「おい。頼むよ。もう食べたろ。腹ペコのふりすんなって」。在宅勤務で参加していた20人ほどのZoom会議の最中、机に飛び乗ってきた飼い猫に、投稿者はいつもの調子で話しかけた。自分はミュートにしてあるから大丈夫——そう思い込んでいたのだ。ところが短い沈黙のあと、画面の向こうから名前を呼ばれる。自分の顔の周りでは、「いま話している人」の印である緑の枠が、くっきりと光っていた。
何をやらかした?
📌 在宅勤務の投稿者が、上司やさらに上の役職の人も参加する約20人のZoom会議中、ミュートにしたつもりで、机に乗ってきた飼い猫に「もう食べたろ」「大げさだな、野生じゃ生きていけないぞ」と普通の声で説教。実はマイクはオンのままで、全員に丸聞こえだった。会議のあと、上司からは「猫くんに、会議へのご貢献に感謝しているとお伝えください」とメッセージが届いた。
事の発端
在宅勤務の、いつもどおりの定例会議
「今日あった出来事で、まだ立ち直れていない」。投稿者はそう前置きして、この話を書き始めている。
投稿者は在宅勤務をしている。この日は、20人ほどの同僚が参加するZoom会議があった。メンバーには投稿者の上司に加えて、さらに上の役職の人も2人。とはいえ、張りつめた空気の会議ではない。それぞれが仕事の進み具合を報告するだけの、毎度おなじみの定例会議だ。
入ってすぐミュート……にしたつもりだった
会議に入った投稿者は、みんなにひとこと挨拶をしてから、すぐにマイクをミュートにした。少なくとも、本人はそう思っていた。
ミュートにしてしまえば、こちらの声や物音が向こうに届くことはない。あとは画面の前で、報告を聞いていればいいだけ。この「ミュートにした」という思い込みが、10分後の悲劇を招くことになる。
やらかしの一部始終
開始10分、意識が会議から離脱
始まって10分ほどで、会議はつらいほど退屈になってきた。投稿者の頭は完全に会議から離れ、気づけば手元のスマホの画面をスクロールしていた。パソコンからは誰かの報告が流れ続けているが、もう内容は耳に入ってこない。
机に飛び乗ってきた猫に、いつもの声で
そこへ、飼い猫がひょいと机の上に飛び乗ってきた。投稿者は反射的に、ふだん人と話すときとまったく同じ声の大きさで、猫に向かってこう言った。
「おい。頼むよ。もう食べたろ。腹ペコのふりすんなって」
さらに、間髪入れずにこう続けた。
「ほんと大げさだな、お前は。野生じゃ絶対に生きていけないぞ」
家で猫と向き合っているだけなら、誰が口にしてもおかしくない軽口だ。問題は、その部屋が20人の集まる会議の場ともつながっていたことだった。
名前を呼ばれて、画面を見ると
会議に、一瞬の沈黙が流れた。
そして、誰かが投稿者の名前を呼んだ。
顔を上げてZoomの画面を見た投稿者は、恐ろしい光景を目にする。ミュートになっていなかったのだ。Zoomでは、いま声を出している参加者の映像に緑色の枠が付く。その緑の枠が、投稿者の顔の周りで誇らしげに光っていた。
画面の中では、上司が必死に笑いをこらえている。同僚のひとりは、カメラを完全にオフにしてしまった。そして別の同僚が、こう言った。
「正直、今日の会議でいちばん血の通った発言だったよ」
その後
投稿者は謝り、「えっと、その……メモに話しかけてまして」と苦しい言い訳をしてから、今度こそ本当にミュートにした。
それから5分後。上司から、Slack(職場でよく使われるチャットアプリ)でメッセージが届いた。
「猫くんに、会議へのご貢献に感謝しているとお伝えください」
投稿者は今回の件を、「部署のみんなが見ている前で、猫に向けて渾身の演説をぶってしまった」と振り返っている。要するに、ミュートのつもりで猫へのダメ出しを声に出してしまい、うっかりチームの士気まで上げてしまった、ということらしい。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
会議でミュートが外れてる事故なんて、いつか誰にでも起きる。その「一回」で、同僚じゃなくて猫をいじってたなら、これ以上ないくらい平和な事故だよ。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
ほんとそれ。少なくとも上司の悪口じゃなかったんだから上出来。むしろ「猫に本気で話しかける人」だと分かって、好感度が上がったと思う。気にしなくていい。
3. やらかし名無しさん(>>2への返信)
甘いな。投稿者は実は猫なんて飼ってない。あれは上司の食い意地と、サバイバル能力の低さに向けた痛烈な皮肉だったんだよ。
4. やらかし名無しさん(>>2への返信)
上司の悪口パターンなら、前の職場で本当にあった。まだ顔の見えない電話会議の時代で、いつも怒鳴ってばかりの上司がまくし立てている最中、隣の席の同僚がミュートのつもりで「あれと結婚してる人の身にもなってみろよ」とぼそっと言ったんだ。長い沈黙のあと、上司はなぜか急に穏やかな口調になった。その後、犯人探しが始まったけど、電話じゃ誰の声か分からない。真相を知ってたのは隣にいた自分だけで、最後までバレずじまいだった。
