デスクの前に連れて行かれて、丁寧に「お会いできて光栄です」。すると相手は少し慌てた様子で、こう返してきた。「会うのは、これで3回目です」。ここで素直に謝れば済んだはずなのに、投稿者の口からは反射的に、まったく逆方向の一言が飛び出した。しかも相手は自分の勤める会社の上級役員。日本に赴任中の外国人社員が、フォローのつもりで自爆した瞬間の話。
何をやらかした?
📌 日本に赴任中の投稿者が、自社の上級役員に3度目の対面で「はじめまして」と挨拶。「3回目です」と指摘され、とっさに「では、またいつかお会いできるのを楽しみにしています」と返してしまい、本人に向かって「あなたは私の記憶に残りません」と宣言する形になった。
事の発端
「握手して挨拶する係」として連れ回される日々
投稿者は仕事の都合で日本に滞在している外国人。業種も社名も本人が伏せているので、そこは分からない。ただ、社内では「英語しか話せない外の人」という立ち位置らしく、人が集まる場があるたびに引っ張り出されては、その場で何人もの相手と握手して挨拶する、という役回りを定期的にこなしていた。
顔と名前が、どうしても残らない
投稿者は自身が自閉スペクトラム症であることを明かしている。そのうえ、こういう場ではいつも自分ひとりが少数派で、相手は大人数。結果として「自分が覚えている人の数」より「自分を覚えている人の数」のほうが、どうしても多くなる。これはもう仕方がないことだと、本人はとっくに折り合いをつけていた——はずだった。
やらかしの一部始終
デスクの前で、いつもどおりの第一声
その日も投稿者は、案内されるままにあるデスクの前へ連れて行かれた。座っていた男性に向かって、いつもどおり丁寧に「お会いできて光栄です」と挨拶する。当たり障りのない、何も起きないはずの第一声だった。
ところが相手は、少し慌てた様子で言葉を返してきた。
——「会うのは、これで3回目です」。
そして、何も考えずに口が動いた
ここで出てくるべきだったのは、たぶん謝罪だった。だが投稿者の口から出たのは、フォローのつもりの、ほとんど反射のような一言だった。
「では、またいつかお会いできるのを楽しみにしています」
言い切ってから気づく。これは要するに「あなたのことは記憶に残っていないので、次もまた新鮮な気持ちで初対面をやりましょう」という意味にしかならない。丁寧な言い回しである分、逃げ場もない。しかも目の前にいるこの男性は、投稿者が勤める会社の上級役員のひとりだった。
その後
投稿者は自分の失敗をこう要約している。「要するに私は、反射的に、自社の役員本人に向かって『あなたは私にとって忘れやすい人だ』と伝えてしまった」。少なくとも投稿者の目に映った限りでは、相手の機嫌がそれで良くなった様子はなかったという。
その後どうなったのかは書かれていない。処分を受けたわけでも、慌てて謝りに行ったわけでもなく、ただ「やってしまった」という告白だけが投稿されている。本人が悔やんでいるのは、相手を覚えていなかったこと自体ではない。それはもう受け入れている。悔やんでいるのは、そのことを世界でいちばん分かりやすい言葉にして、よりによって本人に手渡してしまった点である。
海外の反応
1. やらかし名無しさん
正直、切り返しとしては悪くない。というかかなり上手い部類だと思う。ただ、それを投げる相手が完全に間違っていただけで。
2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
これ。言い回しの問題じゃないんだよ。「自分は覚えられていて当然」と思っている人に当たってしまった、それだけ。相手が同期だったら普通に笑い話で終わってた。
3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
台詞は完璧、着地点だけが最悪。パスの精度は良かったのに、走り込んでいたのが味方じゃなかったパターン。
4. やらかし名無しさん
その場でとっさにあの一言が出てくるの、普通にすごくない? 自分だったら2週間後の深夜、布団の中で「あ、こう返せばよかった」って一人で悶えてるやつ。
5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
