「仕事は楽しかった。あまり覚えていない」朝いちで夜用の錠剤を飲んだ38歳のその後

「仕事は楽しかった。あまり覚えていない」朝いちで夜用の錠剤を飲んだ38歳のその後 体調・身体

朝の支度というのは、考えなくてもできるからこそ強い。歯を磨いて、着替えて、コーヒーを淹れる。そこに頭は一切使っていない。裏を返せば、置き場所をひとつ間違えるだけで、体は勝手に事故を起こす。海外の掲示板に、38歳の男性が「起きた直後に、夜用の錠剤を飲んでしまった」という告白を投稿した。しかもその日は、普通に出勤日だった。

※注:メラトニンは眠りのリズムに関わるホルモンで、アメリカでは薬局やスーパーのサプリ売り場に普通に並んでいる。日本では医薬品として扱われるため、こうしたサプリの形では市販されていない。もうひとつ、投稿者は最初に書いた文章で「ビタミン剤を飲む(vitamins)」と書くつもりが、つづりを間違えて「犠牲者を飲む(victims)」にしてしまっていた。コメント欄はそちらにも全力で食いついている。

何をやらかした?

📌 38歳の男性が、前の晩に夜用のメラトニンの瓶をビタミン剤の定位置へ置きっぱなしにした。翌朝、何も考えないままいつもの手つきで錠剤を口に放り込み、飲み込んでから気づく。眠くなる予定の10mgを抱えたまま出勤し、コーヒーとエナジードリンクで一日じゅう殴り合うことになった。

事の発端

何も考えなくても回る、完成された朝

投稿者の朝は、毎日まったく同じ順番で進む。歯を磨く、ビタミン剤を飲む、着替える、犬たちを外に出す、コーヒーを飲んで出勤。38年生きてきた人間が長年かけて組み上げた手順なので、もう頭は使っていない。目が覚めた時点で体が勝手に動きはじめる。

この「考えなくていい」が、平日の朝をなんとか成立させてくれている。ただし前提がひとつある。置いてあるものが、いつも通りの場所にいつも通りのものであること。その前提が崩れたとき、手順の自動運転は止まってくれない。

瓶を一本、いつもと違う場所に置いた

投稿者がメラトニンを使うのは、月に一度か二度。理由はよく分からないが今夜はどうにも寝つけない、という日だけだ。だから瓶は本来、毎朝の定位置には置かれていない。

ところが前の晩、投稿者はそれを取り出したあと、うっかりビタミン剤が並んでいる場所へ戻してしまった。本人の言葉を借りれば「これが失敗だった」。分岐点はここだけである。この時点では、まだ何も起きていない。

やらかしの一部始終

飲み込んでから、ようやく頭が追いついた

翌朝。投稿者はいつも通り目を覚まし、いつも通り歯を磨き、いつも通りの位置に手を伸ばした。そして何も疑わずに、いつもの手つきで錠剤を次々と口へ放り込んだ。手も口も、完全に自動運転である。

異変に気づいたのは、飲み込んだあとだった。10mg。本人いわく「脳を止めるというただ一つの目的を持ったやつが、これから血に入っていく」。信じられなかった、と投稿者は書いている。だが胃に入ってしまったものは、もう戻せない。

出勤時間は動かないので、迎え撃つしかなかった

普段なら、これはベッドに戻ればいいだけの話である。しかしその日は平日で、投稿者には仕事があった。休みを取るかどうか迷っている時間もない。

そこで彼が選んだのは、カフェインで正面から殴り返す作戦だった。大容量の保温タンブラーで、コーヒーを2杯分。さらに職場に着いてから、エナジードリンクを3本。眠気を打ち消すというより、体の中で全面戦争を始めたと言ったほうが近い。

その後

結果について、投稿者はこう書いている。「仕事は楽しかった。あまり覚えていない」。

覚えている範囲では、メールは何通か送ったらしい。文面はそれなりに筋が通って見えた、とのこと。ただしそこには但し書きが付いていて、「文章を整えてくれるAI(Copilot)のおかげ」だそうだ。つまり本人の頭がどこまで機能していたかは、本人にも分かっていない。

それ以外は特に問題もなく、夕方にひと眠りしたら元通りになった。締めくくりは実にあっさりしている。「起きて、うっかり夜用の錠剤を飲んで、そのまま出勤した」。

ちなみにこの告白は「自分はバカだ」という一文から始まっている。そして投稿の最後には、こんな訂正が付け加えられていた。「『犠牲者』を『ビタミン剤』に直しました。まだデクスター(連続殺人犯が主人公の海外ドラマ)期には入ってないので」。書き間違いのほうが本編より伸びる、というのは掲示板ではよくあることだ。

海外の反応

1. やらかし名無しさん
「歯を磨く、犠牲者を摂取する、着替える」。並んでいる三つのうち、明らかに一つだけ毛色が違うんだが、書いた本人は最後まで気づいていなかったのか。