5. やらかし名無しさん
最初ざっと読み飛ばしてて、あのセリフを同僚に言ったんだと思い込んだ。人に向かって「野生じゃ生きていけない」は終わりだろ……と自分まで青ざめたよ。読み直して、猫だと分かった瞬間の安心感ったらない。
6. やらかし名無しさん
本当のやらかしは、猫に話しかけたことじゃない。Zoom会議の鉄則を破ったことだ。「猫が部屋に入ってきたら、必ず抱き上げてカメラに映し、全員に見せること」。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
同意。猫が画面の近くに来たら、みんなに顔を見せるのが通行料。例外なし、異議申し立ても一切受け付けません。
8. やらかし名無しさん(>>6への返信)
でもそれをやるには、カメラをオンにしなきゃいけないでしょ。自分にとって仕事の会議の鉄則は「カメラは絶対に切っておく」なんだよなあ。
9. やらかし名無しさん
上司の「猫くんに、会議へのご貢献に感謝しているとお伝えください」が最高すぎる。部下が穴があったら入りたい状態なのを分かったうえで、笑い話にして返してくれる。こういう上司の下で働きたい。
10. やらかし名無しさん
「メモに話しかけてまして」のほうが、よっぽど危ない人に聞こえるの気づいてた? 手元のメモに向かって「もう食べたろ、腹ペコのふりすんな」って言ってる人、猫に言ってる人より心配になる。
11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
いっそ猫の名前を「メモ」に変えてしまえば、あれは嘘じゃなかったことになる。次の会議からは堂々と「メモ、ちょっと静かに」って言えるし。
12. やらかし名無しさん
自分は猫に話しかける前に、ミュートになってるか毎回二度確認してる。マイクのマークに斜線が入ってるのをこの目で見ないと、猫に声をかけられない体になった。
13. やらかし名無しさん
こっちが話してる途中で、猫がでっかい声で鳴いて割り込んでくるのはしょっちゅう。「猫、これはお前の会議じゃない」と言ってから話を続けるから、職場のみんなももう慣れっこになってる。
14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
うちでは「家の中なんだから小さい声で!」が口ぐせだった。うちの茶トラは、誰かが電話を始めると決まって全力で鳴きわめいて、電話が終わった途端にスッと姿を消すんだよ。
15. やらかし名無しさん
コロナ禍のころ、夫のチームの会議でもあったらしい。同僚のひとりが急に席を立って画面から消えて、戻ってくるなり、マイクが入ったまま奥さんに「ズボンの中でやっちゃった」と報告したんだって。
16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
それに比べたら、猫に「もう食べたろ」はほぼ無傷。ミュート事故にランクがあるなら、投稿者のは一番軽いクラスで、しかも好感度まで上がってる。
17. やらかし名無しさん
自分も似たようなことをやった。会議中、猫が大事な書類の上でえずき始めて、思わず「そこで吐くなよ、このチビ助」って言っちゃった。聞こえてなかったことを今でも祈ってる。
18. やらかし名無しさん
タイトルだけ見たときは、会議中にうっかりおならでもしたのかと思って身構えた。蓋を開けたら猫への説教。拍子抜けしたけど、ほっこりしたから許す。
19. やらかし名無しさん
これって「やらかし」なのかな。聞いてた全員が和んで、上司まで乗っかってくれたなら、むしろ手柄でしょ。あと、ふた言のセリフを「渾身の演説」と呼ぶのはさすがに盛りすぎ。
20. やらかし名無しさん(>>19への返信)
いや、名前を呼ばれて緑の枠に気づいた瞬間の、あの血の気が引く感じは立派なやらかしだよ。今回は結果オーライだっただけで、口にしたのが上司の愚痴だったら大惨事だった。
21. やらかし名無しさん
マイクが入りっぱなしになる事故のなかでは、いちばん健全な使い方だと思う。会社的にはまったく問題なし。ただし猫的には、20人の前で大げさ呼ばわりされて名誉毀損。
22. やらかし名無しさん
「野生じゃ生きていけないぞ」は、うちの猫にも言いたい。家では一番えらそうな顔をしてるくせに、網戸の外にいる虫一匹に本気でビビってるからね。投稿者の猫くんも、きっと家では王様なんだろうな。
まとめ
ミュートのつもりで、20人のZoom会議に猫への説教を流してしまった投稿者。コメント欄には「同僚じゃなくて猫でよかった」と安堵する声が多く、「猫はカメラに映すのが鉄則」「むしろ手柄」というツッコミも。上司の粋な返しまで含めて、ミュート事故のなかでは一番平和な部類。それでも会議の前には、マイクのマークをもう一度確かめておきたい。

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