わかる。気の利いた返しって、なぜか3日後の風呂場でしか思いつかない。しかもそのころには相手の顔も忘れてる。
6. やらかし名無しさん
いっそベロベロに酔っ払ってから言えばよかったんだよ。酒の席の粗相ってことにして、全部なかったことにできたのに。
7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
その「飲んでれば全部チャラ」って発想、いつの時代の話をしてるんだ……とは思うけど、笑い話に変換する作戦としては嫌いじゃない。実際に試すのはおすすめしないが。
8. やらかし名無しさん
たぶん向こうも「まあ外国から来た人だしこういうこともあるか」くらいで流してる気がする。言葉の違う相手とのやり取りで多少ズレが出るのには、あの立場なら慣れてるはず。
9. やらかし名無しさん
だから自分は挨拶の第一声を「またお会いできて嬉しいです」に固定してる。初対面でも再会でも、どっちでも成立するから事故らない。
10. やらかし名無しさん(>>9への返信)
これ本当に便利。会ったことがあるのかどうか思い出せない相手にも撃てるし、万が一初対面でも「感じのいい人」で終わる。
11. やらかし名無しさん
日本語には初対面用の「はじめまして」と、そのあとに続ける「よろしくお願いします」があって、後者は再会のときでも使えるらしい……と聞いたことがある。まあ英語で話していたなら関係ない話だけど。
12. やらかし名無しさん(>>11への返信)
そのへん、現地の人はそこまで厳密に採点してない気がする。今回だって結局「あれ、前にお会いしましたよね」で終わる話だったわけで、地雷だったのは挨拶の種類じゃなくて相手の期待値のほう。
13. やらかし名無しさん
日本の会社で働いてるけど、初対面の人は後で社内の名簿を数分かけて見返すようにしてる。次に会ったときに名前が出てくるだけで、その後の関係の続き方が本当に変わる。
14. やらかし名無しさん
自分も似たことをやった。仕事終わりの駅のホームで、同僚に片言の日本語で話しかけたら、真顔で「いや、さっきあなたのオフィスで会いましたけど」って返された。
15. やらかし名無しさん(>>14への返信)
こっちが必死に片言で話しかけたら、完璧な発音の英語で返ってくるやつも心臓に悪い。毎回その場で固まってしまう。
16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
それでも「やってみた」ってこと自体はちゃんと伝わってると思う。最初から何も試さずに、早口の長い英語をぶつけてくる人よりはずっといい。
17. やらかし名無しさん
自分は人の顔を見分けるのが極端に苦手で(相貌失認というやつ)、髪型や髪色が変わるともうお手上げ。だから「覚えてるフリをして相手のことを質問しまくり、喋らせてヒントを拾う」という技を身につけた。
18. やらかし名無しさん
人は自分と見た目の系統が違う相手の顔を見分けにくくなる、という研究があるらしいので、その場で真顔で説明すればよかったのでは。資料を配って即席の講義をすれば完璧。
19. やらかし名無しさん(>>18への返信)
上司の上司の上司に向かって、顔認識の統計を即席で講義し始めるほうが、その場の空気を100倍凍らせると思う。挨拶を間違えるどころの話じゃない。
20. やらかし名無しさん
役員のほうも、たぶん怒ってるというより単に少し寂しかっただけだと思う。3回も話した相手に覚えられてないのは誰だってちょっと来る。むしろ「これで3回目です」って自分から言っちゃうの、正直で嫌いじゃない。
まとめ
覚えていなかったこと自体より、それを本人に向かって最高に分かりやすく言語化してしまったのが本体、という失敗談。コメント欄は「台詞は良かった、相手が悪かった」という擁護で埋まり、そこから「自分も駅のホームで同僚に『さっき会いましたけど』と言われた」「顔を覚えられないので質問攻めでごまかしている」といった同類の告白が次々と並んだ。挨拶を「またお会いできて嬉しいです」に固定しておけ、という実用的な処世術まで出てくるあたり、みんなそれなりに痛い目を見てきたらしい。

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