。座ったまま床を蹴って冷蔵庫まで滑り、電子レンジまで滑り、また戻る。18歳の脚は、45km分の請求書をきっちり回収しにきていた。

「教訓があるとしたら、まあ各自で考えてくれ」と投稿者は締めくくる。「今はあまり飲まない。ただ、自分について本当のことを二つと嘘をひとつ話して当てさせるパーティーゲームだけは、めっぽう強くなった」。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
「500マイル歩こう、そしてもう500マイル歩こう」という有名な洋楽があるけれど、あれを本気で実行する人が実在するとは思わなかった。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
気持ちは分かるが、そこはまず自転車を買おう。あの歌の主人公も、たぶん実際に800km歩いてはいないと思う。

3. やらかし名無しさん
18歳の判断としては、むしろ理屈が通っている気さえする。金がない、寝る場所もない、でも家はある。ならば歩く。若さというのは本当に怖い。

4. やらかし名無しさん
ガソリンスタンドで「装備」を揃えるくだりが一番好きだ。水とスポーツドリンクまでは満点の判断なのに、ガムテープとハサミで一気に別ジャンルの話になる。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
直前に見たテレビ番組の影響というのが人間くさくていい。ああいう検証番組を見た直後、人はなぜか自分にもできる気になってしまう。

6. やらかし名無しさん
正直に言うと、これは笑って読めない。真っ暗な幹線道路を酔ったまま何時間も歩くのは、普通に命を落とす可能性がある行動だと思う。

7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
同感だ。数年前、スペインのリゾート地で夜遊びの帰りに同じくらいの距離を歩いて帰ろうとした10代の若者が、山道で滑落して亡くなっている。距離までほぼ一致していて背筋が寒くなった。

8. やらかし名無しさん
山を歩いていて、靴も履かずに倒れている男性を見つけたことがある。パーティーから酔って抜け出し、山越えの近道で隣町の自宅に帰ろうとして丸一日行方不明になっていた人だった。最後はヘリで運ばれていった。

9. やらかし名無しさん
あと少し準備が下手だったら、この人はたぶん死んでいたと思う。あの大容量スポーツドリンクが命綱になっていた可能性はかなり高い。

10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
そこは本人も分かっていたらしい。本当にまずくなったら近くの農家を訪ねるつもりだった、と後から書き添えている。

11. やらかし名無しさん
平均時速3.75km。これはもう散歩の速度だよ。普通に早歩きしていれば10時間で着いていたはずだ。

12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
最初の1時間の泥酔分と、最後の8時間の満身創痍分を計算に入れてあげてほしい。

13. やらかし名無しさん
この話の頂点は、間違いなく走らないと言われたバスに追い抜かれる場面。全身ガムテープで路肩に立ち尽くす姿を想像すると、気の毒すぎて言葉が出ない。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
しかも運賃はスナック菓子に化けたあと。仮に止まってくれても乗れないという、二段構えの絶望がすごい。

15. やらかし名無しさん
タクシーを呼べばよかったのでは、と思って距離を調べたら、配車アプリの見積もりで9,000円くらいだった。うん、これは無理だ。

16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
そもそもオーストラリアの地方では、その配車アプリ自体が来ないエリアが普通にある。都会の感覚は通用しない。

17. やらかし名無しさん
ヒッチハイクは試さなかったのかな。今の時代に危ないと言われるのは分かるけれど、真夜中に45km歩くのも同じくらい大概だと思う。

18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
オーストラリアの田舎道でのヒッチハイクは、昔の凶悪事件のせいで文化ごとほぼ絶滅した。それに道端にはドロップベア(人を襲う凶暴なコアラという設定の、地元民が観光客をからかうための架空の生き物)も出るからね。

19. やらかし名無しさん
「まず最初に、自分はオーストラリア人なんだけど」で始まった時点で、もう最後まで説明されなくても展開の見当がついてしまった。

20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
分かる。あの一文には「これから常識の通じない話をします」という予告としての機能がある。

21. やらかし名無しさん
十代のころ、メルボルンでライブを見た帰りに友達と歩いて帰ろうとして30kmほど歩いたことがある。翌日は当然のように学校を休み、砂糖を大量に入れた温かいシリアルを流し込んでそのまま寝た。

22. やらかし名無しさん
30歳になった本人が言う「昔の自分をアホだったと笑えないなら、それは人として成長していないということでは」という一言が、この話の一番きれいな結びだと思う。

まとめ

祝日でバスがないと聞かされ、残り2,500円とガムテープ一巻きだけで45kmを踏破した18歳。海外の反応は「若さの暴走として最高」と笑う声と、「真っ暗な幹線道路を酔って歩くのは本当に死ぬ」という声にきれいに割れました。実際、あと一歩準備を間違えていれば笑い話にはならなかったはずです。それでも本人が今になって語る教訓は、武勇伝でも反省文でもなく「昔の自分をアホだったと笑えないなら、成長していないということ」。3日間立てなかった脚が、その答えをすでに出していました。

元ソース: 泥酔して45km歩いて帰ってやらかした話

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