2. やらかし名無しさん(>>1への返信)
その一行のせいで、以降の朝の支度が全部おそろしい儀式に見えてくる。しかも着替える前に済ませているあたり、手際の良ささえ感じてしまった。

3. やらかし名無しさん(>>1への返信)
訂正の一文が「まだデクスター期には入ってません」なのもいい。訂正になっていないというか、むしろ含みが増えている気がする。

4. やらかし名無しさん
普段はどこで犠牲者を摂取しているのか、そこが一番気になる。洗面所なのか、台所なのか。まさか寝室に常備しているわけじゃないよね。

5. やらかし名無しさん(>>4への返信)
長い夜が明けたら、犠牲者もちゃんと外に出してあげないといけない。床を汚されたら朝から掃除で、そっちのほうがよほど大きなやらかしになる。

6. やらかし名無しさん
本当にメラトニンのせいなの? 睡眠まわりの掲示板をずっと眺めているけど、そこまで劇的に効いたという話は今まで一度も見たことがない。

7. やらかし名無しさん(>>6への返信)
10mgはわりと多い部類だとは聞いたことがある。ゆっくり効くように作られているタイプもあるらしいので、そのへんは製品によって違うんじゃないかな。

8. やらかし名無しさん(>>7への返信)
とはいえ睡眠薬とは別物で、飲んだ瞬間に意識が落ちるような効き方はしないはず。少なくとも自分が飲んだときは、待っていても特に何も起きなかった。

9. やらかし名無しさん
自分の理解では、あれは眠らせる薬ではなく体内のリズムに関わるホルモンで、実際に寝る体勢に入っていないとそこまで眠気は来ないという話だったと思う。

10. やらかし名無しさん
要するに、自分で自分に暗示をかけただけなのでは。「これから眠くなるぞ」と思い込んだ瞬間に、その日の体調が全部そっちへ引っ張られるやつ。

11. やらかし名無しさん(>>10への返信)
仮に思い込みだったとしても、本人が本気で焦ってエナジードリンクを3本開けている時点で、読み物としては十分成立しているので何も問題ない。

12. やらかし名無しさん
個人的に、この話で一番のやらかしはメラトニンじゃなくてそのあとに流し込んだ量のほうだと思う。眠気より先に心臓のほうが心配になった。

13. やらかし名無しさん(>>12への返信)
大容量のタンブラー2杯にエナジードリンク3本。ざっと足すだけでもかなりの量で、眠気と戦う以前に、別の戦いが始まってしまっている。

14. やらかし名無しさん(>>13への返信)
自分も昔うっかりカフェインを大量に摂ってしまった日があって、その日の記憶がほとんど残っていない。「仕事は楽しかった、あまり覚えていない」はまさにあの状態。

15. やらかし名無しさん
一番こわいのは「メールは送った、文面はまともに見えた」のくだり。見えた、で止まっているのが不穏すぎる。誰か受け取った側の証言を持ってきてほしい。

16. やらかし名無しさん(>>15への返信)
文章を整えるAIのおかげでまともに見えた、というのがまた味わい深い。整った文面の下で、書いた本人だけが内容を覚えていない可能性がある。

17. やらかし名無しさん
効くかどうかも怪しい量で慌てて、ありもしない問題を必死に打ち消しにいっただけでは。正直、思いついた面白い流れを後から書き起こしたようにも読める。

18. やらかし名無しさん(>>17への返信)
疑う気持ちは分かるけど、朝の惰性で瓶を取り違えるところまではやたらリアルなんだよな。そこから先が多少盛ってあるだけ、という可能性もある。

19. やらかし名無しさん
自分もサプリの瓶を棚に一列で並べていて、夜用と朝用を一度取り違えたことがある。あれは飲み込んだ瞬間に、胃のあたりがすっと冷たくなる。

20. やらかし名無しさん
対策は単純で、夜に飲むものを別の場所に移せばいいだけ。同じ列に並べておくと、手が勝手に動く以上いつか必ず同じことが起きると思う。

21. やらかし名無しさん
話がそこで終わっているので、外に出してもらった犬たちがその後どうなったのかが気になる。あと夕方のひと眠りで立て直した38歳の回復力もなかなかすごい。

まとめ

置き場所をひとつ変えただけで、完成された朝のルーティンがそのまま事故になった。コメント欄は「本当にそれで眠くなるのか」と首をかしげる派、「問題はそのあとのカフェインだろう」と別方向を心配する派、そして書き間違いの「犠牲者」で遊び倒す派に、きれいに三分割された。夜に飲むものと朝に飲むものは、別の場所に置く。今日から実行できる教訓としては、なかなか優秀だと思う。

元ソース: 起きた直後にメラトニンを飲んでしまった

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